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初詣
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真っ暗な道を早足で歩く。日付が変わった瞬間にあけおめのメッセージは来てたけど、早く顔が見たい。
最後の数メートルはほぼダッシュ。息も整えずにチャイムを鳴らす。
「はーい」
「あけおめ!」
「おう。おめでと」
メッセージは形に残るけど、言葉も嬉しい。
「もっとあったかい格好して!」
「はいはい」
マフラーしてないことに気づいて声をかけると、やれやれって感じで笑われた。おい、やれやれはこっちのセリフだぞ。
「ん、お待たせ」
「んーん。今年もよろしく、ハニー」
「うん。よろしくな、ダーリン」
二人で笑って手をつなぐ。寒いし、人が多いし、新年だし。手が暖かくて、心も温まる。
「これが温活?」
「またなんか馬鹿なこと言ってんな」
本人に向かって言うことじゃないと思う。でも、美忠が笑ってるからいいや。
今年も美忠が隣にいれば絶対にいい年になります。
最後の数メートルはほぼダッシュ。息も整えずにチャイムを鳴らす。
「はーい」
「あけおめ!」
「おう。おめでと」
メッセージは形に残るけど、言葉も嬉しい。
「もっとあったかい格好して!」
「はいはい」
マフラーしてないことに気づいて声をかけると、やれやれって感じで笑われた。おい、やれやれはこっちのセリフだぞ。
「ん、お待たせ」
「んーん。今年もよろしく、ハニー」
「うん。よろしくな、ダーリン」
二人で笑って手をつなぐ。寒いし、人が多いし、新年だし。手が暖かくて、心も温まる。
「これが温活?」
「またなんか馬鹿なこと言ってんな」
本人に向かって言うことじゃないと思う。でも、美忠が笑ってるからいいや。
今年も美忠が隣にいれば絶対にいい年になります。
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