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第1章 フォラスの町編
No.21 魔法をいろいろ覚えよう Ⅱ
しおりを挟む翌日から午前中は、足りない雑貨や食材を買い揃えたり、香辛料を探したりして町で過ごし、食事所で昼飯を食べたら小屋に帰り、魔法の修業をして、1週間すごした。
ーーーー買ったものーーーー
*バケツの様な入れ物に入った石鹸
(日本でも見たことがある、工業用の物に似ている)
*タワシの様な物
(木の繊維をほぐして纏めたようだ)
*大きめの寸胴鍋×2
(出汁の保管用と料理保管用)
*今有る物より小さめの水樽×2
(食器洗い用と、洗濯・体拭き用)
*レードル
(料理用のヒシャクの事)
*木製の椅子
(丸い座面に足が4つ付いただけの一番安かった物)
*タオルの様な物×に2枚
(タオルと言うより手拭いと言う感じ)
*まな板代わりにする木の板
(やはり鉄板だと食材が切りにくい)
バケツ石鹸が高かった、銀貨2枚に小銀貨5枚もした。2万5千円だ
寸胴鍋が小銀貨8枚×2で、1万6千円
その他細々としたものと、1週間の食費で所持金が心もとなくなった。
ーーーー〈調味料関連〉ーーーー
この世界のにも胡椒に酷似こしたものが有るそうだ。
シーラッポを捕縛した翌日の昼飯にウーシー肉の串焼きを食べに行った時、店主と世間話していたら教えてくれた。
やはり大賢者が関連してるらしい、ウーシー肉を美味しく食べる為に、どこからか苗木を探してきて、栽培したそうだ。
胡椒の木も王家が引き継ぎ、やはり一般には出回っていないそうだ、ごくまれに王家から売りに出される事が有るが、値段がバカ高い。
オークションに出すそうだが、天井知らずで値段が上がると言う事だ。
〔お前も冒険者なら、最西の森で探してみたらどうだ〕と言われた。
ーーーー魔法関連ーーーー
〈身体強化〉
身体強化イメージに魔力を流し込むやり方だと、発動はするがすぐ切れる。
このやり方だと、発動するギリギリの魔力量で発動してしまう、そしてこの魔法は発動してからの消費魔力量が多いらしい。
大体 2~3秒で切れてしまう。
発動はこのやり方の方が早いため、不意討ちなどの緊急時にとりあえず初撃をしのぐ、などの時に使おう。
それで、魔力にイメージを重ねる方だが、やはり強化時間は集めた魔力量に比例してるようだ。
どのくらいの魔力量で、持続時間がどれくらいかを把握したいが、10分の1の魔力で3日経っても切れなかったため、キャンセルの魔法で切った。
キャンセルの魔法が有るからあまり気にしなくてもよいと思うが、今後も検証する事にする。
〈ロックバレット〉
まだ森に行ってないため、魔力にイメージを重ねる撃ち方は試して無いが、弾を作っておく事にした。
そう正に弾丸だ、なるべく硬く貫通力特化の弾丸と、打撃力特化の弾丸の2種類作る事にした。
弾丸の材質は、見た目タングステン?、もしくはチタン?と言った感じだ、この世界の金属 アダマンタイトやオリハルコンなども見る機会が有ればイメージ出来るかも?知れない
直径 1㌢.長さ3㌢で、直進安定性と貫通力向上のあめ、回転するように溝が掘られた弾丸と
直径 3㌢.長さ6㌢で、先端を鉛をイメージした物にしてみた、鉛の方が打撃力が強いと聞いた気がしたからだ。
夜の寝る前に、一回に10分の1の魔力で10個ずつを4~5回行った。
初めての時に魔力切れ直前まで魔力を使い、かなりの気持ち悪さを経験した。
貫通特化弾を300個、打撃特化を50個程ストック出来た。
〈バリア〉
これは、すぐにイメージ出来た。
まず自分を中心に、直径3㍍ 高さ 2㍍の、ドーム状で、材質は硬質プラスチックをイメージした。
イメージに魔力を流すやり方で、5分くらい持った。
難点は中から攻撃が出来ない事と、移動出来ない事
魔力にイメージを重ねる方で、自分が中にいると出られなくなるので、自分の前に作り出し、このバリアで魔法キャンセルの修業をした。
この1週間でバリアに手を付いていれば、キャンセル出来るようになった。
今後はバリアを張りながら、移動出来る様にイメージを作って行く予定。
それと縦 ,横2㍍程のバリアの壁を自分の前に出し、それを自在に動かせる様な魔法を考えているが、イメージが固まらない。
〈雷撃〉
これは難しい、雷を手に発生させると自分が電撃を喰らうのだ、最初に静電気の電撃くらいをイメージして、助かった……
下手にデカイ雷をイメージしてたら、死んでたかも………
雷撃をするなら、相手の頭の上に魔力を集めないと、使えない。
自分の体から離れた場所に魔力を集める修業をせねば。
〈魔力感知〉
これは魔法ではなく、スキルに属すると言う事を、ベインと話した記憶がリュウジにあった。
魔法で、似たような事をするなら索敵魔法になる。
自分の魔力を周囲に放ち、敵を探す魔法だ、探す範囲の指定のイメージがなかなか掴めなかったが、少しずつ範囲を拡げ。
1週間で50㍍程の範囲の索敵が出来る様になった。
明日は森に行って弾を飛ばしてみよう、持ち金も少なくなってるし、薬草も採集しないとな。
朝、すぐ出られる様にスベンソンにこの1週間で買ったものを別空間にしまってもらい、眠りについた。
スベンソンに買ったものを預けるのは、泥棒対策でもある。
こんな小屋に入る泥棒はいないと思うが、もしもの事が有る。
この1週間、町で派手に買い物したから誰かが変な気を起こすかも知れない。
バケツ石鹸が盗まれたら大ショックだ。
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農地申請が通らず、落胆してる…
仕方ない、とりあえず薬草でも採集して来るか
前の町見たいに最低値での引き取りにならなきゃいいが……
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やっぱりか、予想は出来たが、まさか前の町より酷いとは……
「どうせ子どもの小遣い稼ぎだろ」だって?
ふざけるなー!! あのニヤけた買い取り担当、必ず殺してやる
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ヤツだけじゃなかった。
受け付けカウンターの全員グルになりやがって!!
クソッ、もう冒険者ギルドには持って来ねぇ
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腹へってしゃがみ込んでたら、酔っ払った 武器.防具屋の店主に話しかけられた。
店先で邪魔だからドケって… スマンが腹へって動けねぇんだ……
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
なんか飯食わしてくれた
これまでの事を話したら、商業ギルドのアリアって女の所に行って、この手紙と薬草を出せと言われた
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