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学校生活〜①〜

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「ねぇねぇ!サリーナちゃんは、おうちでもフード取らないの?」

「取らないんじゃなくて、取れないんだろう。ユミリアがいるから。」

「私!?」

えーっと…別に取っても良いけど、取るタイミングを逃しただけなんだけどね。
チラッと、お父様を見ると私の視線に気付いたようです。

「サリー、取ってもいいよ。ユミリアさん、しばらくはここで見た事は内緒でお願いします。まぁ、バルトさんは知ってるので大丈夫だと思いますけどね。」

お父様のお許しも出たし、一応言いふらさないようにとお伝えしたから良いよね。

バサッ

「………女神様?」

あっ、ユミリアさんは神派なんですね。
最近皆さん、私を天使と神と神の使い、その他、で分類してるけど…人間って選択肢は誰一人いないんですよねー。悲しい。

「サリーは、見ての通り神の色を持っている。この姿で外をウロウロするわけにもいかないから、隠してるんですよ。ちなみに、サリーは女神様じゃなくて天使です!!」

お、お父様ー!?
天使ですって、何!?
女神様でも天使でもないからね!?

「俺は、神の使いに一票。さすがに神や天使、本体が地上に降り立ったらマズイだろう?」

カインさんまで…
私、誰にもお仕えしてませんけど。
ましてや、神様から御使いなんて頼まれてないですよ。

「そうねぇ。じゃあ、やっぱり神様の生まれ変わりかしら?」

お母様…やっぱりって?
やっぱりも何も、私は日本人の生まれ変わりだよー!!

「「天使だよ!!」」

「「こんなに綺麗で優しいもん!!」」

えっ、まさかのお兄様&お姉様が参戦!?
しかも、綺麗で優しいから天使って…お二人の方が天使だよ!!

「…大天使。」

……っ!?
ルーお兄様、今なんて言いました?
聞き間違いかなぁ。なんか、天使って聞こえたんだけど?

「天使が成長して今は大天使。大人になったから…神になる。」

「「「「「「なるほど。」」」」」」

なるほど、じゃなーーい!!!
何?その考え…ってか、ルーお兄様…私をそんな風に思ってたの!?
最終的に、みんなの意見をまとめた感があるけど…納得しないで下さい!!
私は、の人間です!!

「サリーナちゃん!!髪触らせてー!!」

「あっ、はい。どうぞ。」

毎回恒例のお触りタイム。
サラサラナデナデと触って、ユミリアさんは嬉しそう、楽しそう。良かったです。

あっ!そういえば…

「お父様!ご相談があったんです!」

「んっ?なんだい?」

「髪の毛を切りたいのですが。」

「「「「「「「えっ!?」」」」」」」

「えっ?だって、伸びてきたなので…」

フードから髪の毛がはみ出たら大変だもの。どうせなら短くしたら良いかなぁと思うんですけど….ダメ?

「勿体無いよー!」

「でも、隠すにはちょっと長いかしら?」

「切ったら、ちょうだい!!」

「「……!!欲しい!!」」

えっ?ちょう…だい?欲しいって?もしかしなくても、切った髪の毛の事!?

その後、何故か私抜きで切る髪の長さや切った後の髪の毛のみんなで分ける配分を話し合っていました。どうして、本人抜きなの!?

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