5 / 26
うそつきと言われるのは心外です
しおりを挟む
蔓をチーズに刺して炙るという技を編み出し、お昼はパンにチーズとレタスを挟んだサンドイッチになった。
体力勝負なので肉をかじるのは外せない。
「1日ノルマ何本かな。これ、無理じゃない?」
まだ今から二本目を抜くところだ。簪として使えるように10本ぐらい形を整えていたら、結構時間をくってしまった。
まきでいこう、と思いながら、力一杯茎を引っこ抜いた。
二本目が抜けて、みるみるうちに硬化していく。
黒くなった二本目に巻き付いている蔓は、鮮やかな緑でよく目立つ。
「んん?」
全部はずさないと抜けないんじゃなかったっけ?
あ、これ騙されたわ。地味で面倒な無駄な作業をさせられたんだわ。
試しに、絡み合いまくっている茎を抜いてみた。
蔓が引っ張られて抵抗があったものの、普通に抜ける。何てこった…。
硬くなった蔓を、後からパキパキと折る方が何十倍早い。
真直ぐに伸びた黒く硬い茎は、そのまま槍として使えそうだ。
絶対にやらないけど、気分的には刺すぞコラァって感じだわ。
無駄なことさせられるのが一番嫌いなの!って文句を言いに行ってやる!
***
「こんにちは、…アンリちゃんだね!レトラ抜きやらされてるんだって?お疲れ様~」
詰め所に行くと、怒りをぶつけたかったキースさんは居なかった。
そういえば赤毛のクロードがって言ってたっけ。
「お疲れ様です。もうお聞きかもしれませんが、記憶喪失で困っていた所を拾っていただいた杏理です。クロードさんですかね?記憶がなくてご迷惑おかけしますがどうぞよろしくお願いします!」
大事な所なので強調しといた!
赤毛がツンツンはねてるクロードさんは、若そうで可愛い感じ。
グレイさんが昨日着てた軍服みたいなやつよりも飾り毛羽がないから、新人くんかもしれない。
「うん、よろしくね。クローアルドです。そのままクロードでいいよ。…アンリちゃんは記憶喪失なんだね!」
「はいはい!そうなんですよ!だからすぐ騙されますから、意地悪しないで下さいね」
目の前でうんうんと頷いて了解してくれるクロードさんは、天使じゃなかろうか!?
ここにきてようやく記憶喪失を信じてくれたよ…!
「昨日預かったマントはサーチにかけてるとこなんだけど、自分のものじゃないって言ったんだって?どうしてそれは覚えてたの?」
笑顔を浮かべたまま首をこてんと傾げられたら。
あざと可愛いなコイツ。痛いとこ付いてくるけど。
「見覚えがなかったから、私のじゃないな~と思いまして…。んー、まぁこの街自体見覚えがないんですけど、とにかく何か違和感があって、違うなと」
「キース先輩は、君はどこかのお嬢様で、攫われて来たんじゃないかって言ってたけど…」
「それはないですね、多分。お嬢なんて縁がない一般人ですよきっと。自炊も身支度もちゃんとできますから!」
「それはよかった。食べ方や言葉まで忘れてたら、大変だったもんね。はいこれ追加の食料。これを取りに来たんだよね」
渡された紙袋の中をチェックしてみる。
瓶に入った赤いもの。ジャムかな?と、パンと肉と玉ねぎとトマト2つ。後はまた果物っぽいものと、白い粉。
「この粉なんですか?」
「ミルクだよ。…水に溶かすとミルクになるやつ」
粉ミルクか。もらっても使いどころがないけど、まぁ置いとこう。
コーヒーがGETできたらいっぱい使うし。
「そういえば包丁とかフライパンってないですか?料理できたら助かるんですけど」
「あ、ないのか!ごめんね気がつかなくて…後で持っていくよ。って、朝ご飯とかどうしてたの?」
「パンはちぎって食べれたし、肉は齧りましたね」
「そっか、逞しいね」
…褒められてる、のか?
「休憩がてらお茶でもどう?甘いものは好きかな」
「好きですいただきます!」
「これね、近所のルミカさんが差し入れにくれたクッキー。美味しいよ」
兵士大人気だな!昨日も差し入れ貰ってなかったっけ。
街を護ってくれてるからだけじゃなさそう、おモテになりますなぁ。
昨日と同じく椅子にお邪魔すると、今日はオレンジジュースを出してもらえた。
ありがとうございます。
「アンリちゃんが来る前に、おれもレトラ抜きさせられたんだ。凄い疲れたよ…外でモンスター退治してた方が楽だよあれは」
いるのか、モンスター。ルンファクだったか。
「1日で最高20本も抜いたよ、凄くない?」
「凄いですね、私なんて普通にやってたらまだ4本ぐらいですよ。クロードさんまじめなんですね。私、裏技で一気に全部抜いちゃいましたよ」
「ん?」
「あ、あと半分残ってますけどね。明日で終わります。畑仕事が終わっても住んでていいんでしょうか?」
「………」
「……あ、食べすぎですか?」
さくさくクッキーを遠慮なく貪っている私を、急に笑顔を消して真顔になったクロードさんがガン見してくる。
そんなに見られると恥ずかしいのですがー!
「あははは、何それ冗談?…おれさ、嘘つきと金持ちには敏感なんだけど、アンリちゃんは全然読めないや!」
「……私嘘なんか言いませんけど」
うそ。嘘ついてる。
本当は記憶喪失じゃないってやつ。
でもさ、これ、私って無許可で勝手に一方的に召喚された被害者なのに、何で私が気ぃつかって嘘をつく立場にならなきゃいけないの?おかしくない?
また腹立つ案件増えたわー。
「そういえば何歳?」
「あー、16歳でーす」
「ふ~ん、へー。おれ19だから年下だねぇ」
うーそーだーよ~!
「アンリちゃん学校は行ってたの?読み書きできる?」
「できるできる。できるけど、あのさ、16歳うそだから。おねーさん21だから」
「うん、まぁ嘘なのは分かってたけどさ。アンリちゃんって素直だよね。表情出すぎ」
あ、コイツむかつく。
友達の弟と同じ、なめた態度だ。
「とにかく、私もマントの持ち主が気になってるから、分かったら教えてくださいね!」
片手に食糧の紙袋。反対にクッキーを掴めるだけ掴んで、私はキレ気味に詰め所を後にした。
体力勝負なので肉をかじるのは外せない。
「1日ノルマ何本かな。これ、無理じゃない?」
まだ今から二本目を抜くところだ。簪として使えるように10本ぐらい形を整えていたら、結構時間をくってしまった。
まきでいこう、と思いながら、力一杯茎を引っこ抜いた。
二本目が抜けて、みるみるうちに硬化していく。
黒くなった二本目に巻き付いている蔓は、鮮やかな緑でよく目立つ。
「んん?」
全部はずさないと抜けないんじゃなかったっけ?
あ、これ騙されたわ。地味で面倒な無駄な作業をさせられたんだわ。
試しに、絡み合いまくっている茎を抜いてみた。
蔓が引っ張られて抵抗があったものの、普通に抜ける。何てこった…。
硬くなった蔓を、後からパキパキと折る方が何十倍早い。
真直ぐに伸びた黒く硬い茎は、そのまま槍として使えそうだ。
絶対にやらないけど、気分的には刺すぞコラァって感じだわ。
無駄なことさせられるのが一番嫌いなの!って文句を言いに行ってやる!
***
「こんにちは、…アンリちゃんだね!レトラ抜きやらされてるんだって?お疲れ様~」
詰め所に行くと、怒りをぶつけたかったキースさんは居なかった。
そういえば赤毛のクロードがって言ってたっけ。
「お疲れ様です。もうお聞きかもしれませんが、記憶喪失で困っていた所を拾っていただいた杏理です。クロードさんですかね?記憶がなくてご迷惑おかけしますがどうぞよろしくお願いします!」
大事な所なので強調しといた!
赤毛がツンツンはねてるクロードさんは、若そうで可愛い感じ。
グレイさんが昨日着てた軍服みたいなやつよりも飾り毛羽がないから、新人くんかもしれない。
「うん、よろしくね。クローアルドです。そのままクロードでいいよ。…アンリちゃんは記憶喪失なんだね!」
「はいはい!そうなんですよ!だからすぐ騙されますから、意地悪しないで下さいね」
目の前でうんうんと頷いて了解してくれるクロードさんは、天使じゃなかろうか!?
ここにきてようやく記憶喪失を信じてくれたよ…!
「昨日預かったマントはサーチにかけてるとこなんだけど、自分のものじゃないって言ったんだって?どうしてそれは覚えてたの?」
笑顔を浮かべたまま首をこてんと傾げられたら。
あざと可愛いなコイツ。痛いとこ付いてくるけど。
「見覚えがなかったから、私のじゃないな~と思いまして…。んー、まぁこの街自体見覚えがないんですけど、とにかく何か違和感があって、違うなと」
「キース先輩は、君はどこかのお嬢様で、攫われて来たんじゃないかって言ってたけど…」
「それはないですね、多分。お嬢なんて縁がない一般人ですよきっと。自炊も身支度もちゃんとできますから!」
「それはよかった。食べ方や言葉まで忘れてたら、大変だったもんね。はいこれ追加の食料。これを取りに来たんだよね」
渡された紙袋の中をチェックしてみる。
瓶に入った赤いもの。ジャムかな?と、パンと肉と玉ねぎとトマト2つ。後はまた果物っぽいものと、白い粉。
「この粉なんですか?」
「ミルクだよ。…水に溶かすとミルクになるやつ」
粉ミルクか。もらっても使いどころがないけど、まぁ置いとこう。
コーヒーがGETできたらいっぱい使うし。
「そういえば包丁とかフライパンってないですか?料理できたら助かるんですけど」
「あ、ないのか!ごめんね気がつかなくて…後で持っていくよ。って、朝ご飯とかどうしてたの?」
「パンはちぎって食べれたし、肉は齧りましたね」
「そっか、逞しいね」
…褒められてる、のか?
「休憩がてらお茶でもどう?甘いものは好きかな」
「好きですいただきます!」
「これね、近所のルミカさんが差し入れにくれたクッキー。美味しいよ」
兵士大人気だな!昨日も差し入れ貰ってなかったっけ。
街を護ってくれてるからだけじゃなさそう、おモテになりますなぁ。
昨日と同じく椅子にお邪魔すると、今日はオレンジジュースを出してもらえた。
ありがとうございます。
「アンリちゃんが来る前に、おれもレトラ抜きさせられたんだ。凄い疲れたよ…外でモンスター退治してた方が楽だよあれは」
いるのか、モンスター。ルンファクだったか。
「1日で最高20本も抜いたよ、凄くない?」
「凄いですね、私なんて普通にやってたらまだ4本ぐらいですよ。クロードさんまじめなんですね。私、裏技で一気に全部抜いちゃいましたよ」
「ん?」
「あ、あと半分残ってますけどね。明日で終わります。畑仕事が終わっても住んでていいんでしょうか?」
「………」
「……あ、食べすぎですか?」
さくさくクッキーを遠慮なく貪っている私を、急に笑顔を消して真顔になったクロードさんがガン見してくる。
そんなに見られると恥ずかしいのですがー!
「あははは、何それ冗談?…おれさ、嘘つきと金持ちには敏感なんだけど、アンリちゃんは全然読めないや!」
「……私嘘なんか言いませんけど」
うそ。嘘ついてる。
本当は記憶喪失じゃないってやつ。
でもさ、これ、私って無許可で勝手に一方的に召喚された被害者なのに、何で私が気ぃつかって嘘をつく立場にならなきゃいけないの?おかしくない?
また腹立つ案件増えたわー。
「そういえば何歳?」
「あー、16歳でーす」
「ふ~ん、へー。おれ19だから年下だねぇ」
うーそーだーよ~!
「アンリちゃん学校は行ってたの?読み書きできる?」
「できるできる。できるけど、あのさ、16歳うそだから。おねーさん21だから」
「うん、まぁ嘘なのは分かってたけどさ。アンリちゃんって素直だよね。表情出すぎ」
あ、コイツむかつく。
友達の弟と同じ、なめた態度だ。
「とにかく、私もマントの持ち主が気になってるから、分かったら教えてくださいね!」
片手に食糧の紙袋。反対にクッキーを掴めるだけ掴んで、私はキレ気味に詰め所を後にした。
0
お気に入りに追加
218
あなたにおすすめの小説
魔女の弾く鎮魂曲
結城芙由奈
ファンタジー
【魔女フィーネが姿を消して300年…その名は今も語り継がれる】
かつて親族と愛する婚約者に裏切られ、恐ろしい魔女と化したフィーネ。彼女はこの上ないほどの残虐非道な方法で城中の人間を殺害し…城を燃やし、その痕跡は何も残されてはいない。しかし今尚、血に塗れたアドラー城跡地は呪われた場所として人々に恐れられ、300年を隔てた今も…語り継がれている―。
『闇に捕らわれたアドラーの魔女』の続編です
※他サイトでも投稿中
※10話以内の短編です
【完結】国外追放の王女様と辺境開拓。王女様は落ちぶれた国王様から国を買うそうです。異世界転移したらキモデブ!?激ヤセからハーレム生活!
花咲一樹
ファンタジー
【錬聖スキルで美少女達と辺境開拓国造り。地面を掘ったら凄い物が出てきたよ!国外追放された王女様は、落ちぶれた国王様゛から国を買うそうです】
《異世界転移.キモデブ.激ヤセ.モテモテハーレムからの辺境建国物語》
天野川冬馬は、階段から落ちて異世界の若者と魂の交換転移をしてしまった。冬馬が目覚めると、そこは異世界の学院。そしてキモデブの体になっていた。
キモデブことリオン(冬馬)は婚活の神様の天啓で三人の美少女が婚約者になった。
一方、キモデブの婚約者となった王女ルミアーナ。国王である兄から婚約破棄を言い渡されるが、それを断り国外追放となってしまう。
キモデブのリオン、国外追放王女のルミアーナ、義妹のシルフィ、無双少女のクスノハの四人に、神様から降ったクエストは辺境の森の開拓だった。
辺境の森でのんびりとスローライフと思いきや、ルミアーナには大きな野望があった。
辺境の森の小さな家から始まる秘密国家。
国王の悪政により借金まみれで、沈みかけている母国。
リオンとルミアーナは母国を救う事が出来るのか。
※激しいバトルは有りませんので、ご注意下さい
カクヨムにてフォローワー2500人越えの人気作
ぽっちゃり女子の異世界人生
猫目 しの
ファンタジー
大抵のトリップ&転生小説は……。
最強主人公はイケメンでハーレム。
脇役&巻き込まれ主人公はフツメンフツメン言いながらも実はイケメンでモテる。
落ちこぼれ主人公は可愛い系が多い。
=主人公は男でも女でも顔が良い。
そして、ハンパなく強い。
そんな常識いりませんっ。
私はぽっちゃりだけど普通に生きていたい。
【エブリスタや小説家になろうにも掲載してます】
行き遅れだけど…貰っちゃってオケ?
奇茶 絡
恋愛
実は乙女ゲームの舞台になっている異世界にクラス転移した後、1人で飛び出してった現在スローライフ中の性別不詳っ子と、実は乙女ゲームの悪役だった自暴自棄な騎士様のお話。
一章は、性別不詳っ子が、推しへの愛を語るだけ。
二章は、騎士様視点とおまけ。
死霊王は異世界を蹂躙する~転移したあと処刑された俺、アンデッドとなり全てに復讐する~
未来人A
ファンタジー
主人公、田宮シンジは妹のアカネ、弟のアオバと共に異世界に転移した。
待っていたのは皇帝の命令で即刻処刑されるという、理不尽な仕打ち。
シンジはアンデッドを自分の配下にし、従わせることの出来る『死霊王』というスキルを死後開花させる。
アンデッドとなったシンジは自分とアカネ、アオバを殺した帝国へ復讐を誓う。
死霊王のスキルを駆使して徐々に配下を増やし、アンデッドの軍団を作り上げていく。
婚約破棄された検品令嬢ですが、冷酷辺境伯の子を身籠りました。 でも本当はお優しい方で毎日幸せです
青空あかな
恋愛
旧題:「荷物検査など誰でもできる」と婚約破棄された検品令嬢ですが、極悪非道な辺境伯の子を身籠りました。でも本当はお優しい方で毎日心が癒されています
チェック男爵家長女のキュリティは、貴重な闇魔法の解呪師として王宮で荷物検査の仕事をしていた。
しかし、ある日突然婚約破棄されてしまう。
婚約者である伯爵家嫡男から、キュリティの義妹が好きになったと言われたのだ。
さらには、婚約者の権力によって検査係の仕事まで義妹に奪われる。
失意の中、キュリティは辺境へ向かうと、極悪非道と噂される辺境伯が魔法実験を行っていた。
目立たず通り過ぎようとしたが、魔法事故が起きて辺境伯の子を身ごもってしまう。
二人は形式上の夫婦となるが、辺境伯は存外優しい人でキュリティは温かい日々に心を癒されていく。
一方、義妹は仕事でミスばかり。
闇魔法を解呪することはおろか見破ることさえできない。
挙句の果てには、闇魔法に呪われた荷物を王宮内に入れてしまう――。
※おかげさまでHOTランキング1位になりました! ありがとうございます!
※ノベマ!様で短編版を掲載中でございます。
追放された薬師は騎士と王子に溺愛される 薬を作るしか能がないのに、騎士団の皆さんが離してくれません!
沙寺絃
ファンタジー
唯一の肉親の母と死に別れ、田舎から王都にやってきて2年半。これまで薬師としてパーティーに尽くしてきた16歳の少女リゼットは、ある日突然追放を言い渡される。
「リゼット、お前はクビだ。お前がいるせいで俺たちはSランクパーティーになれないんだ。明日から俺たちに近付くんじゃないぞ、このお荷物が!」
Sランクパーティーを目指す仲間から、薬作りしかできないリゼットは疫病神扱いされ追放されてしまう。
さらにタイミングの悪いことに、下宿先の宿代が値上がりする。節約の為ダンジョンへ採取に出ると、魔物討伐任務中の王国騎士団と出くわした。
毒を受けた騎士団はリゼットの作る解毒薬に助けられる。そして最新の解析装置によると、リゼットは冒険者としてはFランクだが【調合師】としてはSSSランクだったと判明。騎士団はリゼットに感謝して、専属薬師として雇うことに決める。
騎士団で認められ、才能を開花させていくリゼット。一方でリゼットを追放したパーティーでは、クエストが失敗続き。連携も取りにくくなり、雲行きが怪しくなり始めていた――。
転生領主の領地開拓 -現代の日本の知識は最強でした。-
俺は俺だ
ファンタジー
今年二十歳を迎えた信楽彩生《しんらくかやせ》は突如死んでしまった。
彼は初めての就職にドキドキし過ぎて、横断歩道が赤なことに気がつかず横断歩道を渡ってしまった。
そんな彼を可哀想に思ったのか、創造神は彩生をアルマタナの世界へと転生させた。
彼は、第二の人生を楽しむと心に決めてアルマタナの世界へと旅だった。
※横読み推奨 コメントは読ませてもらっていますが、基本返信はしません。(間が空くと、読めないことがあり、返信が遅れてしまうため。)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる