友と耳鳴り


 残業もなく定時で仕事を切り上げた、いつもの満員電車に揺られての帰り道。首の後がピリピリと痛んで、軽い耳鳴りがする。病院に行くほどではない不快感。放っておけばなんとかなるか、なんて軽く思いながら借りているアパートに目を向ける。
「おかえり、圭佑」
 そこには大学時代からの親友が立っていた。


 ※事故・病院表現注意
 ※ハッピーエンドです
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