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学校生活〜②〜

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結果は、ゴールまで運ぶルールに従っていたとして、失格になりませんでした!良かったぁ。

クラス応援の場所に戻ると、心配顔のアリシアちゃんと満面の笑みのテオ君に出迎えられました。
アリシアちゃんのそわそわしている動きが遠くからでも確認出来ていたから、どうしたのかなぁって思ってたんだけど…まさかの私待ちだったようで。

「さ、サリーナさーん!!だ、大丈夫でしたか?け、け、怪我とか。はっ!筋肉親父に、何かされたり…」

青ざめ始めるアリシアちゃん。な、何にもなかったよ?それに、き、筋肉親父?って…もしかしなくても、先生のこと?

「ねっ、な、何にも無いよ?怪我してないし、先生が一緒に走ってくれたから逆に速くゴール出来たし。」

「ほ、本当ですか?な、何にもありませんでした!?」

「うん。本当だよー!!」

何とかアリシアちゃんを宥める事に成功。満面の笑みだったテオ君はキラ君の1位と私の2位に大満足だったようで「よくやった!」と喜びのハグを求められましたが、寸前でカインさんとルアンさんに止められてました。

「おめでとさん!頑張ったな!!」

「はい!箱の中身が先生でビックリしましたけど、逆にラッキーでした!!」

「お疲れ様、です。」

ナデナデ

はぅ!!ル、ルアンさんになでなでされましたー!!いやん、かっこいい!!…照れます。
頑張って褒められるって嬉しいですね。みんなで応援して応援されて、こういう機会って学校で無いと中々経験出来ないものですよね。この世界では初めての事だけど、すごく懐かしく感じるのはきっと前世の記憶があるからなんだなぁ、と改めて思うの。

「あ、ありがとう、ございます。」

照れるけど、嬉しい気持ちはきちんと伝えないと。って、ルアンさんも照れてる?どうして?

「…思わず撫でちまった。悪りぃ。」

わ、悪くなーい!!全然悪くないです!!
でも、照れてるルアンさんも素敵ー!!

「お前ら、そんな照れてないで移動するぞ。昼休憩に入るからな。」

「「は、はい!!」」

午前の部終了です。
これからお昼休憩に入ります。
みんなで休憩所に移動です。移動中、クラスのみんなからも「頑張ったじゃん。」「お疲れー!」と声を掛けてもらい、嬉しさでニマニマと顔が綻びましす。

「ひっるだー!!あー、腹減ったー!!」

「ここらへんで食べるか。」

大体の人はお弁当。他にはパンや麺類食べてる人もいます。私はお弁当箱におかずを入れておにぎりを2つ持って来ています。

ちなみに、カインさんとルアンさんもお弁当持参です。みんなで一緒にお昼休憩をします。本当は、護衛だから少し離れた所で待機する予定だったそうなのですが、私の性格上きっと寂しがるだろうという見解となり、お弁当を持って一緒に休憩する事にしてくれたそうです。

うん。よくわかっていらっしゃる。
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