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第四章 転校生は勇者
Seira 6. ななちゃんに迫る影
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「ふん、ふん、ふ~~~ん!」
「今日は随分、念入りに体を洗っておるな!」
次の日曜日、訓練の終わった後のお風呂で、いつもより時間をかけて体を洗うゆみちゃんを見て、まおちゃんが言う。
「そ、そんなことないと思うけど...」
そう言いながらもゆみちゃんはななちゃんの言葉を思い出していた。
『いいよ...ゆみちゃんなら...』
(さ、さすがに今日ってことはないと思うけど、念のために...特に大事な所は嫌われないようにしっかりと!)
そう思いながらゆみちゃんは鏡も使いながら、何度も全身を確認しているのだった。
そして...
「今日はお昼はいいのかい?」
セーラちゃんが二人を見送りに門まで出てきていた。
「うん!友達を待たせてるから...ってもうこんな時間!急がないと!!」
ゆみちゃんが言うと、
「なら、あんなに長湯せねばよいのに...」
女心の分からないまおちゃんはそう言って呆れていた。
「じゃあ!」
ゆみちゃんがまおちゃんの背に乗ったその時、急に辺りに暗雲が立ち込める。
「くっ!これは魔物の!!」
セーラちゃんが叫ぶ。
「ふむ。それにこの空気、大物じゃな...」
まおちゃんも鋭い顔つきに変わった。
「どうする?逃げるなら今のうちだが...」
セーラちゃんが二人に聞く。
ゆみちゃんとまおちゃんは顔を見合わせる。
「私は放っておけないけど...」
「ふむ...しかし、そうするとバレてしまうな...」
「・・・」
二人は決心がつかなかった。
そうしているうちに、魔物の群れがゆみちゃんたちを囲んでいた。20匹ほどいる。
「もう逃げられぬか...」
まおちゃんがつぶやいた。
「ドシン!!」
ゆみちゃんたちの前に巨大なドラゴンが下り立つ。
「お前が勇者だな!!」
低い、恐ろしい声でセーラちゃんに向かって話す。
「そうだ!この子たちはただの来客だ!関係ない!私一人が相手をしよう!」
セーラちゃんがドラゴンに答える。
「はっ、はっ、は!!」
ドラゴンは大声で馬鹿にしたように笑う。
「何がおかしい!」
セーラちゃんが鋭い声を上げると、ドラゴンはまおちゃんに向き直った。
「魔王様!さすがです!勇者を騙してここまでおびき寄せるとは!さあ、皆で勇者を亡き者にしましょう!!」
と言って、ニヤリと笑う。
「あなた!!」
ゆみちゃんがドラゴンを睨むが、
「まあ、待て!」
まおちゃんが言った。
「そなたたちは魔族、つまりは妾のしもべじゃ!魔王の名において命令する!今すぐ撤退せよ!!」
それを聞いたドラゴンは周りを取り囲む魔物たちに向かって言う。
「皆、聞いたか?!魔王様は勇者を倒すチャンスをみすみす見逃せと仰っておられる。皆はそれでもこの者を王と崇めるか?」
すると、魔物たちが口々に不平を言う。
「とても魔王様の言葉とは思えぬ!」
「魔王様は我らよりも人間をとるのか!」
「この裏切者!!」
その言葉に、ゆみちゃんが怒る。
「あなたたちの王様でしょ!王様には王様の考えがあるのよ!!まおちゃんを馬鹿にするなんて許せない!!」
しかしブーイングは止まらない。
「人間ごときが何を言う!」
「勇者亡き後で喰ってやろう!!」
そこでまおちゃんが口を開いた。
「妾に敵対するか?そなたらごときが妾に勝てるとでも?死にたくなければすぐに退散せよ!!」
それはゆみちゃんも聞いたことのない凄みのある声だった。
騒いでいた魔物たちが一瞬で黙る。ブルブル震えているものもいた。
するとリーダーのドラゴンが口を開いた。
「さて勇者よ。どうする?我ら雑魚の魔物を退治するか、それとも諸悪の根源の魔王を退治するか...」
「あなたたち、それが目的で!!」
ゆみちゃんが魔物たちの真の目的を理解する。
それはまおちゃんとセーラちゃんを互いに戦わせることだったのだ。しかし、
「ふん!知れたこと!!」
セーラちゃんは何のためらいもなく答える。
「セーラちゃん!!違うの!!まおちゃんは!!」
ゆみちゃんが必死に説得しようとするが、
「お前たちの主人を倒すだけだ!!」
セーラちゃんは無情にも言い放った。
「そんな!!」
ゆみちゃんが絶望の表情になる。
「はっ、はっ、は!さすが勇者!見事な判断だ!」
ドラゴンが楽しそうに笑っている。すると、
「何を勘違いしている!」
セーラちゃんがドラゴンを睨みつけた。
「うっ!!」
その眼力に巨大なドラゴンが一歩、後ずさる。
「私はお前たちの主人と言ったんだ。聞いてなかったのか?」
セーラちゃんがそう尋ねる。
「だからそれはここにいる魔王...」
ドラゴンが答えようとするが、
「違う!!私が何も知らないとでも思っているのか!!」
セーラちゃんがそれを遮り、恫喝した。
「うっ!」
ドラゴンは何も言えなくなる。
「えっ?!どういう事?」
ゆみちゃんが聞くと、セーラちゃんは言う。
「すまん。まお君が魔王であることは知っていた。ただ、ゆみ君との様子を見ていて、倒すべき魔王ではないと知った...」
「倒すべき魔王?」
意味深な言い方にゆみちゃんは首を傾げる。
「本当に倒すべきはこいつらを操っている存在だ!私はこいつらを葬った後、そいつを見つけ出し、倒すつもりでいる!まお君、ゆみ君、すまないが手伝ってくれないか!」
そう言って、セーラちゃんは頭を下げた。
「ははははは!!」
それを聞いたまおちゃんは楽しげに笑い出した。
「ま、まおちゃん。どうしたの?!」
ゆみちゃんがビックリして聞くと、
「いや、楽しそうだと思ってな!今までこそこそと妾をつけ狙っていた者がついに正体を現したか!!面白い!セーラよ!共に倒そうではないか!!」
「まお君...」
まおちゃんの言葉にセーラちゃんは少し、胸に来ているようだった。
「くっ!ならば二人まとめて倒すのみ!!」
ドラゴンが言うと、
「出来るものならやってみよ!!すまぬ。セーラよ!一時的に我がしもべになってくれぬか...そうせぬと共に戦えぬ...」
まおちゃんがそう言うと、
「勇者が魔王のしもべか...面白そうじゃないか!共に巨悪を倒そう!!」
その瞬間、まおちゃんたちは戦闘空間に転移した...
一方、その頃、
「ふん、ふん、ふ~~~ん!」
お風呂で念入りに体を洗っている少女が一人。
「あっ!もうすぐゆみちゃんが来ちゃう!ちょっと時間かけすぎちゃった...」
ななちゃんが慌ててお風呂から出ようとする。
しかし、振り返ると鏡でもう一度、全身を確認する。
「き、今日は何もないと思うけど念のため...ゆみちゃん、綺麗だから緊張しちゃうな...私の体、見たらがっかりしちゃうかも...」
そう言うと、少し悲しそうな顔になる。
「でも最大限の事はしたし、あそこも...ちゃんと清潔にしたし...」
そう言うと、顔が赤くなる。
「あっ!いけない!服も選ばないといけないし髪も乾かさなきゃ!あ~~~ん!間に合うかな...」
そう言うと、浴室から出ていく。
「下着...どれにしよう...」
脱衣所にはななちゃんの持っている下着が全て並べられていた。
「やっぱり、これ!あ~~ん!でもこっちがいいかな...」
なかなか決められない。
「い、いっそのことつけないとか...」
ななちゃんの顔が赤くなる。
ななちゃんはそっと素肌にワンピースを着てみる。前にゆみちゃんが来た時に選んでもらった花柄のワンピースだ。
そして、鏡の前で服を引っ張ったり、胸を押し付けたりする。
「や、やっぱり、密着すると分かっちゃう...で、でも普通にしてたら大丈夫かも!」
と言ったもののやはり不安になる。
「バ、バレたら引かれちゃうかな...あっ!髪も乾かさなきゃ!!その間にどの下着か決めて...」
そう言ってドライヤーのスイッチを入れるとどこからか声が聞こえてきた。
「ゆみは本当に来るのか?」
「えっ!誰?どういう事?!」
ななちゃんは辺りを見回す。
しかし、誰もいないし、家族も夜まで帰ってこないはずだ。
「気のせいか...」
再び髪を乾かし出すと、
「ゆみは来ない。魔王や勇者といる方が楽しいのだ。今頃、一緒に遊んでいることだろう...」
また、声が聞こえる。その声は不思議と無視できない。それに聞けば聞くほど不安になってくる。
「そ、そんなことない!!『五時までに来る』って約束したもん!!」
ななちゃんは大きな声を出して不安をかき消そうとする。しかし、
「ほう...では、もし五時までに来なかったら...」
「やめて!!」
ななちゃんは大声を上げ、耳を塞ぐ。
しかし、声は頭の中に響いてくる。
「何度でも言ってやろう。ゆみは来ない。魔王や勇者といる方が楽しいのだ!!」
「やめて~~~~!!!」
ななちゃんはその声を聞くたびに顔色が悪くなっていく...そして、
「ゆみちゃん...きっと来てくれる...でも...五時までに来なかったら...」
ななちゃんはそうつぶやくと、下着をつけることも忘れ、玄関へとゆっくり歩いていった...
「今日は随分、念入りに体を洗っておるな!」
次の日曜日、訓練の終わった後のお風呂で、いつもより時間をかけて体を洗うゆみちゃんを見て、まおちゃんが言う。
「そ、そんなことないと思うけど...」
そう言いながらもゆみちゃんはななちゃんの言葉を思い出していた。
『いいよ...ゆみちゃんなら...』
(さ、さすがに今日ってことはないと思うけど、念のために...特に大事な所は嫌われないようにしっかりと!)
そう思いながらゆみちゃんは鏡も使いながら、何度も全身を確認しているのだった。
そして...
「今日はお昼はいいのかい?」
セーラちゃんが二人を見送りに門まで出てきていた。
「うん!友達を待たせてるから...ってもうこんな時間!急がないと!!」
ゆみちゃんが言うと、
「なら、あんなに長湯せねばよいのに...」
女心の分からないまおちゃんはそう言って呆れていた。
「じゃあ!」
ゆみちゃんがまおちゃんの背に乗ったその時、急に辺りに暗雲が立ち込める。
「くっ!これは魔物の!!」
セーラちゃんが叫ぶ。
「ふむ。それにこの空気、大物じゃな...」
まおちゃんも鋭い顔つきに変わった。
「どうする?逃げるなら今のうちだが...」
セーラちゃんが二人に聞く。
ゆみちゃんとまおちゃんは顔を見合わせる。
「私は放っておけないけど...」
「ふむ...しかし、そうするとバレてしまうな...」
「・・・」
二人は決心がつかなかった。
そうしているうちに、魔物の群れがゆみちゃんたちを囲んでいた。20匹ほどいる。
「もう逃げられぬか...」
まおちゃんがつぶやいた。
「ドシン!!」
ゆみちゃんたちの前に巨大なドラゴンが下り立つ。
「お前が勇者だな!!」
低い、恐ろしい声でセーラちゃんに向かって話す。
「そうだ!この子たちはただの来客だ!関係ない!私一人が相手をしよう!」
セーラちゃんがドラゴンに答える。
「はっ、はっ、は!!」
ドラゴンは大声で馬鹿にしたように笑う。
「何がおかしい!」
セーラちゃんが鋭い声を上げると、ドラゴンはまおちゃんに向き直った。
「魔王様!さすがです!勇者を騙してここまでおびき寄せるとは!さあ、皆で勇者を亡き者にしましょう!!」
と言って、ニヤリと笑う。
「あなた!!」
ゆみちゃんがドラゴンを睨むが、
「まあ、待て!」
まおちゃんが言った。
「そなたたちは魔族、つまりは妾のしもべじゃ!魔王の名において命令する!今すぐ撤退せよ!!」
それを聞いたドラゴンは周りを取り囲む魔物たちに向かって言う。
「皆、聞いたか?!魔王様は勇者を倒すチャンスをみすみす見逃せと仰っておられる。皆はそれでもこの者を王と崇めるか?」
すると、魔物たちが口々に不平を言う。
「とても魔王様の言葉とは思えぬ!」
「魔王様は我らよりも人間をとるのか!」
「この裏切者!!」
その言葉に、ゆみちゃんが怒る。
「あなたたちの王様でしょ!王様には王様の考えがあるのよ!!まおちゃんを馬鹿にするなんて許せない!!」
しかしブーイングは止まらない。
「人間ごときが何を言う!」
「勇者亡き後で喰ってやろう!!」
そこでまおちゃんが口を開いた。
「妾に敵対するか?そなたらごときが妾に勝てるとでも?死にたくなければすぐに退散せよ!!」
それはゆみちゃんも聞いたことのない凄みのある声だった。
騒いでいた魔物たちが一瞬で黙る。ブルブル震えているものもいた。
するとリーダーのドラゴンが口を開いた。
「さて勇者よ。どうする?我ら雑魚の魔物を退治するか、それとも諸悪の根源の魔王を退治するか...」
「あなたたち、それが目的で!!」
ゆみちゃんが魔物たちの真の目的を理解する。
それはまおちゃんとセーラちゃんを互いに戦わせることだったのだ。しかし、
「ふん!知れたこと!!」
セーラちゃんは何のためらいもなく答える。
「セーラちゃん!!違うの!!まおちゃんは!!」
ゆみちゃんが必死に説得しようとするが、
「お前たちの主人を倒すだけだ!!」
セーラちゃんは無情にも言い放った。
「そんな!!」
ゆみちゃんが絶望の表情になる。
「はっ、はっ、は!さすが勇者!見事な判断だ!」
ドラゴンが楽しそうに笑っている。すると、
「何を勘違いしている!」
セーラちゃんがドラゴンを睨みつけた。
「うっ!!」
その眼力に巨大なドラゴンが一歩、後ずさる。
「私はお前たちの主人と言ったんだ。聞いてなかったのか?」
セーラちゃんがそう尋ねる。
「だからそれはここにいる魔王...」
ドラゴンが答えようとするが、
「違う!!私が何も知らないとでも思っているのか!!」
セーラちゃんがそれを遮り、恫喝した。
「うっ!」
ドラゴンは何も言えなくなる。
「えっ?!どういう事?」
ゆみちゃんが聞くと、セーラちゃんは言う。
「すまん。まお君が魔王であることは知っていた。ただ、ゆみ君との様子を見ていて、倒すべき魔王ではないと知った...」
「倒すべき魔王?」
意味深な言い方にゆみちゃんは首を傾げる。
「本当に倒すべきはこいつらを操っている存在だ!私はこいつらを葬った後、そいつを見つけ出し、倒すつもりでいる!まお君、ゆみ君、すまないが手伝ってくれないか!」
そう言って、セーラちゃんは頭を下げた。
「ははははは!!」
それを聞いたまおちゃんは楽しげに笑い出した。
「ま、まおちゃん。どうしたの?!」
ゆみちゃんがビックリして聞くと、
「いや、楽しそうだと思ってな!今までこそこそと妾をつけ狙っていた者がついに正体を現したか!!面白い!セーラよ!共に倒そうではないか!!」
「まお君...」
まおちゃんの言葉にセーラちゃんは少し、胸に来ているようだった。
「くっ!ならば二人まとめて倒すのみ!!」
ドラゴンが言うと、
「出来るものならやってみよ!!すまぬ。セーラよ!一時的に我がしもべになってくれぬか...そうせぬと共に戦えぬ...」
まおちゃんがそう言うと、
「勇者が魔王のしもべか...面白そうじゃないか!共に巨悪を倒そう!!」
その瞬間、まおちゃんたちは戦闘空間に転移した...
一方、その頃、
「ふん、ふん、ふ~~~ん!」
お風呂で念入りに体を洗っている少女が一人。
「あっ!もうすぐゆみちゃんが来ちゃう!ちょっと時間かけすぎちゃった...」
ななちゃんが慌ててお風呂から出ようとする。
しかし、振り返ると鏡でもう一度、全身を確認する。
「き、今日は何もないと思うけど念のため...ゆみちゃん、綺麗だから緊張しちゃうな...私の体、見たらがっかりしちゃうかも...」
そう言うと、少し悲しそうな顔になる。
「でも最大限の事はしたし、あそこも...ちゃんと清潔にしたし...」
そう言うと、顔が赤くなる。
「あっ!いけない!服も選ばないといけないし髪も乾かさなきゃ!あ~~~ん!間に合うかな...」
そう言うと、浴室から出ていく。
「下着...どれにしよう...」
脱衣所にはななちゃんの持っている下着が全て並べられていた。
「やっぱり、これ!あ~~ん!でもこっちがいいかな...」
なかなか決められない。
「い、いっそのことつけないとか...」
ななちゃんの顔が赤くなる。
ななちゃんはそっと素肌にワンピースを着てみる。前にゆみちゃんが来た時に選んでもらった花柄のワンピースだ。
そして、鏡の前で服を引っ張ったり、胸を押し付けたりする。
「や、やっぱり、密着すると分かっちゃう...で、でも普通にしてたら大丈夫かも!」
と言ったもののやはり不安になる。
「バ、バレたら引かれちゃうかな...あっ!髪も乾かさなきゃ!!その間にどの下着か決めて...」
そう言ってドライヤーのスイッチを入れるとどこからか声が聞こえてきた。
「ゆみは本当に来るのか?」
「えっ!誰?どういう事?!」
ななちゃんは辺りを見回す。
しかし、誰もいないし、家族も夜まで帰ってこないはずだ。
「気のせいか...」
再び髪を乾かし出すと、
「ゆみは来ない。魔王や勇者といる方が楽しいのだ。今頃、一緒に遊んでいることだろう...」
また、声が聞こえる。その声は不思議と無視できない。それに聞けば聞くほど不安になってくる。
「そ、そんなことない!!『五時までに来る』って約束したもん!!」
ななちゃんは大きな声を出して不安をかき消そうとする。しかし、
「ほう...では、もし五時までに来なかったら...」
「やめて!!」
ななちゃんは大声を上げ、耳を塞ぐ。
しかし、声は頭の中に響いてくる。
「何度でも言ってやろう。ゆみは来ない。魔王や勇者といる方が楽しいのだ!!」
「やめて~~~~!!!」
ななちゃんはその声を聞くたびに顔色が悪くなっていく...そして、
「ゆみちゃん...きっと来てくれる...でも...五時までに来なかったら...」
ななちゃんはそうつぶやくと、下着をつけることも忘れ、玄関へとゆっくり歩いていった...
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