上 下
23 / 113
転生したようです?

22

しおりを挟む

***

2歳と10ヶ月になりました!
そして今日はカインさんと会う日です!

予定では、もう少し後だったらしいけど…早まったそうです。
あと、今日はカインさんだけでなくカインさんの息子さんも来るそうなので楽しみです!
情報ではお姉様と同い年で学年一の秀才らしく、お姉様がいつも学年二位なのはカインさんの息子さんの所為だとか。

コンコン

「はーい!」

「サリー?カイン達が来たよ。出て来れるかい?」

到着されたようです。
お父様に連れられ移動します。

「あー!言うの忘れてたけど、サリー?」

「はい?お父さま、なんですか?」

「カインの息子、ルアンって言うんだけど…彼の色はなんだ。」

「わたしと一緒って言うことですか?」

「いや、サリーと一緒と言うより、どちらかと言えば真逆なんだ。」

わたしと真逆?

「だから無理にとは言わないけど、出来れば仲良くしてあげてな。」

「わかりました。」

お姉様と同じ年だし、仲良く出来るといいなぁ。


***

トントン

「サリーナを連れて来た。入るぞ?」

お父様に続いて部屋の中に入る。
そこにはガッシリした体格のおじ様と見目麗しい美少年がいらっしゃいました。

「「「………」」」

「…おーい?どうしてサリーまで固まってるんだ?やっぱ…」

稀色にビックリしてるのか?とお父様は思ったようですが、違います!
私は、お目当ての方に近づき、右手を両手で包み込むと、

「あ、あ、あのサリーナ・クロードともうします。よろしくお願いいたします!」

満面の笑みを浮かべた。
お父様曰く、私の笑顔は天使の微笑みらしい。

「えっ?ちょっ、はっ?な、なに?」

「なかよくして下さい!お願いします!」

困った顔もステキです!
これは、何が何でも仲良くなります!!

「マリーナお姉さまと同じ年と聞きました!わたしのことは妹だと思って、なかよくしてほしいです。だめ、ですか?」

こてっ

首を傾けてみる。あざとい事も必要です!最終手段は泣き落としかな?

「あっ、あっと、よ、よろしく。」

「…!!はい!」

やったぁー!
承諾されました!
これから、もっと仲良くなっていきます!!


ちなみに、この見目麗しい方こそ、カインさんの息子さんのルアン
白銀の髪に白金の瞳。その上、超が付くほど整ったお顔!まさに絶世の美少年!(サリーナにとっては。)
しおりを挟む
感想 12

あなたにおすすめの小説

悪役令嬢がでれでれに溺愛されるまでの話

ててて
恋愛
悪役令嬢に転生して、その世界でフラグを折っていたら、ヒロインよりも世界に愛されてしまった感じの話。

モブはモブらしく生きたいのですっ!

このの
恋愛
公爵令嬢のローゼリアはある日前世の記憶を思い出す そして自分は友人が好きだった乙女ゲームのたった一文しか出てこないモブだと知る! 「私は死にたくない!そして、ヒロインちゃんの恋愛を影から見ていたい!」 死亡フラグを無事折って、身分、容姿を隠し、学園に行こう! そんなモブライフをするはずが…? 「あれ?攻略対象者の皆様、ナゼ私の所に?」 ご都合主義です。初めての投稿なので、修正バンバンします! 感想めっちゃ募集中です! 他の作品も是非見てね!

私、この人タイプです!!

key
恋愛
美醜逆転物です。 狼獣人ラナン×自分の容姿に自信のない子キィラ 完結しました。感想やリクエスト、誤字脱字の指摘お待ちしています。 ここのページまでたどり着いてくださりありがとうございます。読んで頂けたら嬉しいです!

恩を返して欲しいのはこっちのほうだ!

秋月一花
恋愛
「アクア・ルックス! 貴様は聖女を騙った罰として、国外追放の刑に処す!」 「ちょ、今、儀式の途中……!」 「ええい、そんなものこちらにいらっしゃる本物の聖女が継いでくれるわ! さっさと俺の前から消えろ! 目障りなんだよ!」  ……そんなに大声で、儀式中に乱入してくるなんて……この国、大丈夫?  まぁ、そんなに言うのなら国外追放受けて入れてやろうじゃないか。……と思ったら。 「ああ、その前にお前が使っていた道具すべて、王家に渡してもらうからな! アレだけ王家の金を使ったのだ、恩を返してもらわねば!」 「……勝手に持って来ただけじゃん……」  全く、恩を返して欲しいのはこっちのほうだ!  誰のおかげで魔物が入ってこなかったというのか……!  大義名分を手に入れたわたしは、意気揚々とこの国を去った。 ※カクヨム様にも投稿しています。

私を愛してくれない婚約者の日記を読んでしまいました〜実は溺愛されていたようです〜

侑子
恋愛
 成人間近の伯爵令嬢、セレナには悩みがあった。  デビュタントの日に一目惚れした公爵令息のカインと、家同士の取り決めですぐに婚約でき、喜んでいたのもつかの間。 「こんなふうに婚約することになり残念に思っている」と、婚約初日に言われてしまい、それから三年経った今も全く彼と上手くいっていないのだ。  色々と努力を重ねてみるも、会話は事務的なことばかりで、会うのは決まって月に一度だけ。  目も合わせてくれないし、誘いはことごとく断られてしまう。  有能な騎士であるたくましい彼には、十歳も年下で体も小さめな自分は恋愛対象にならないのかもしれないと落ち込む日々だが、ある日当主に招待された彼の公爵邸で、不思議な本を発見して……?

乙女ゲームのモブに転生していると断罪イベント当日に自覚した者ですが、ようやく再会できた初恋の男の子が悪役令嬢に攻略され済みなんてあんまりだ

弥生 真由
恋愛
『貴女との婚約は、たった今をもって解消させてもらう!!』  国のこれからを背負う若者たちが学院を卒業することを祝って開かれた舞踏会の日、めでたい筈のその席に響いた第一皇子の声を聞いた瞬間、私の頭にこの場面と全く同じ“ゲーム”の場面が再生された。 これ、もしかしなくても前世でやり込んでた乙女ゲームの終盤最大の山場、“断罪イベント”って奴じゃないですか!?やり方間違ったら大惨事のやつ!!  しかし、私セレスティア・スチュアートは貧乏領地の伯爵令嬢。容姿も社交も慎ましく、趣味は手芸のみでゲームにも名前すら出てこないザ・モブ of the モブ!!  何でよりによってこのタイミングで記憶が戻ったのか謎だけど、とにかく主要キャラじゃなくてよかったぁ。……なんて安心して傍観者気取ってたら、ヒロインとメインヒーローからいきなり悪役令嬢がヒロインをいじめているのを知る目撃者としていきなり巻き込まれちゃった!? 更には、何でかメインヒーロー以外のイケメン達は悪役令嬢にぞっこんで私が彼等に睨まれる始末! しかも前世を思い出した反動で肝心の私の過去の記憶まで曖昧になっちゃって、どっちの言い分が正しいのか証言したくても出来なくなっちゃった! そんなわけで、私の記憶が戻り、ヒロイン達と悪役令嬢達とどちらが正しいのかハッキリするまで、私には逃げられないよう監視がつくことになったのですが……それでやって来たのが既に悪役令嬢に攻略され済みのイケメン騎士様でしかも私の初恋の相手って、神様……これモブに与える人生のキャパオーバーしてませんか?

天使は女神を恋願う

紅子
恋愛
美醜が逆転した世界に召喚された私は、この不憫な傾国級の美青年を幸せにしてみせる!この世界でどれだけ醜いと言われていても、私にとっては麗しき天使様。手放してなるものか! 女神様の導きにより、心に深い傷を持つ男女が出会い、イチャイチャしながらお互いに心を暖めていく、という、どう頑張っても砂糖が量産されるお話し。 R15は、念のため。設定ゆるゆる、ご都合主義の自己満足な世界のため、合わない方は、読むのをお止めくださいm(__)m 20話完結済み 毎日00:00に更新予定

美醜逆転異世界で、黒豚令嬢は月の王子を溺愛する。

猫野 肉球
恋愛
息ができない苦しさで目を覚ました私は、何故か赤ん坊になっていたことに気がつく。 ツェツィーリエ、と名付けられた私は美男美女の両親の元、愛情を一杯に受けてすくすくと育つが、三歳になってしばらくしたある日、でっぷりと太った公爵様の養子になることに。 『美しすぎるツェリを危険から守りきることが出来ないから』 両親にそう涙ながらに説得され、でっぷりと太った公爵様、フィリップス様のお屋敷に行き、そこで自分の姿を鏡で初めて見て、崩れ落ちた。 鏡の中には、前世で『白豚』と呼ばれ続けた懐かしい姿があったからだ。 え?この姿が美少女?豚は最上級の褒め言葉? 美醜が逆転した世界で、前世の価値観を持ったまま産まれた私。 そんな中、月の王子と呼ばれる、この国の第一王子、レオナード殿下の話し相手になることに。 だがしかし、初めて会う王子は、何故か衝立の向こうに隠れたままで…? これは、黒豚と呼ばれるほどに美しい令嬢が、月の王子と呼ばれる不憫な王子を甘やかして幸せにするお話。 ※『小説家になろう』様『カクヨム』様に先行投稿しております。

処理中です...