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転生したようです?

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チリーン  チリーン

玄関の鐘の音が鳴った。
いよいよ、だ。

「…到着されたようですね。見て参ります。」

そういうと、お母様は席を立ち、玄関へと向かわれた。



しばらくして…


トントン

「両家のお父様とお母様がお見えになりました。」

どこかで待ち合わせしたのか、両方のお爺様、お婆様がご一緒に来られたようです。
お母様に続いて、揃って入って来られる。


「「「「失礼する(致します)」」」」



おぉー!
まずはお父様側のお爺様。マジで、イケおじ。ダンディーな感じです!いやぁー、モテるのわかる。(視点違うけど。)

そして、お婆様はふわふわした感じ?暖かい色とちょっとタレ目な感じが見るからに優しそう!ってめっちゃ若い!?何歳なの!?気になる。

続いてお母様側のお爺様。うん、やっぱイケメン!誰だって言った奴!?優しい笑顔の爽やかイケメン。賑やかな人って言ってたけど、喋ると印象変わるのかな?

最後にお婆様…。
美人は美人だけど、ツリ目にスラッとしたスタイルがキツイ印象に感じる。でも、お母様は穏やかな優しい人って言ってたし見た目は関係ないね。きっと。


「「いらっしゃいませ、お爺様。お婆様。」」

「ほらっ、サリーも。」

「は、はい!いらっしゃいませ、おじいさま。おばあさま。」

最初にお兄様とお姉様がお声をかけ、お父様に促されて私も…ってすごく見られてる。凝視されてるんですが?何かこの光景、見覚えある…。あっ!私が産まれた時のみんなの反応と同じ!!ここは、自己紹介もした方がいいのかなぁ。

「えっと、はじめまして、おじいさま、おばあさま。サリーナ・クロード、2さい(正確には2歳と6ヶ月)です!」

ペコッ(お辞儀)

「「「「…………。」」」」

な、何か喋ってよー!!

「お、おとうさま?」

お父様、助けて!

グイグイとお父様の服を引っ張ると、状況を見守っていたお父様が助け船を出してくれた。

「なぁ、父さんも母さんも黙ってないでさ、何か言ってくれよ!可愛いだろ?次女のサリーナだ!あれだけ、会いたいって言ってたくせに。」

「「「「いやいやいや」」」」

いや?イヤ…嫌?嫌われた?

ウルウル(泣きそう)

「あっ!ち、違うよ!?」

私の様子にすぐに察してくれたのは、爽やかイケメンのリーロックお爺様。

「こんなに綺麗な子だなんて知らなかったから、ビックリしちゃったんだ。いやいや聞いてないよ、のいやだからね?ごめんね、勘違いさせたね?」

ナデナデ

…頭なでなで頂きました。(照)
いやん、気遣い出来る爽やかイケメン…尊い。

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