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有料マッチングアプリその2
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女性との共通の趣味は大切だと思った。そして、付き合うなら何かを一緒に楽しみたいと思った。
「あっ、それから料理なんていいですよ~、料理男子はモテますよ」
「そうなんだ…」
「私は、料理出来る人と結婚したいです!」
「へー、長谷川、料理得意って言ってただろ…」
「だから、休みの日とか、一緒に料理するの良くないですか?」
「そう…」
「山田さんも料理やった方がいいですよ…」
「お、おう…」
俺は、自分の席に戻り、趣味は食べ物関係が良いだろうと思った。そういえば、一昔前にラーメンブームの時にあちこちのラーメンを食べ歩きをしていた事を思い出した。それに結構、ネットで食べ物屋を調べるのも好きだった。
ただ、その時は、食いしん坊の男友達と行ったりしてた。その友達はぽっちゃりだった。毎晩、高カロリーの食べ物ばかりを取ってるとだんだんお腹が出てきたので、それにつれて食べに行くのを遠慮しがちになった。
「食べ歩きとか、楽しそうだな…」
その日は、仕事をてきぱきと終わらせて、定時に会社をで出た。急いで帰って家でプロフィール欄を書くことにした。
プロフィール欄には、自分の価値観を問われる設問もあり、それがお互いの相性の判断になるらしい。
「だいたいこんなものか…」
そして、最後に自分の写真を設定する段階になり、今まで自撮りした中で探したが、良いのが無いので、新しく自撮りすることにした。
清潔感のあるカジュアルな格好に着替え、部屋の中で自撮りしてみた。鏡で確認してから、ポーズを決めて、何枚か撮ってみた。
「何か、わざとらしい目つき…表情も堅い…」
俺は、自撮りのカメラを意識しないように笑顔を作り、また何枚か撮ってみた。
「まあ、さっきよりましか…」
その中の1枚をプロフィールの写真を載せて、公開にした。
その後は、登録の女性のプロフィールを見ようと年齢を20~28歳で、住んでいる地域を都内にして検索してみた。
「すごいなぁ~、3000人以上いる…」
そこで、趣味のカテゴリーを食べ物を選び、年下で結婚したいので、年頃の23~26歳にした。
「これでどうだ…163人かぁ~」
めくっていくといろんな写真の女性が出てきた。ぼんやりしている写真や目や口元を手で隠したりして、顔が良くわからない者も多かった。
顔を出してる女性でも、これは絶対修正しているだろうと思う目が大きくぱっちりしている写真もあった。少ないが、ちゃんと顔を出してる女性もいた。
「とりあえず、プロフィールを読んでいくか…」
まあまあ、顔が確認出来て、自分の好みの女性のプロフィールを読んでいった。そして、このアプリには、すごく気に入った場合に押す『ハートマーク』と気になるを示す『いいねマーク』があった。
とりあえず、良さげな女性にいいねマークを数個つけて、その日はアプリを閉じた。
「あっ、それから料理なんていいですよ~、料理男子はモテますよ」
「そうなんだ…」
「私は、料理出来る人と結婚したいです!」
「へー、長谷川、料理得意って言ってただろ…」
「だから、休みの日とか、一緒に料理するの良くないですか?」
「そう…」
「山田さんも料理やった方がいいですよ…」
「お、おう…」
俺は、自分の席に戻り、趣味は食べ物関係が良いだろうと思った。そういえば、一昔前にラーメンブームの時にあちこちのラーメンを食べ歩きをしていた事を思い出した。それに結構、ネットで食べ物屋を調べるのも好きだった。
ただ、その時は、食いしん坊の男友達と行ったりしてた。その友達はぽっちゃりだった。毎晩、高カロリーの食べ物ばかりを取ってるとだんだんお腹が出てきたので、それにつれて食べに行くのを遠慮しがちになった。
「食べ歩きとか、楽しそうだな…」
その日は、仕事をてきぱきと終わらせて、定時に会社をで出た。急いで帰って家でプロフィール欄を書くことにした。
プロフィール欄には、自分の価値観を問われる設問もあり、それがお互いの相性の判断になるらしい。
「だいたいこんなものか…」
そして、最後に自分の写真を設定する段階になり、今まで自撮りした中で探したが、良いのが無いので、新しく自撮りすることにした。
清潔感のあるカジュアルな格好に着替え、部屋の中で自撮りしてみた。鏡で確認してから、ポーズを決めて、何枚か撮ってみた。
「何か、わざとらしい目つき…表情も堅い…」
俺は、自撮りのカメラを意識しないように笑顔を作り、また何枚か撮ってみた。
「まあ、さっきよりましか…」
その中の1枚をプロフィールの写真を載せて、公開にした。
その後は、登録の女性のプロフィールを見ようと年齢を20~28歳で、住んでいる地域を都内にして検索してみた。
「すごいなぁ~、3000人以上いる…」
そこで、趣味のカテゴリーを食べ物を選び、年下で結婚したいので、年頃の23~26歳にした。
「これでどうだ…163人かぁ~」
めくっていくといろんな写真の女性が出てきた。ぼんやりしている写真や目や口元を手で隠したりして、顔が良くわからない者も多かった。
顔を出してる女性でも、これは絶対修正しているだろうと思う目が大きくぱっちりしている写真もあった。少ないが、ちゃんと顔を出してる女性もいた。
「とりあえず、プロフィールを読んでいくか…」
まあまあ、顔が確認出来て、自分の好みの女性のプロフィールを読んでいった。そして、このアプリには、すごく気に入った場合に押す『ハートマーク』と気になるを示す『いいねマーク』があった。
とりあえず、良さげな女性にいいねマークを数個つけて、その日はアプリを閉じた。
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