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学校生活〜②〜
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「おはようございます。本日、臨時で護衛させて頂きます。ルアン・ローレルです。よろしくお願いします。」
……えっ!!!??
ル、ルーお兄様!?
翌日、もう一人の護衛の方が来たと玄関先で出迎えるとそこには、ルーお兄様の姿が。しかも、きっちり、ご挨拶まで…どういう事??
「新人のルアンだ。よろしくな!」
「ちょっ、カインさん!?」
「サリーナ嬢のクラスへの他生徒の出入りは禁止だが、護衛は入室許可が出てるからな。将来的にもルアンは、俺の部下として働く事になるから、今から訓練って名目で時々護衛としているから!!」
「でも、ルーお兄様だって学校の授業ありますよね!?」
私の授業に付き合ってたら、本来の授業に出られないんじゃ…
「学年成績一位は、授業免除があるから大丈夫。あと、今日は護衛として一緒にいるから、呼び方はルアンで頼む。」
「そ、そんな、急に言われても。」
「試しに呼んで?」
「えっ!?ル、ルアン…様。」
「様付け禁止!呼び捨てで。」
「だ、だってー!!うー。…ル、ル、ルアン…さん、呼び捨ては無理ー!!」
ずっと、ルーお兄様って呼んでたのに様付け禁止の上に、ル、ルアンだなんて、呼び捨てになんか出来ません!!
妥協点として、ルアンさんと呼ぶ事にしましたが、すると「慣れたら、普段もそう呼んで。」と言われ、慣れる事は無いと思ったのは内緒です。
「あと、護衛の間は俺もフード外すから。」
「えっ!?だ、大丈夫なんですか?ルー、、ルアンさんの色を見せても。」
「あー、またルーお兄様って言おうとしたろ?まっ、俺の色はみんな知ってるから大丈夫。ただ、不快だろうし、人によっては受け付けず気持ち悪くなる奴も出てくると思う。」
それって…大丈夫、なの?
目の前で嫌な顔されたり、自分を見て気持ち悪くなる人を見ないといけないって辛くない?
「大丈夫。そんな心配そうな顔するなよ。俺の姿をサリーナは気持ち悪くないだろう?」
そりゃあ、私には美少年ですけども。
それこそ天使か神かと思うほどの美形だけれど。
他の人には、そうじゃないでしょ?この世界の常識は、貴方を苦しませてる。
「俺は、俺の色を素敵だと言ってくれるサリーナが、俺と一緒に歩いてくれるだけで救われるから。」
「歩きます、歩きますよ。いくらでも!そんな事で、ルーお兄様が喜んで下さるなら!!あっ…」
「また間違えた。今は、護衛のルアンですよ?サリーナ嬢?」
「もう。慣れてないんだから、しょうがないんです!!」
・
・
・
一応、上着は羽織ったままですが、フードと色眼鏡を外した麗しい姿の美少年が私の横を歩いてます。
あー、かっこいい!!
本人は、いつも隠しているのが当たり前だからか、何もない状態が落ち着かない様子だけどね。
太陽の光でキラキラ輝く髪も、星の煌めきのような美しい瞳も、この人こそ天使を実体化させた人ではと思ってしまいます。
通学路にあたる道に出ると、学生さんがちらほら。でも、ルー、ルアンさんに気付くと距離を取る、というよりも…ダッシュで学校に向かって行きました。
歩いている途中、「ひっ!」とか「うぇっ!」とか聞こえてきて、それは怯えや嫌悪感からくるものだとわかります。ル、ルアンさんにも、聞こえていると思いますが、表情を変えず、歩いています。
不安な気持ちで、ルアンさんの裾を引っ張ると「大丈夫。」とおっしゃり、微笑んでくれる。
あー、なんて尊いのかしら。
……えっ!!!??
ル、ルーお兄様!?
翌日、もう一人の護衛の方が来たと玄関先で出迎えるとそこには、ルーお兄様の姿が。しかも、きっちり、ご挨拶まで…どういう事??
「新人のルアンだ。よろしくな!」
「ちょっ、カインさん!?」
「サリーナ嬢のクラスへの他生徒の出入りは禁止だが、護衛は入室許可が出てるからな。将来的にもルアンは、俺の部下として働く事になるから、今から訓練って名目で時々護衛としているから!!」
「でも、ルーお兄様だって学校の授業ありますよね!?」
私の授業に付き合ってたら、本来の授業に出られないんじゃ…
「学年成績一位は、授業免除があるから大丈夫。あと、今日は護衛として一緒にいるから、呼び方はルアンで頼む。」
「そ、そんな、急に言われても。」
「試しに呼んで?」
「えっ!?ル、ルアン…様。」
「様付け禁止!呼び捨てで。」
「だ、だってー!!うー。…ル、ル、ルアン…さん、呼び捨ては無理ー!!」
ずっと、ルーお兄様って呼んでたのに様付け禁止の上に、ル、ルアンだなんて、呼び捨てになんか出来ません!!
妥協点として、ルアンさんと呼ぶ事にしましたが、すると「慣れたら、普段もそう呼んで。」と言われ、慣れる事は無いと思ったのは内緒です。
「あと、護衛の間は俺もフード外すから。」
「えっ!?だ、大丈夫なんですか?ルー、、ルアンさんの色を見せても。」
「あー、またルーお兄様って言おうとしたろ?まっ、俺の色はみんな知ってるから大丈夫。ただ、不快だろうし、人によっては受け付けず気持ち悪くなる奴も出てくると思う。」
それって…大丈夫、なの?
目の前で嫌な顔されたり、自分を見て気持ち悪くなる人を見ないといけないって辛くない?
「大丈夫。そんな心配そうな顔するなよ。俺の姿をサリーナは気持ち悪くないだろう?」
そりゃあ、私には美少年ですけども。
それこそ天使か神かと思うほどの美形だけれど。
他の人には、そうじゃないでしょ?この世界の常識は、貴方を苦しませてる。
「俺は、俺の色を素敵だと言ってくれるサリーナが、俺と一緒に歩いてくれるだけで救われるから。」
「歩きます、歩きますよ。いくらでも!そんな事で、ルーお兄様が喜んで下さるなら!!あっ…」
「また間違えた。今は、護衛のルアンですよ?サリーナ嬢?」
「もう。慣れてないんだから、しょうがないんです!!」
・
・
・
一応、上着は羽織ったままですが、フードと色眼鏡を外した麗しい姿の美少年が私の横を歩いてます。
あー、かっこいい!!
本人は、いつも隠しているのが当たり前だからか、何もない状態が落ち着かない様子だけどね。
太陽の光でキラキラ輝く髪も、星の煌めきのような美しい瞳も、この人こそ天使を実体化させた人ではと思ってしまいます。
通学路にあたる道に出ると、学生さんがちらほら。でも、ルー、ルアンさんに気付くと距離を取る、というよりも…ダッシュで学校に向かって行きました。
歩いている途中、「ひっ!」とか「うぇっ!」とか聞こえてきて、それは怯えや嫌悪感からくるものだとわかります。ル、ルアンさんにも、聞こえていると思いますが、表情を変えず、歩いています。
不安な気持ちで、ルアンさんの裾を引っ張ると「大丈夫。」とおっしゃり、微笑んでくれる。
あー、なんて尊いのかしら。
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