異世界転生〜色いろあって世界最強！？〜

転生したようです？

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お爺様とお婆様達に会う事が決まったのは、それから3ヶ月後。
私、サリーナ2歳6ヶ月になりました！

朝からそわそわです。
どちらの家もお昼頃に到着予定らしいのですが、早く会いたいです！

事前情報だと、お父様側のお爺様は濃いめの青い髪に藍色の瞳だそうです。この世界では中々の美形で、若い時はモテたとか。
お婆様は山吹色の髪に黄色い瞳。お父様のオレンジがかった黄色い髪はお婆様の色からかも。
お母様側のお爺様は、若草色の髪に緑の瞳とのこと。この世界では、フツメンらしい。(…怪しい。)
そして、お婆様は深紫の髪にこげ茶の瞳で、生まれた時は世界三大美女の一人とされたとか。お爺様と結婚するとなった時も大騒ぎだったらしい。
平凡男と絶世の美女が結婚！？天変地異の前触れか、はたまた神からのお告げがあったとかなかったとか。色々言われたらしい。

大変だったんだね。
でも、私にとってはぶっちゃけ、色は重要じゃない。だって色が平凡でも私的にイケメンかもしれないもん！！


トントン

「サリーナ、準備出来ていますか？もう少しで、お客様方がこちらに到着するそうです。」

！！

「はーい！じゅんびできてます！」

お母様と一緒に、リビングに移動します。
ドキドキ…もうすぐ、お爺様とお婆様達に会える。

リビングに行くと、すでにお父様とお兄様、お姉様がいらっしゃる。

「「サリー！」」

うぉ、息ピッタリのハモリ！！

「お兄さま！お姉さま！」

ぎゅー

会えば二人一緒に抱きしめてくれる。
いつも、朝は私が起きる前に二人とも学校に行ってしまうし、もちろん日中は授業中。夜は二人が帰って来る頃にはウトウトで…ほぼ会えずに一日が終わる。

だからいつも、二人が中々会えないでいる私を想って、寂しくならないようにと抱きしめる事を私は知っている。
妹思いの優しいお兄様とお姉様なのだ！
こんなにも甘やかされ、私は完璧にブラコン&シスコンになってしまったが、幸せだから良しとしよう。

「「サリー、お爺様とお婆様に会えるの楽しみ？」」

「はい！お兄さまとお姉さまはお会いしたことありますか？」

「「うん。全員お優しい方々だよ！」」

その後、でも…と続き、
「僕は、セインお爺様…お父様側のお爺様、がね、憧れなんだぁ。カッコよくて、強いんだよ！お母様側のお爺様、リーロックお爺様も優しくて一緒に遊んで下さる楽しい人だけど、やっぱカッコよくなりたい！」

「私は、お母様側のお婆様でいらっしゃるシシリーお婆様が憧れ！なんてたって、世界屈指の美貌と頭脳の持ち主ですもの。お父様側のキリーナお婆様も大好きだけど、あの美しさは憧れる！」

ほー。
お父様側のセインお爺様とキリーナお婆様。
お母様側のリーロックお爺様とシシリーお婆様。
お兄様とお姉様はそれぞれ、憧れていらっしゃる方々なのですね。