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  第1章  フォラスの町編

 No.11 冒険者ギルドへ

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 あの女の子が死んでから、1人で居る事がほとんどのようだ。
他に友達いなかったのか? あ!スベンソンが居たわ


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あの男の子が、何人かの子供に囲まれてる、どうした? イジメか?
 子供の1人が、壊れたオモチャを突き出して喚❨わめ❩く、スベンソンがやったんだろって??
 スベンソンがそんな事するわけ無いだろ。
 あ!! ケンカになった、多勢に無勢の上に年上も居るんだ、勝てる訳無いわな。


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 孤児院で完全に孤立したようだ、何かあるたんびに絡❨から❩まれてる。
…………え???スベンソンの食費が負担になるから、捨ててこい?
 元からスベンソンの食事なんて貰❨もら❩ってないだろ 


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 ……ああ、また絡まれてる
 備蓄の食材の減りが早い?? スベンソンが食ったんだろって?
 ふざけるな!!スベンソンはネズミとか虫とか捕まえて食べてるよ、むしろ食材を守ってるんだぞ


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 ああ、早く10歳にならないかな、10歳になれば、見習い冒険者に登録できる。
 そしたらこんな所、直ぐ出てくよ……


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 10歳になった、俺はスベンソンに話しかけた、〔もう、ここを出て行くけど、ずっと一緒に居ような〕
 少し前から、俺の言ってる事を理解してるような気がして話しかけたが……
 返事は期待して無かった。

  『うん、ずっと一緒に居ようね』

 スベンソンから返事が来た
 物凄く嬉しかった
 ただひたすら嬉しかった
 嬉しすぎて泣いた………
 …………涙が止まらなかった……………… 



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  朝が来たようだ
 俺は ゆっくり目を開けた……

 「知らない天井❨てんじょう❩だ…………」  








…………………ただ、言ってみただけだ………………

 わかってるよ、ここはリュウジの小屋だって。


 ゆっくり体を起こした、頬❨ほほ❩を水が伝❨つた❩う
 俺は泣いてるのか!! さっきの夢のせいか??

 そう言えば、最初は男の子を空から眺❨なが❩めてる感じだったけど、途中から〈俺〉になってたな。
 記憶の統合が進んだって事か?


 ベッドの俺の足元にスベンソンが居る 

 『おはよう、スベンソン 昨日は君のおかげで魔法を発動出来たよ。
ありがとう』

 『おはよう~リュウジ、今日はどうするの?
   また森に採集に行く?』

 『いや、今日は冒険者ギルドに報告に行かなきゃならない。
 それに昨日は血を流し過ぎたから、まだ体調が万全じゃないから、今日は休むよ。それに、いろいろ買い揃えなきゃいけないしな』

 そうだ昨日無くした装備や防具を買わないと。
 金 足りるかな?
  フォレストウルフの牙と魔石が、良い値で売れるといいんだが 

 ベッドから起き出し、喉が渇いていたので、昨日 回復薬の空容器に汲❨く❩んでおいた水を飲んだ。

 「ぐ、なんだこれ 飲めなくは無いが、なんかエグイ
 魔力で作ったからか?
 これじゃあ、洗い物にしか使えないな」

 俺は体を拭くため、着ている服を脱いで、裸になった 
 スベンソンが満タンにしてくれた水樽の前に行く。

 ふと気になって 水樽の水を手で掬❨すく❩って飲んでみた。

 「❗❗、普通に飲めるな、どういう事だ❓❓」

 俺とスベンソンだと、水の作り方に違いが有るのか?
 単に人間と魔物の違いか?
 それなら人間の俺が作った水が普通で、スベンソンが作った水が不味い方が正常なんじゃないか?

 わからんな~ でも、ま、いいか!! スベンソンが居れば水筒いらないって事だ。
 スベンソンの万能感がハンパ無いな。

 きれいな水を汚すのはもったいないので、
 フォレストウルフにズタボロにされた上着を、手で掬った水で濡らし、体を拭❨ぬぐ❩った。

 「さてと、冒険者ギルドに報告に行かないとな~」

 門番のガンスさんに、報告するように言われてるからな

 服を着て、道具袋と剣を腰に装着した

 『行くよ~スベンソン、朝飯は屋台の串焼きでいいか?』

 『うん、いいよ~』 

 スベンソンと共に冒険者ギルドに向かって歩き出した


 


 






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