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重要人物等

アケロニア王国、テオドロス国王(テオドロス司法官)

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アケロニア王国の国王、元国王。
退位後に国際司法官となった異色の王族。

黒髪黒目、端正な顔立ち、平均的な体格の男性。
体格は標準だが、身体強化なしで大剣を振り回す膂力を持つ。

元国王ながら学者肌の学究タイプで、穏やかな気質と思慮深さで知られていた。

他愛のない賭け事を好むが、基本的に弱点のないバランス型。
覇気こそ実父ヴァシレウスに及ばぬものの、政治的な実務能力は父を上回る。


父はアケロニア王国のヴァシレウス大王。
姉はタイアド王国に嫁いだクラウディア王女。(タイアド王妃クラウディア)
妻は他国出身の元侯爵令嬢、故人。
娘はグレイシア王太女。(後のグレイシア女王)
孫はユーグレン王太子。(後のユーグレン国王、賢者ユーグレン)
孫ほど年の離れた異母弟に王弟カズンがいる。(後の勇者カズン)


退位して娘のグレイシアの女王即位を見届けた後、国内の保養地で隠居するも、偉大なる父ヴァシレウス大王の伝記番外編を数冊書き上げた数年で隠居に飽きてしまう。

ロットハーナ襲来の凶事による出奔後、何年も帰還しない溺愛する異母弟カズンに会いに行く口実として、円環大陸全土を出張する国際司法官の資格に目をつける。
通常十年の学習が必要なところ、脅威の超短期一年の勉強の後に合格、永遠の国の国際司法部に就職することになった。

国際司法官は、出身国や所属の派閥に有利な依怙贔屓、偏った裁判ができないよう、必ず永遠の国の神殿本部で『神殿契約』の誓約を結ばされる。

アケロニア王国の元国王テオドロスも例外ではなく、以降の彼は公正な法の番人として、円環大陸全土で引っ張りだこの人気司法官として知られるようになる。







※お兄ちゃまは滅茶苦茶長生きしそうです😃
そんで円環大陸はアケロニア王族の有能さに感服することに。
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