異世界転生〜色いろあって世界最強！？〜

学校生活〜②〜

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お昼休憩が終わり、午後の部開始です。
午後一発目の競技は、障害物競走です。アリシアちゃん頑張って！！

クラスの応援場所に戻ると、グランドには障害物が設置されて既にレース会場が出来上がっていました。一般クラス用の練習台のものと比べて簡単そうな障害物ではありますが、それでも一般的な学校の運動会でのレベルで無いのは確かです。どう見ても、子供達がやる感じではありません。

「それでは、午後の部を開始致します。障害物競走に参加される生徒は集まって下さい。」

「では、行ってきます！」

「うん！行ってらっしゃい。頑張ってね！」

「はい！！」

うぅ…笑顔のアリシアちゃん、眩しいです！あの障害を見て面白そうとか楽しそうとか思っているんだろうなぁ。私には無理だぁ。

正解は…(サリーナさんに応援して頂いて負ける気しませんね。何より無様な成績では顔向け出来ません！頑張ります！)←違ったようですね。

「おっ！アリシア嬢、障害物に参加するのか。」

「カインさん！！そうです。すっごくウキウキしながら行きました。」

「へぇー。流石って所だな。」

「流石？」

何でもこの障害物競走は毎年、武術家の子供や腕に覚えがある、要するに障害物をクリアする自信のある人が参加するから、剣術の名家出身のアリシアちゃんが参加する事は、必然的な事らしいです。カインさんは、だから流石って言ったんだね。

あっ、第１レースが始まる所です。アリシアちゃんはいないようです。

 「それでは、よーい…」

ドンッ！！

ピストルの音と共に一斉にスタート。
第１関門は、雲梯うんてい。落ちたら失格のようです。
次に第２関門は、ボルダリング。頂上まで登って、そこから第3関門、ターザンロープで移動。
第４関門で池？大きな水溜まり？に置かれている石の上を歩きます。水の中に入ったらこれも失格。
第５関門、最終関門は上下に動く遊具から落ちないように進みます。もちろん落ちたらこれまた失格です。
無事にクリアして、ゴールするのは半分程。中々難しいそうです。アリシアちゃん、大丈夫かなぁ。

その後もレースが進み、最終レースになりました。アリシアちゃん、最終組です！やばいドキドキしてきた。ジッと、アリシアちゃんの方を見ていると笑いかけられたような…レースのスタート地点から私のいる応援席までは結構な距離があるから、見間違えの可能性が大いにあるけど。

お互いに顔の表情まではっきりとは見えない所にいるけど、応援している気持ちだけでも伝わっていたらいいなぁ。

「では、最終レースを行います。」

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結果、圧勝でした。
うちのクラス、忍者が２人…あっ、アリシアちゃんは女の子だから、くノ一だね。って位凄かった！めっちゃ速かったし、かっこ良かったぁー！！(かなり興奮気味。)

「戻りました。」

「あっ！！おかえりー！凄かったね。かっこ良かったよぉー！！」(只今興奮中。)

「ありがとうございます。応援してくれたので、頑張りました。」

「うん、うん。めっちゃ、応援したよ！やばかった！凄かった！！」(絶賛興奮中。)

「ずりぃー」
「ずるい。」

んっ？何？何々！？

「「俺の時は、そんなに喜んでなかった！！」」

テオ君&キラ君のハモリ抗議を受けました。
アリシアちゃんを褒め過ぎだとの事です。

「ふふっ、当然です。嫉妬は醜いですよ？」

「お前は黙ってろ！」
「うるさい。黙ってて！」

ケ、ケンカは駄目ー！！