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頭脳星人アプリン星人の巻
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宇宙の片隅に平和な星がありました。
ある日、遠い星から1基の円盤がやってきました。大きいビルの屋上に着陸すると中から人の形をした、頭の大きな宇宙人が数人出てきました。ゲームが大好きアプリン星人でした。
アプリン星人は、早速、このビルの中の一室を借りて、ゲームアプリを開発する会社を作りました。そしてアプリン星人がアプリの企画を出して、パソコンが得意な若者を何人も雇い、何日も徹夜をさせて、ひとつのゲームアプリを作り上げた。
このゲームアプリは、プレーヤーがウルトラの人になり、悪い怪獣や宇宙星人を倒したり、良い怪獣や宇宙星人は助けるとカードがもらえ、そのカードを集めるゲームで、ゲーム名は『みんなウルトラの人』だった。
ウルトラの人の人気にあやかり、爆発的のヒットになり、子供たちはもちろん大人たちも夢中になった。怪獣達をやっつけるか、助けるかの判断が、面白い要素になっていた。
そして、もうひとつこのゲームの仕組みとして、歩きや自転車などで、あちこち走り回り一定区間「パトロール」をすると怪獣や宇宙星人が出て来る仕組みで、運動不足の人でも運動が出来るとのことで、健康ブームにもなった。
このゲームアプリで、凄く儲かったので、アプリン星人は、タワーマンションの最上階フロアを貸し切り住むようになり、屋上には、円盤をとめて、アプリン星から家族もこの星に呼んで住み始めた。
しかし、アプリン星人はお金に目がくらみ、会社の若者達には無理な徹夜をさせたり、残業代を支払わないとかで、ブラック企業になっていった。若者達は、もう耐えられないので逃げ出そうとしました。
その時です。宇宙から一筋の光が、アプリン星人に向かって、飛んできました。その光は人の形になり、人間サイズのウルトラの人でした。
ウルトラの人は、アプリン星人にこの星のブラック企業の実態を説明して、このままだと労働監督署から営業停止になることも注意しました。アプリン星人は反省して、若者達に今までの残業代を払い、若者達との話し合いの場を作りました。
そして、話し合いの結果、若者達にアプリの制作会社を持たせ、アプリン星人はアプリのアイデア出す会社を作り、若者の会社に制作発注とメンテナンスをお願いする組織に変えた。若者達は、自分達の会社を持てて、アプリン星人と若者達の関係は、Win-Winの関係になりました。
ウルトラの人は、それを見届け、『みんなウルトラの人』のアプリに出てくるウルトラの人が、無表情なので、もうちょっとカッコ良くするようにお願いして、宇宙に帰っていきました。
それから、アプリン星人の会社は、若者達の会社にアプリ制作発注して、楽しいアプリを次々とヒットさせ、儲けたお金で、ゲームを安心して出来る広い公園や遊歩道を作り、社会貢献にも力を入れるようになりました。
そしてアプリン星人は、タワーマンションの最上階から夜景を見ながら「良くわかってるウルトラの人、ありがとう!」と叫んだそうです。
ある日、遠い星から1基の円盤がやってきました。大きいビルの屋上に着陸すると中から人の形をした、頭の大きな宇宙人が数人出てきました。ゲームが大好きアプリン星人でした。
アプリン星人は、早速、このビルの中の一室を借りて、ゲームアプリを開発する会社を作りました。そしてアプリン星人がアプリの企画を出して、パソコンが得意な若者を何人も雇い、何日も徹夜をさせて、ひとつのゲームアプリを作り上げた。
このゲームアプリは、プレーヤーがウルトラの人になり、悪い怪獣や宇宙星人を倒したり、良い怪獣や宇宙星人は助けるとカードがもらえ、そのカードを集めるゲームで、ゲーム名は『みんなウルトラの人』だった。
ウルトラの人の人気にあやかり、爆発的のヒットになり、子供たちはもちろん大人たちも夢中になった。怪獣達をやっつけるか、助けるかの判断が、面白い要素になっていた。
そして、もうひとつこのゲームの仕組みとして、歩きや自転車などで、あちこち走り回り一定区間「パトロール」をすると怪獣や宇宙星人が出て来る仕組みで、運動不足の人でも運動が出来るとのことで、健康ブームにもなった。
このゲームアプリで、凄く儲かったので、アプリン星人は、タワーマンションの最上階フロアを貸し切り住むようになり、屋上には、円盤をとめて、アプリン星から家族もこの星に呼んで住み始めた。
しかし、アプリン星人はお金に目がくらみ、会社の若者達には無理な徹夜をさせたり、残業代を支払わないとかで、ブラック企業になっていった。若者達は、もう耐えられないので逃げ出そうとしました。
その時です。宇宙から一筋の光が、アプリン星人に向かって、飛んできました。その光は人の形になり、人間サイズのウルトラの人でした。
ウルトラの人は、アプリン星人にこの星のブラック企業の実態を説明して、このままだと労働監督署から営業停止になることも注意しました。アプリン星人は反省して、若者達に今までの残業代を払い、若者達との話し合いの場を作りました。
そして、話し合いの結果、若者達にアプリの制作会社を持たせ、アプリン星人はアプリのアイデア出す会社を作り、若者の会社に制作発注とメンテナンスをお願いする組織に変えた。若者達は、自分達の会社を持てて、アプリン星人と若者達の関係は、Win-Winの関係になりました。
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それから、アプリン星人の会社は、若者達の会社にアプリ制作発注して、楽しいアプリを次々とヒットさせ、儲けたお金で、ゲームを安心して出来る広い公園や遊歩道を作り、社会貢献にも力を入れるようになりました。
そしてアプリン星人は、タワーマンションの最上階から夜景を見ながら「良くわかってるウルトラの人、ありがとう!」と叫んだそうです。
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