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環《リンク》(統合魔法魔術式)

環《リンク》の元ネタ

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リンクという魔法の元ネタは、作者が昔、台湾の仙人の弟子、インド聖者の弟子、イギリス魔女の弟子……というとんでもパーソンから聞いた話がベースになっています。


東洋医学では人間の人体には 奇経八脈きけいはちみゃくという、わたしたちがお母さんのお腹の中にいた頃に活性化していた気のラインがあるそうで。

その中に「帯脈たいみゃく」という、おへそ周りの、ちょうどベルトを閉める位置のラインがあります。

「帯脈には願いを叶える力があるんだよね」

とのことで、とても印象に残っていました。

まだ日本では引き寄せの法則という言葉もなかった頃の話。


その後、ふとこの帯脈ラインのことを思い出しました。

帯脈をおへそ周りの皮膚から「身体から浮かせてフラフープのイメージを作る」をやってみたところ、とても爽快な気分になりまして。

面白かったので、心理療法的なイメージワークと組み合わせてフラフープを光らせるイメージをしたり、おへそ周りだけでなく頭部、首元、胸元、下腹部、膝、足元などに移動させると場所によって効果が全然違うことに気づきます。


頭部にフラフープを持ってくると、頭がスッキリしてイライラが治りやすい、アイデアが出やすい

胸元だと気持ちが落ち着いて穏やかになりやすい、自分本人な身勝手さが抑制されて、他人への思いやりを思い出す、自然な感じで人に親切になる

下腹部に持ってくると、ここは下丹田で武術でも重視される場所。
気力体力が充実して元気になってくる、文字通り腹がどっしり座って他人に振り回されにくくなる

……などといった感じ。


この辺りがリンクシリーズ各作品でのリンクのイメージに繋がることになりました。

実際にヒーリング効果があり、頭痛や身体の痛みの部位に光のリンクをイメージすると緩和しやすかったりするようです。

ぼんやりしたイメージでも良いのは、なるほど本当にこの辺に「気の流れ」があるからなんだな~と興味深く思ったものです。



似たような感じで、シリーズ作品中で聖なる魔力の持ち主たちのネオンカラーに光る魔力イメージも、なかなか面白い効果がありまして。

ルシウスのネオンブルーなどは悪影響からの保護、強い自己肯定感と自己効力感、創造性や能力発揮などの効果が。
(LEDライトの青色のイメージ。🟦よりちょっと明るめの青)


ファンタジーなので不思議ネタを随所に仕込んでるというお話なのでした。

というよりガチの魔法をこっそり混ぜ込んでるリンクシリーズです😃🪄

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感想 32

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