異世界転生〜色いろあって世界最強！？〜

転生したようです？

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「私とレイは年子よ。んーとね、1歳違いって言えばわかるかなぁ。レイが上で、私、そしてサリーの順なの。わかった？」

な、なんと！
双子じゃなかったなんて！

嘘でしょ！？
見た目、言動全てそっくりなのに…。
衝撃の事実…そっかぁ～、お姉様は一つ下だったのね。

「もう。僕一番上なのに…。」

あっ、お兄様が凹んでる。別に、お兄様が幼く見える訳じゃないよ。

「おにーたまとおねーたま、そっくりでつ！だから、いっちょだとおもったの！！」

「あぁ。周りからもよく言われる。そっくりだって。まさか、サリーにまで思われていたなんて…。」

あー、ごめんなさい。
しゃがんで、ショボンとしているお兄様の頭をナデナデ。

「ごめんなちゃい。おにーたま、だいしゅきよ？」

「……！！ぼ、僕も！僕もサリーの事、大好きだよ！」

おぉー！お兄様、復活！！

「もう、ずるい！サリー、私は？お姉様の事は？」

うん？あっ！

「おねーたまも、だいしゅき！！」

「きゃー！私も大好きよ！！」

やっぱり、そっくりです。
熱が半端ない。
妹愛が重たいです。
確実に兄姉はシスコンだよね。

「二人が似ているのは、珍しい事よ。本当の双子でも、ここまでそっくりな事は中々無いの。」

「どーちて？」

「説明するとね、この世界の色は個人個人違うの。言うならば、個性なの。だから、どんなに形が同じでも、色は違うものなのよ。きっと、レイとマリーは、男女の違いや年齢の違いによって色が同じくなったのね。同年齢の同性に同じ色は産まれないと言われているから。」

「ほぉー！」

そうなんだ！なるほど！

「サリーの色は、全世界探しても貴女だけでしょうね。」

「むぅ。」

「あらあら、不満そうね。」

「やっ！ふつーがいー！」

「贅沢な悩みね。ふふっ。」


もう、お母様は…。他人事だと思って。