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のんびりは出来ないようです?
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重ーい空気の中、空気になってます。置物のごとく、微動だにせず、只々ソファに座っています。
だってお父様と総官さんの顔、笑顔なのに怖い。めっちゃ怖い。
こういう時は、大人しくしているのが一番。
そして、空気が読めない…鈍感?馬鹿?兎に角、場違いなぶ…人が一名。
「いやぁー!北の、噂は予々。それにしても、その容姿でよく北地域をまとめてますな!ハッハッハッ!!」
お父様はイケメンです!!この豚野郎!!
何でも、北地域の次期役長にお父様がなるとかならないとか噂があるらしいです。人望厚く、総官さんの信頼があるからとか。
「私が思うに、まずは他の国と同じく、色の信仰を確固たるものとしなくてはいけないと思うのですよ?その為には、差別は必要かと。」
「色は絶対的なのはわかる。しかし、望まぬ色を持ち、色を理由に生きにくい人生など到底納得出来る事ではない。」
うんうん。一人一人を尊重する。差別は良くない。って総官さんの考えに賛成!!
なのに、どうも納得いかないぶ…人が一名。
「しかしながら、総官?この国で、この場では、あんたが一番かもしれませんがね?世間一般には…ね?」
ほんと、嫌な豚!あっ、豚って言っちゃった。もういいや、豚で!
「あぁ。言いたい事はわかっている。勿論、色の美しい者の意見を優先するべき事も。」
「……!!えぇ、そう!そうですとも!分かって頂けているようで!!ですから…」
「だから。この国は平等であるべきなんですよ?なぁ、ライアン?」
「へっ?あ、あの~総官?だから平等って、どういう事でしょう?北のも、何かご存知で?」
「はい。色が全てだからこそ、この国はこのままで良いのです。」
お父様が私にだけ聞こえる声で「フードと眼鏡を取って」と囁き、総官さんと顔を合わせて頷いてます。
私は、お父様を見ずにゆっくりとフードと色眼鏡を外します。
お父様越しに豚が見えますが、ガン無視です。
「………はっ?えっ?ど、どうなって…ほ、本物です…か?」
「何を驚いている?其方の望む通り、我が国も他国と変わらず、もっとも色の美しい者が決まりを作っている。安心したか?」
「………ありえない。ありえない。おかしい。おかしい!何なんだ!?その子供はぁー!!神を侮辱してます!そのような容姿、人間な訳がない!!髪を、目を、産まれ持った姿を変える事は、犯罪。いや、その前に神からの天罰が下るのをご存知のはず!何をなさっているのですか!?」
「んー?其方こそ、何を言っている?」
「……へっ?」
「この者は生まれつきだ。神の色を持つ、正真正銘の人間の子だ。大体、天罰は髪を染めようとした時点で起きる。無事にこうしてこの場にいれる訳がないだろう?」
神の天罰って、頭に落雷とか腕や足がかまいたちに切り落とされるとか…結構残酷らしいです。私も、黒は嫌だから染めようと思った事あるけど、神の天罰の話を聞いてやめました。それと、死ねないってのもあるんだって。あまりの醜い色で、自殺しようとする人もいるらしいんだけど、そういう人の命は助かるんだって。
神に逆らう事は出来ない世界なんだね。
だから、神が決めた個々の色は絶対。変える事は許されない。
重ーい空気の中、空気になってます。置物のごとく、微動だにせず、只々ソファに座っています。
だってお父様と総官さんの顔、笑顔なのに怖い。めっちゃ怖い。
こういう時は、大人しくしているのが一番。
そして、空気が読めない…鈍感?馬鹿?兎に角、場違いなぶ…人が一名。
「いやぁー!北の、噂は予々。それにしても、その容姿でよく北地域をまとめてますな!ハッハッハッ!!」
お父様はイケメンです!!この豚野郎!!
何でも、北地域の次期役長にお父様がなるとかならないとか噂があるらしいです。人望厚く、総官さんの信頼があるからとか。
「私が思うに、まずは他の国と同じく、色の信仰を確固たるものとしなくてはいけないと思うのですよ?その為には、差別は必要かと。」
「色は絶対的なのはわかる。しかし、望まぬ色を持ち、色を理由に生きにくい人生など到底納得出来る事ではない。」
うんうん。一人一人を尊重する。差別は良くない。って総官さんの考えに賛成!!
なのに、どうも納得いかないぶ…人が一名。
「しかしながら、総官?この国で、この場では、あんたが一番かもしれませんがね?世間一般には…ね?」
ほんと、嫌な豚!あっ、豚って言っちゃった。もういいや、豚で!
「あぁ。言いたい事はわかっている。勿論、色の美しい者の意見を優先するべき事も。」
「……!!えぇ、そう!そうですとも!分かって頂けているようで!!ですから…」
「だから。この国は平等であるべきなんですよ?なぁ、ライアン?」
「へっ?あ、あの~総官?だから平等って、どういう事でしょう?北のも、何かご存知で?」
「はい。色が全てだからこそ、この国はこのままで良いのです。」
お父様が私にだけ聞こえる声で「フードと眼鏡を取って」と囁き、総官さんと顔を合わせて頷いてます。
私は、お父様を見ずにゆっくりとフードと色眼鏡を外します。
お父様越しに豚が見えますが、ガン無視です。
「………はっ?えっ?ど、どうなって…ほ、本物です…か?」
「何を驚いている?其方の望む通り、我が国も他国と変わらず、もっとも色の美しい者が決まりを作っている。安心したか?」
「………ありえない。ありえない。おかしい。おかしい!何なんだ!?その子供はぁー!!神を侮辱してます!そのような容姿、人間な訳がない!!髪を、目を、産まれ持った姿を変える事は、犯罪。いや、その前に神からの天罰が下るのをご存知のはず!何をなさっているのですか!?」
「んー?其方こそ、何を言っている?」
「……へっ?」
「この者は生まれつきだ。神の色を持つ、正真正銘の人間の子だ。大体、天罰は髪を染めようとした時点で起きる。無事にこうしてこの場にいれる訳がないだろう?」
神の天罰って、頭に落雷とか腕や足がかまいたちに切り落とされるとか…結構残酷らしいです。私も、黒は嫌だから染めようと思った事あるけど、神の天罰の話を聞いてやめました。それと、死ねないってのもあるんだって。あまりの醜い色で、自殺しようとする人もいるらしいんだけど、そういう人の命は助かるんだって。
神に逆らう事は出来ない世界なんだね。
だから、神が決めた個々の色は絶対。変える事は許されない。
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