それぞれの希望の詩

救い

今日もまた何もない1日が終わった。
そんな毎日が少しずつ俺の心を蝕んでいく。
昨日と変わらない今日ではない。昨日、今日でまた少しずつ種は芽が出ることなく摘み取られていった。
生きる意味も存在する価値もない。日々緩やかに落ちていく俺を待ち受けるものは何だ。
それは死ではない。死は唯一の救いだ。それに至るまでの長い長い生という名の地獄が俺を待つ。
あそこで見える世界は何だろう。そこにはもう希望なんてどんなちっぽけなものも存在しないのだろう。
だが悔い改めるにはもう遅すぎだ。俺はこの道を進むしかない。無駄な抵抗はやめよう。この先のさらに先に確実に救いは確実に待ってくれている。俺の方から急いで向かう必要もないだろう。でも心の奥底で思う、生ている間に俺の居場所が欲しかった。