異世界転生〜色いろあって世界最強！？〜

学校生活〜②〜

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サリーナちゃんの出番ですよ！(まだです。)

今、参加する綱渡りの説明を受けてます。感想としては、私は運任せで頑張ります！！
事前のカインさん説明だと、綱に括られている物をゴールまで引っ張って行くって言ってたのに…箱に入れられて隠されている物を一つ選んで、それを綱に括り付けて運ぶ競技に変わってます。

さっきの玉当ても、事前情報の点数形式から難易度アップした物になってたし、改良というか毎年同じだと上級生が慣れていて有利だという懸念を無くす措置のようです。

「それでは、これより…次の競技、綱渡りを行います。呼ばれた生徒からレース内へ移動して下さい！」

いよいよ始まります。
軽いのだと良いなぁ。いくら綱で引っ張って進むにしても限度があるよね。しかも、4歳児の力なんてたかが知れてる。銅像とか…うん、無ー理ー！！

「緊張、してる？大丈夫。」

「う、うん。そうだね。やってみないと分からないしね！」

「んっ。頑張ろ。」

私達二人とも、第１レースには呼ばれませんでした。よしっ。という事はレースの流れを確認する事が出来るね。

「では、第１レーススタートします。よーい…」

ドンッ！！

さぁ、始まりました。
走り出してすぐに数字の書かれた箱が並んでます。大きさはバラバラ。ヤケに大きい箱もあります。銅像？銅像でしょう！？そして、箱の手前には棒に綱がぶら下がっています。

「綱を一つ選んで下さい。綱の先端に巻かれたテープを剥がすと数字が出てきます。同じ数字の書かれた箱の中身を手に持っている綱で括り付け、ゴールまで運んで下さい！」

一斉に綱を取ります。
テープを剥がし、書かれている数字と同じ数字の箱へ…
全員、恐る恐る箱を開けていきます。
中には…椅子・机・絵画・ボールペン・鉄板・銅像が入ってました。やっぱり、銅像有り！？ってか、ボールペンって…結べる？

「あー、絵画は本物で家一軒建つほどのものです。傷が付いたら弁償となりますので気を付けて下さい。あと、ボールペンもきちんと綱で引っ張って下さいねぇ。」

えっ、それ今言うの！？
じゃあ、この中で当たりって机と椅子？

「あと、因みに机と椅子に当たった人は、今後そちらを使用して頂くので壊さないように。」

…わぁ、ある意味全部ハズレ。
えー、当たりの物って無い感じですか？もしかして。レース毎に物が変わるらしいから、一つ位は当たりがあってもいいよねぇ。むしろ、当たりを用意していて下さい。

第１レース結果
１位ボールペン
２位椅子
３位銅像
４位机
５位鉄板
ビリ絵画

となりました。
ボールペン…綱にぶっ刺してました。有りなのね、あれ。そして、ビックリ３位の銅像…100キロあるやつだったらしいけど、よく運べたね。すごい。因みに、絵画は傷を付けないように慎重になった結果、ビリになりました。残念だけど、弁償って聞いた後だと当然だよね。