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番外編
幼少期
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この話は悠衣と仁の初めての出会いのお話…
ポテポテ....と歩く可愛らしい子供とその母親...。髪は黒のショートヘアーに青いリボンのカチューシャ、服装は童話に出てくる不思議の国のアリスの格好をした男の子。その親子は公園に向かおうとしていて公園に入る前に母親の知り合いの人に出会い、大人同士で話をしだした。男の子はじっと公園を見ながら親が話終わるのを待っていたがなかなか終わらず勝手に公園へ一人で歩いて行ってしまった。
男の子「わぁ~い、公園だ~!」
男の子はパァ~っと明るくポテポテ...と歩いて行き
男の子「何して遊ぼうかなぁ~。」
ワクワクしながら遊戯に近づいて行くが...
男の子「いっぱいいろんなのあって迷っちゃうなぁ~。」
キョロキョロと辺りを見渡し...ウサギが座ってる形の椅子を発見し
男の子「うさしゃんだ~!」
トテトテとウサギの椅子に近づきんしょんしょと座ろうとよじ登るが...ツルッと滑り何回も挑戦をするが...上手くいかずに泣いてしまった。
男の子「ふぇ....うわぁ~ん!」
男の子が泣いてると…
少年「チビ、何泣いてるんだ?」
男の子「ふぇ…うさしゃんににょれないのぉ…。」
男の子は泣きながら答えると…
少年「なんだ…そんなことで泣いてたのかよ…。ほらよ。」
少年は男の子をひょいっと脇から手を入れ持ち上げ乗せる。
男の子「わぁ…!おにいしゃん、ありがちょう!」
男の子は嬉しさに満面の笑みで少年に笑いお礼を言った。
少年はドクンっと心臓が鳴り…
少年(「可愛い顔で笑う女の子だなぁ…。」)
そんなことを考えながら男の子を見ると…男の子は?になり首をカクンと傾げ…
男の子「おにいしゃん、どうちたの?」
少年「いや...なんでもねぇよ...。じゃあ、俺は帰るからな。後は親にしてもらえよ。」
と、少年は歩き出そうとしたらムギュッと男の子に涙を流しながら服を掴まれた。
少年「えっと....。」
男の子「行っちゃヤダ!」
少年「へ...?」
少年は驚き、男の子を見て...。
少年「....仕方がない。少し、一緒に遊ぶか...。」
少年は男の子の頭を撫でてながら溜息をついた。男の子は撫でて貰ったことで笑顔になり「えへへ...」と喜んだ。
少年「ところで....お前は1人で来たのか?」
男の子「ううん、ママと来ちゃの!」
少年「お母さんと来たならいいか...。」
さて...どうしょうか...と考えてる間に男の子が...。
男の子「おにいしゃん!こんろ、ありぇであしょびたい!」
男の子は少年の服をグイグイと引っ張りブランコを指でさした。
少年「ブランコかぁ...まだお前には無理だろ。」
男の子「やぁ~!ありぇであしょぶー!」
男の子はジタバタし、少年は男の子を支えた。
少年「おいっ、暴れるな!落ちるだろうが!」
男の子「やぁ~の!あしょびたい!」
少年は溜息をつき
少年「しょうがねぇなぁ....」
小年は男の子を抱き上げブランコに向かいブランコに座らせた。
少年「この鎖から絶対に離すなよ。」
男の子「うん!」
少年はゆっくりと男の子の背中を軽く押しブラブラと揺らせた。
男の子「わぁ...おにいしゃん!すっごいよぉ!たのちい!」
男の子はキャッキャッと楽しそうに笑っていた。
男の子「たか~い!大きくなっちゃみたい!」
少年「そんなことあるわけないだろ...。」
少年は男の子に聞こえないようにボソリと呟いた。時間にして...10分くらいだろうか...?男の子は急に...
男の子「おにいしゃん!止めて!止めて!」
少年「どうした?」
少年はゆっくりとブランコを止め、男の子はポテポテと走り出した。
男の子が向かった先はジャングルジムだった。よいしょよいしょ…と言わんばかりにゆっくりと登って行き高いところまで着いた。
少年「お…おいっ!お前にはまだ早い!」
少年は走ってジャングルジムに向かい…
男の子「大丈夫だよ~!」
男の子は片手を振りながら答えるが…もう片方の手がツルッと滑り男の子は真っ逆さまに落ちて行く。
少年は走るのを速め…滑り込み腕を前に出しなんとか男の子を受け止めた。
男の子はビックリして大泣きしてしまった。
男の子「うわああああああああああああああああん」
少年は男の子を宥めた。
少年「わっ!泣くな泣くな。大丈夫だから」
少年は男の子の頭を撫でた。男の子は少年の腕を見て怪我してるのに気付き
男の子「おにいしゃん!怪我してる!」
少年「そんなの舐めてればいい」
男の子「ダメ!あしょこにみじゅばあるからいこ!」
男の子は少年の腕を引っ張るが…力が足りないのか引っ張っても少年はビクともしなかったがその頑張って引っ張ってる姿に少年は微笑ましく思い水場のある方向に一緒に向かった。
そして、男の子は少年の怪我をしてるとこに水をかけて汚れを落としハンカチを少年の怪我に巻いてあげた。
男の子「これで大丈夫!」
少年「ああ…ありがとうな」
男の子「こっちこそ僕を助けてありがちょう!」
男の子はにっこりと笑ってチュッとキスをした。少年はキスされたことに呆然とし…その後にハッとし…
少年「へ…?僕…?」
少年が聞くと男の子は???となり
男の子「僕、男の子だよー?」
男の子はそう答えた時…
女性「悠衣ちゃーん、どこなのー?」
遠くから女性の声がし…
悠衣「あ、ママだー!」
母親「悠衣ちゃん!もう…勝手にいなくならないで!心配しちゃったじゃないの!」
母親は悠衣を怒鳴ってからしゃがみ込みギュッと抱き締めた。
悠衣「ごめんなしゃい…。早く公園であしょびたかったの…」
母親「まったく…仕方がない悠衣ちゃんね…」
母親はふぅ…とため息をついた
悠衣「あのね、王子しゃまとあしょんだのー」
悠衣は少年に抱きついた。
母親「あら…ありがとうね。悠衣と遊んでくれて…」
母親は少年にお辞儀をしてお礼を言った。
少年「あ…いや…別に…」
ふふふ…と母親は悠衣の手を繋ぎ
母親「さぁ…悠衣ちゃん、遅くなったから帰りましょ」
悠衣「はーい。王子しゃま、またあしょんでねー!」
悠衣は手を振りながら母親と出口へと行く。
悠衣「僕、王子しゃまとチューしたから結婚しゅるんだー」
母親「あら…それは良かったねー」
とたわいもない会話が少年の耳に聞こえ…真っ赤になった。
少年「な…何言ってるんだ…あいつ…」
ふと…少年はハンカチに目をやり…名前が書いてある事に気付いた。
少年「あいだ ゆい…」
少年はポツリと呟き…悠衣が帰って行った方向を見つめた。
少年の初恋は男の子だった事で崩れたが…十数年後…二人が再開する事はまだ誰もわからなかった…
ポテポテ....と歩く可愛らしい子供とその母親...。髪は黒のショートヘアーに青いリボンのカチューシャ、服装は童話に出てくる不思議の国のアリスの格好をした男の子。その親子は公園に向かおうとしていて公園に入る前に母親の知り合いの人に出会い、大人同士で話をしだした。男の子はじっと公園を見ながら親が話終わるのを待っていたがなかなか終わらず勝手に公園へ一人で歩いて行ってしまった。
男の子「わぁ~い、公園だ~!」
男の子はパァ~っと明るくポテポテ...と歩いて行き
男の子「何して遊ぼうかなぁ~。」
ワクワクしながら遊戯に近づいて行くが...
男の子「いっぱいいろんなのあって迷っちゃうなぁ~。」
キョロキョロと辺りを見渡し...ウサギが座ってる形の椅子を発見し
男の子「うさしゃんだ~!」
トテトテとウサギの椅子に近づきんしょんしょと座ろうとよじ登るが...ツルッと滑り何回も挑戦をするが...上手くいかずに泣いてしまった。
男の子「ふぇ....うわぁ~ん!」
男の子が泣いてると…
少年「チビ、何泣いてるんだ?」
男の子「ふぇ…うさしゃんににょれないのぉ…。」
男の子は泣きながら答えると…
少年「なんだ…そんなことで泣いてたのかよ…。ほらよ。」
少年は男の子をひょいっと脇から手を入れ持ち上げ乗せる。
男の子「わぁ…!おにいしゃん、ありがちょう!」
男の子は嬉しさに満面の笑みで少年に笑いお礼を言った。
少年はドクンっと心臓が鳴り…
少年(「可愛い顔で笑う女の子だなぁ…。」)
そんなことを考えながら男の子を見ると…男の子は?になり首をカクンと傾げ…
男の子「おにいしゃん、どうちたの?」
少年「いや...なんでもねぇよ...。じゃあ、俺は帰るからな。後は親にしてもらえよ。」
と、少年は歩き出そうとしたらムギュッと男の子に涙を流しながら服を掴まれた。
少年「えっと....。」
男の子「行っちゃヤダ!」
少年「へ...?」
少年は驚き、男の子を見て...。
少年「....仕方がない。少し、一緒に遊ぶか...。」
少年は男の子の頭を撫でてながら溜息をついた。男の子は撫でて貰ったことで笑顔になり「えへへ...」と喜んだ。
少年「ところで....お前は1人で来たのか?」
男の子「ううん、ママと来ちゃの!」
少年「お母さんと来たならいいか...。」
さて...どうしょうか...と考えてる間に男の子が...。
男の子「おにいしゃん!こんろ、ありぇであしょびたい!」
男の子は少年の服をグイグイと引っ張りブランコを指でさした。
少年「ブランコかぁ...まだお前には無理だろ。」
男の子「やぁ~!ありぇであしょぶー!」
男の子はジタバタし、少年は男の子を支えた。
少年「おいっ、暴れるな!落ちるだろうが!」
男の子「やぁ~の!あしょびたい!」
少年は溜息をつき
少年「しょうがねぇなぁ....」
小年は男の子を抱き上げブランコに向かいブランコに座らせた。
少年「この鎖から絶対に離すなよ。」
男の子「うん!」
少年はゆっくりと男の子の背中を軽く押しブラブラと揺らせた。
男の子「わぁ...おにいしゃん!すっごいよぉ!たのちい!」
男の子はキャッキャッと楽しそうに笑っていた。
男の子「たか~い!大きくなっちゃみたい!」
少年「そんなことあるわけないだろ...。」
少年は男の子に聞こえないようにボソリと呟いた。時間にして...10分くらいだろうか...?男の子は急に...
男の子「おにいしゃん!止めて!止めて!」
少年「どうした?」
少年はゆっくりとブランコを止め、男の子はポテポテと走り出した。
男の子が向かった先はジャングルジムだった。よいしょよいしょ…と言わんばかりにゆっくりと登って行き高いところまで着いた。
少年「お…おいっ!お前にはまだ早い!」
少年は走ってジャングルジムに向かい…
男の子「大丈夫だよ~!」
男の子は片手を振りながら答えるが…もう片方の手がツルッと滑り男の子は真っ逆さまに落ちて行く。
少年は走るのを速め…滑り込み腕を前に出しなんとか男の子を受け止めた。
男の子はビックリして大泣きしてしまった。
男の子「うわああああああああああああああああん」
少年は男の子を宥めた。
少年「わっ!泣くな泣くな。大丈夫だから」
少年は男の子の頭を撫でた。男の子は少年の腕を見て怪我してるのに気付き
男の子「おにいしゃん!怪我してる!」
少年「そんなの舐めてればいい」
男の子「ダメ!あしょこにみじゅばあるからいこ!」
男の子は少年の腕を引っ張るが…力が足りないのか引っ張っても少年はビクともしなかったがその頑張って引っ張ってる姿に少年は微笑ましく思い水場のある方向に一緒に向かった。
そして、男の子は少年の怪我をしてるとこに水をかけて汚れを落としハンカチを少年の怪我に巻いてあげた。
男の子「これで大丈夫!」
少年「ああ…ありがとうな」
男の子「こっちこそ僕を助けてありがちょう!」
男の子はにっこりと笑ってチュッとキスをした。少年はキスされたことに呆然とし…その後にハッとし…
少年「へ…?僕…?」
少年が聞くと男の子は???となり
男の子「僕、男の子だよー?」
男の子はそう答えた時…
女性「悠衣ちゃーん、どこなのー?」
遠くから女性の声がし…
悠衣「あ、ママだー!」
母親「悠衣ちゃん!もう…勝手にいなくならないで!心配しちゃったじゃないの!」
母親は悠衣を怒鳴ってからしゃがみ込みギュッと抱き締めた。
悠衣「ごめんなしゃい…。早く公園であしょびたかったの…」
母親「まったく…仕方がない悠衣ちゃんね…」
母親はふぅ…とため息をついた
悠衣「あのね、王子しゃまとあしょんだのー」
悠衣は少年に抱きついた。
母親「あら…ありがとうね。悠衣と遊んでくれて…」
母親は少年にお辞儀をしてお礼を言った。
少年「あ…いや…別に…」
ふふふ…と母親は悠衣の手を繋ぎ
母親「さぁ…悠衣ちゃん、遅くなったから帰りましょ」
悠衣「はーい。王子しゃま、またあしょんでねー!」
悠衣は手を振りながら母親と出口へと行く。
悠衣「僕、王子しゃまとチューしたから結婚しゅるんだー」
母親「あら…それは良かったねー」
とたわいもない会話が少年の耳に聞こえ…真っ赤になった。
少年「な…何言ってるんだ…あいつ…」
ふと…少年はハンカチに目をやり…名前が書いてある事に気付いた。
少年「あいだ ゆい…」
少年はポツリと呟き…悠衣が帰って行った方向を見つめた。
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