昨日より賢くなれるかも知れない本

〝匹〟と〝頭〟の違い

子犬は　１匹

恐竜は　１頭


なんとなく小さな生き物を数える時は〝匹〟を使い

大きい生き物を数える時は〝頭〟を使ってませんか？


感覚的ではありますが　その使い方に間違いはありません。


ですが〝小さな生き物〟と〝大きな生き物〟

そのボーダーラインは　ご存知ですか？


人間と比べて大きいか小さいか・・・

ざっくり書くと　これがボーダーラインです。


ただし　昔は　全ての生き物を〝匹〟で数えていたらしく

ここに〝頭〟数えが入ってきたのは海外の影響を受けて、だそうで

明治時代　海外から入って来た文献では

牛を数える際　その大きさから頭数あたまかずを数え

〝ｈｅａｄヘッド〟と表記していたんだそうです。

その〝ｈｅａｄ〟を日本語に翻訳した際

〝頭〟と記述された事が　きっかけとなり

およそ人が抱きかかえられるサイズの生き物は〝匹〟

それ以上の大きな生き物を〝頭〟と使い分ける様になっていった、と

その様な経緯があるのですが

実は　例外も多く

例えば希少価値の高いクワガタであったり

盲導犬の様に特殊な訓練を受けた動物は

そのサイズや品種に関係なく〝頭〟と呼ぶ事もあるんだとか。


このあたりの分類は　やや感覚論が多分に含まれ

実は〝匹〟も〝頭〟も主観的に分けられているケースがほとんどで

普段１匹　２匹・・・と数えている動物であっても

その動物が　実験動物となった途端　１体　２体・・・と

また違った数え方に変わったりもしますし

魚なども海を泳いでるうちは　１匹　２匹・・・でも

魚屋さんで見掛けた時には　１尾　２尾・・・と変わります。


おまけに〝鬼〟の数え方なんかは面白いんですが

人に友好的な鬼は　１人　２人・・・と数えるのに対し

悪さをする鬼に対しては　１匹　２匹・・・と数えたりする。


これは〝人〟という字を充てる事により

その鬼が人の仲間ですよ、と区別する為の表現となり

鬼　以外にも　天使や妖精を数える際にも〝人〟が用いられます。




結論。


大雑把な区分けはあるが　結局　主観で数え方は変わる！

あまり細かく考えなくてＯＫ！！

ってことで（笑）