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第二部 四季姫進化の巻

第十三章 秋姫進化 13

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 十三

 長い夢を見ていた。
 夢の中では、楸は小学一年生の時のままで、ずっと、家族の面影を探して、何もない平坦な道を走り続けていた。
 走っても走っても、景色は変わらない。家族の姿も、見えない。どこに向かえばいいのかも分からず、不安だけが込み上げてきた。
 でも、立ち止まれなかった。一度足を止めれば、脳裏になんとなく感じている、家族の元に辿り着ける手掛かりさえ失われてしまう気がして、怖かった。
 だが、足はもつれて、うまく前に進めない。
 何もないところで、転んで倒れた。
 無機質な地面に横たわり、顔を埋めながら、楸は泣いた。
 もう、大切な人たちとは、二度と会えないと、気付いてしまった。
 追いかけても追いかけても、もう、姿さえ見えない場所に、皆は行ってしまった。
 走り続けても無意味だと気付いた。道の先には、望むものがない。
 途端に、分からなくなった。この先、何を目指して、どこに進んでいけばいいのだろう。
 起き上がる気力すら、沸かなかった。
 もう一生、この場所にいようか。朽ちて消滅すれば、そのうち、家族の元に辿り着けるかもしれない。
 楸の中で燃えていた、小さな蝋燭の炎が、静かに消えた。
 闇に飲まれる感覚を受け入れながら、楸はゆっくりと、目を閉じた。
 だが、何かが、楸の眠りを妨げた。誰かに、体を抱き起された。
 驚いて目を開けると、目の前には一人の少年が立っていた。
 黒い、お内裏さまみたいな恰好をして、背中に大きな黒い翼を生やした少年。楸の体を軽々と持ち上げて、抱きしめてくれた。
「大丈夫だ、楸が進む道は、俺が知っている。一緒に、歩いていこう」
 少年の力強い言葉が、楸の心に響いた。
 消えていた蝋燭の炎が、再び激しく燃え上がった。
 まだ、立ち上がれる。前に進める。
 進む場所を、理由を見つけた。
 楸は涙を溢れさせながら、少年??宵月夜を、強く抱きしめ返していた。

 * * *
 ゆっくりと目を開くと、ぼんやりとした景色しか見えなかった。
 空気の流れの穏やかさから、どこかの室内だと分かった。体を包み込む柔らかい感触から、布団に寝かされているのだと気付いた。
 誰かに、手を握られている感触。耳元で、「目が覚めたか」と声がした。
 聞き間違えるはずもない。宵の声だ。
「赤尾を倒した後、気を失っちまったから、妙霊山まで連れて帰ってきた」
 説明を聞き、了封寺にいるのだと理解した。
「眼鏡、っていうんだっけか? この輪っかがないと、お前も目が見えないんだったな」
 宵は楸の顔に、眼鏡を載せてくれた。ずれた眼鏡を、力の入らない腕で、ゆっくり掛け直す。
「お前も」とは、どういう意味だろう。なんとなく不思議に思いつつも、思考がうまく働かなかった。
 ただ、眼鏡をかけたお陰ではっきりと見えた宵の姿を見て、無性に安心感に包まれた。
「私、どれくらい眠っておったんどすか?」
「半日くらいだな。まだ、無理するな。目を覚ましてくれただけで、充分だ」
 なら、もう午後か。楸は天井の木目を見つめながら、深呼吸をした。
「ずっと、側におってくれはったんどすか?」
 眠ってる間、半日も枕元で座り続けていたのだろうか。申し訳なさと、寝顔を見られていた恥ずかしさが入り混じった。
「楸だって、俺が倒れた時、一晩中、側で介抱してくれた」
 お返しだと、宵は穏やかに笑った。楸も、微笑み返した。
 起き上がろうとしたが、全身が気怠く、腕にも力が入らなかった。寝返りを打つだけでも、とんでもない重労働だ。
「あないな大技、使うたからどすな。体が動かんどす……」
 今でも、覚えている。強烈な輝きを放つ、大きな炎の鳥。
 伝説上の生き物??鳳凰、とでも呼ぶのだろうか。神々しい姿だった。
 その姿を拝む代償に、楸の持つ全ての力を持っていかれた気がした。
「禁術だからな。物凄く、体力を消費するんだ。柊はすぐに回復してたけど」
 宵は、柊が禁術を会得した時の様子を見ていたから、楸の放った技についても、ある程度の理解はできたのだろう。
「私は、柊はんみたいには、いかんどすな。弱いどす」
「普通は無理だ。あいつが、ゴリラなだけだと思うぞ」
「また、張り倒されますえ」
 柊の体力は、楸よりも遥かに高い。同じ四季姫でも、やっぱり基礎能力が全然違うのだと実感した。
 いつまでも倒れているわけにはいかない。楸も早く、体力を回復させなくては。
 震える腕を駆使して、何とか上体を起こした。曲がりそうになった肘を、宵が支えて助けてくれた。
 宵の姿をすぐ傍に見て、楸はふと、違和感に気付いた。
「翼が、なくなっとるどす」
 宵は封印を解いて、妖怪の姿を取り戻していたはずだ。
 なのにまた、人間の姿に戻っていた。髪は伸びたままで、後ろで束ねてあったが、瞳や爪などに見られていた妖怪の特徴は、全部なくなっていた。
「力を抑えた。自力で制御できるようになったみたいだ。今まで通り、人間として暮らしていける」
 考えもつかない発想だった。妖怪の力を取り戻しても、その力を逆手にとって自在に抑え込めば、今まで通り人間の姿を保てる。
「便利なお力どすな」
「妖怪とか人間とか、いちいち拘って考えなくてもいいんだと思ったら、気が楽になった。俺は俺が望んだままの存在になればいいんだ。楸の言葉が、俺の中の迷いを消してくれた。ありがとう」
 楸の手を握り、宵はゆっくりと、礼を述べた。
「お役に立てて、何よりどす」
 楸が笑うと、宵は照れ臭そうに笑顔を浮かべた。
「私の中の迷いや不安も、みんな吹き飛んでなくなった気がします。――宵はんの、お陰ですな。私も、今後は、できるだけ素直になれるように努力します」
 ずっと、気持ちを押し殺して生きてきた。
 興味のある出来事、気になる存在。
 楸の目の前には、好奇心をくすぐるものがたくさん横切って行ったが、容易に手を伸ばせなかった。
 家族の敵を討つまでは、人生を楽しむなんて、おこがましい行為だと決めつけてきた。
 一人だけやりたいことを思ったままに実践するなんて、先に死んでしまった皆に悪い気がしたし、本当に意味や価値があるのか分からず、躊躇っていた。
 だから、自分に正直に行動する時は、家族の敵を討った後だと、決めていた。
 でも、いざ目的を果たすと、虚無感だけが残った。
 楸は今後、どんな気持ちで、何を支えに生きていけばいいのか。
 今まで考えてこなかったから、実感もなく、よく分からなかった。
 頭では、しっかりと勉強して立派な社会人となり、叔母であり義母である英(はなぶさ)に恩返しをできれば一番いいと、理解していた。
 でも、心のどこかでは、目的を見失った恐怖に襲われていた。敵を倒したところで、失った家族に対する未練を断ち切れるのか、気持ちを切り替えて、新しい生活を送っていけるのか。
 自信がなかった。
 でも、楸は新しい道を見つけられた。
 記憶はおぼろげだが、確信が持てた。
 悪夢の中で彷徨っていた楸を救ってくれた相手は、間違いなく宵だった。
 宵が望んでくれるなら、傍にいてくれるなら。
 いつか、袂を分かつその時まで、宵の隣で同じ道を歩んでいきたい。
「明日からも、どうか、一緒におってください」
 楸は、宵の手を強く、握りしめた。素直な気持ちを、包み隠さず伝えた。
「当然だ。俺は楸のために、この時代で人間として生きているんだ。楸が俺の存在を望んでくれるなら、これ以上の幸せはない」
 楸の気持ちは、宵にも伝わった。宵は楸の体を引き寄せて、抱きしめてくれた。
 静かな空間に、穏やかな時間が流れる。ずっと、こんな時が続けばいい、と思った。
 だが、物事はそう、うまくはいかないものだ。
「楸さん。お加減、どうですか……」
 外につながる障子が開け放たれ、了生が顔を覗き込ませてきた。楸の容態を確認に来てくれたらしい。
 楸たちの様子を見た了生は、体を強張らせて顔を引き攣らせた。
「何をやっとるんや、お前はー!」
 了生は顔を真っ赤にして、宵の頭を殴りつけた。
 パカーンと、小気味良い音が寺に響いた。
「いってーな! 何すんだよ、兄ちゃん!」
「お前こそ、女の子の寝床に入り込むな! 何か間違いがあったら、どないすんねん!」
「あの、すいません。大丈夫ですんで……」
 妙な誤解を与えたらしい。楸は必死で弁明しようとしたが、二人の怒鳴り合いは止まらない。
「何も間違いなんかねえよ! 兄ちゃんだっていっつも、柊と二人でイチャイチャベタベタしてるだろうが!」
 いきなり指摘され、了生は言葉を詰まらせた。
「俺は別に……いかがわしい真似をしとるわけやない!」
 了生は弁明するが、真っ赤になった顔と、詰まる口調では、まったく説得力がない。
「嘘吐け! 柊が寺で修行してた時だって、夜中にしょっちゅう部屋を覗きに行ってただろうが。ちゃんと知ってんだぞ」
「あの時は、柊さんが寂しがって眠れておらんのやないかと、心配してやな」
「違うね。絶対に夜這いだ」
 宵に押されまくって、了生は完全に立場が弱かった。寺で修業をして以来、柊の雰囲気が大きく変わったが、了生と何かあったのだろうなと、楸は何となく察した。
「とにかく、部屋から出ろ! 居間で大人しゅうしとれ!」
 言葉では敵わないと判断したか、了生は強硬手段に出た。
 宵は力任せに、廊下へつまみ出された。
 興が冷めたのか、宵はしつこく食い下がろうとはせず、大人しく引き下がった。
「ちっくしょー。次に見かけたら、絶対に邪魔してやるからな!」
 脅し文句を吐きながら、居間に向かって歩いていく。
 入れ違いに、楸が起きたと知った榎たちが、勢いよく駆け込んできた。
「楸! 目が覚めたか!」
「大丈夫だった? 怪我はないのに、起きないから心配していたの」
 心配してくれるみんなに、楸は笑顔で無事を伝えた。
「森の中で、火の鳥が飛び上がった時は、本当に吃驚したよ」
「楸の、新しい技やな。よう頑張った、立派やったで」
 榎や柊に頭を撫でられて、楸は照れて笑った。
「みなさんが、協力してくれたお陰どす。ずっと、心を縛っておった鎖が、外れた気分どす。私は、やっと、ほんまの秋姫になれたんかもしれまへん。正しい力を使って、どんな敵とでも、戦える気がします」
 もう、楸を繋ぎ止めていた復讐心は、存在しない。
 今まで楸が課してきた秋姫の戦いは、終止符を打った。
「どうか今後も、一緒に戦わせてください」
「もちろんだよ。――お帰り、楸」
 今まで、四季姫の輪から外れて私欲で動いていた楸を、皆は快く迎え入れてくれた。
 この先、楸が秋姫として力を振るうならば、その時は、仲間のみんなのために。
 大切な人たちを守るために、戦っていけるはずだ。
 やっと、本来の姿を取り戻せた。
 楸の心は、快晴の秋空と同じく、青く澄み渡っていた。

 * * *
 一週間後。
 楸は花束を手に、長月家の墓前に立っていた。
 少し早いが、彼岸も兼ねて、家族の墓参りだ。
 秋の季節を飾る、菊の花と、母の名前でもある桔梗の花。墓の両側にある花立に飾って、手を併せた。
「お父はん、お母はん、葵。みんなの仇は、無事にとったどす」
「赤尾は、贈った魂は、捨てられたと話していた。魂は、狐には食われていない。狐の手から逃れて、ちゃんと成仏できているはずだ」
 隣では、一緒について来てくれた宵も、見様見真似に手を併せてくれていた。
「良かったどす。みんな、苦しまずに済んで」
 もし、狐に魂を食われていたら、仇を討ったところで、皆は浮かばれなかった。
 偶然とはいえ、楸は幸運に感謝した。
 再び墓前に向き直り、楸は心の中で、家族に宵を紹介した。
 楸の心を救ってくれた、かけがえのない人だ。皆もきっと、宵の存在を歓迎してくれるだろう。
「墓に仕舞っておいた、楸の名前。報告が遅れましたけど、返してもらいました。大切に、守っていきますから、安心してください。素敵な名前を、ありがとうございました」
 楸は深く、頭を下げた。
 墓地を離れ、ゆっくりと帰路につく。
 道中、気持ちが昂ぶり、楸は宵と手を繋いだ。宵も優しく、手を握り返してくれた。
 今ほど穏やかな気持ちで、宵の側にいられた時はなかった。いつも心のどこかで壁を作って、宵の優しさを受け入れようとしてこなかった。
 だから、今まで気付けなかった。宵の隣は、とても落ち着く。安心して寄り添える空気を、宵が作り出してくれている。
 ずっと楸を想って側にいてくれたのに、楸は何もしてあげられなかった。応える余裕もなかった。
 今からでも、少しずつ、無駄にしてきた時間を取り戻したいと思った。
 そう決心した、刹那。
 穏やかな時間をぶち壊す勢いで、空気が震えた。
 全身が痺れ、電流が走った。
 嫌な気配が、楸の体に纏わりついてきた。
 思わず立ち止まる。宵も同時に、足を止めていた。
 目を細めて、遠くの空を睨み付けている。
 宵も感じているのだろう。不穏な存在の気配を。
「この、妙な感じは……悪鬼どすか?」
 本能的に、正体を察していた。以前、まったく歯が立たなかった、あの強くおぞましい力の断片が、じわじわと広がってくる。
 間違いない。鬼陀によって動きを封じられていた、深淵の悪鬼たちのものだ。
「もう、復活しやがったのか。思ったよりも、早い」
 宵は舌打ちする。
 確かに、早すぎる。
 まだ、四季姫たち全員が、悪鬼に対抗できるほどの力を習得できていないのに。
 今、奇襲をかけられでもしたら、勝率は限りなく低いだろう。
 最悪の事態を想像すると、楸の体から血の気が引いた。
「まだ、連中も弱っている、力を温存しているだろうから、すぐには仕掛けてこないはずだ」
 宵の推測を聞き、少し気持ちが落ち着いた。
 だが、真っ向から戦わなくてはならない時が、すぐに訪れるだろう。
「上等どす。次は秋姫として、本気で戦わせてもらいます」
 もう、絶対に負けはしない。
 楸は再び、気合を入れ直した。
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