チラウラ

青空びすた

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間食

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 教室でサンドイッチをかじる。
 美忠の視線に気づいて、ひとつ差し出す。

「いや欲しいんじゃないけど」
「ん。でも俺があげたい」
「あー、ん。わかった。ありがと」

 手に持っていた残りを全部食べて、新しい袋を開ける。
 今度はコロッケパン。

「朝ごはんは?」
「食べたんだけど、なんか足りなくて」

 口の中にソースとコロッケとパンの味。
 じっと美忠の顔を見る。手にしたサンドイッチを口に入れた。
 満足して、手に持ったコロッケパンにまたかじりつく。

「ふっ」
「ん?」
「ついてる」

 ほっぺたを拭かれる。
 指についたソースも美味しそうに見えて、美忠の親指に食いつく。

「美味い?」
「ん。うまい。こっちも食う?」
「いいよ。ゆっくり食べな」

 コロッケパンも食べさせたくなった。
 口元に差し出せばぱくっと食べた。可愛い。
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