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やけど
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「いってぇ……」
昼ご飯に美忠とキムチ鍋を食べてたら、べろをやけどした。べーって美忠に見せる。呆れたように水を差し出された。氷を入れてくれるの優しいなって思う。
「赤くなってる」
「わかるもん?」
「あぁ。痛そう」
美忠が痛いみたいな顔してる。水を受け取って口に入れる。ちびちび舐めて、口に含んで、じっとしてみる。痛い。温くなったらもう一口。じんわり痛い。
「痛い」
「ゆっくり食べないからだろ」
「ピリピリする」
「おとなしく冷やしてろ」
ちょっと笑いながら残ってる鍋をつついてる。可愛い。
「怪我って舐めたら治るってほんとかな?」
「……試してもいいが、たぶんめちゃくちゃ痛いと思う」
「めちゃくちゃ?」
「めちゃくちゃ」
「……やめとく」
想像するだけでビリビリする。しばらくチューはお預けか。
昼ご飯に美忠とキムチ鍋を食べてたら、べろをやけどした。べーって美忠に見せる。呆れたように水を差し出された。氷を入れてくれるの優しいなって思う。
「赤くなってる」
「わかるもん?」
「あぁ。痛そう」
美忠が痛いみたいな顔してる。水を受け取って口に入れる。ちびちび舐めて、口に含んで、じっとしてみる。痛い。温くなったらもう一口。じんわり痛い。
「痛い」
「ゆっくり食べないからだろ」
「ピリピリする」
「おとなしく冷やしてろ」
ちょっと笑いながら残ってる鍋をつついてる。可愛い。
「怪我って舐めたら治るってほんとかな?」
「……試してもいいが、たぶんめちゃくちゃ痛いと思う」
「めちゃくちゃ?」
「めちゃくちゃ」
「……やめとく」
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