環《リンク》シリーズ設定集

重要人物等

大魔道士ヨシュア/Grand Mage Joshua

アケロニア王国出身の魔力使い。

魔法の大家、リースト伯爵家(後に侯爵家)の元当主。

青みがかった銀髪、湖面の水色の瞳を持つ麗しの美貌の少年、青年。
瞳の虹彩の中に銀色の花が咲いたような模様があり、これはリースト一族では多数の魔法剣を扱う者の特徴である。

怠惰で面倒くさがり屋の横着者で狡猾な性格だが、物事の白黒グレーを絶妙なバランスで見抜き扱う、参謀向きタイプ。
家族や幼馴染みのカズンなど身近な者たちは本性をよく理解しているが、外見に騙される他者には儚げ美人の側面しか見せない。

父親は前リースト伯爵カイル。
母親は国内の子爵令嬢だったブリジット。
祖父は先王ヴァシレウスの友人で元魔道騎士団の団長、のち顧問のメガエリス。
祖母は元修道女のスノーフレーク。
父方の叔父に聖者、無欠のルシウスがいる。

典型的な旧世代の魔力使いで、百本以上の金剛石ダイヤモンドの魔法剣を操る早熟の天才魔法剣士。

しかし後に魔法剣の大半を手放し、魔法と魔術を自在に操る「大魔道士」として覚醒した。

魔力は群青色もしくは瑠璃色。

血筋に受け継いだ「魔法樹脂」の使い手。

料理上手の叔父ルシウスの影響で調理スキルを持つ。

好物は幼馴染みカズンが好きなものと同じもの。

竜殺しの称号のため、幼い頃は仲が良かったはずの綿毛竜コットンドラゴンのユキノとは学園時代から疎遠になっていた。
後にプリズム王国で羽竜を救う手助けをしたことから〝竜を救いし者〟の称号を新たに獲得。
これ以降はユキノと仲直りが可能となった。


後に家の爵位の陞爵に伴いリースト侯爵となるも、出奔した幼馴染みの王弟カズンを追うため家と爵位を一族の少女オデットに託して旅に出た。

旧世代の魔力使いとしての師匠は亡父の先代伯爵カイルと、叔父のルシウス。

新世代の魔力使いの師匠は、環リンクファミリーの占い師ハスミン。

環リンク使いとして、環リンクは足元に出る最強の一角。
分類は知性タイプ。


幼馴染みの王弟カズン(後の勇者カズン)に強い執着を持ち、側近の騎士を目指すがリースト伯爵家のお家乗っ取り事件により挫折。

前王家ロットハーナの末裔との戦闘で負傷し、数年に渡って寝たきり生活を送る羽目に陥る。
このため、王弟カズンが父親の仇イマージ・ロットを追って出奔したとき共について行くことができず失意の日々を送る。

イマージとの戦闘から六年後、周囲の後押しを受けてカズンを追い、旅路の果てに再会を果たした。


幼少期から己の理解者だった王弟カズンに執着し、如何に生涯その側に侍り続けるかに腐心していた。

最終的に想いこそ通じたが、環リンクに覚醒したことで己の情愛が相手に与える負担を省みることになる。（諦めるとは言っていない）


大魔道士に覚醒するきっかけは、カズンを追う旅の途中で迷い込んだアヴァロン山脈で出会った同世代の旧世代魔力使いたちから多種多様な魔法を教わったことによる。

結果的に叔父ルシウスの元で旧世代、新世代の魔法や魔術研究に従事することになる。


後に神人ピアディに〝さいあい〟と呼ばれ寵愛を受けカーナ神国に帰化し、宰相位を賜ることとなった。



☆ステータス

名前　ヨシュア・リースト

所属(出自)
リースト侯爵家（元伯爵家）当主
神人ジューア子孫（ハイヒューマン魔人族末裔）
（後に）カーナ神国宰相

称号・職業
魔法剣士→（後に）大魔道グランドメイジ
竜殺し
竜を救いし者
運命を弄びし者（プリズム王国で伝授された魔法に由来）
環リンクファミリー孫世代、男性リーダー
占い師ハスミン直弟子
神人ルシウスの加護
神人ピアディの寵愛

保有スキル
魔法樹脂
調理スキル初級
魔力鑑定中級→上級
物品鑑定初級→中級

体力　５
魔力　８→（後に？？？）
知力　９
人間性　４
人間関係　２
幸運　１→（後に本来の３に回復）

各数値は１０段階評価。

※本人の持つ総エネルギー量を資質ごとに分けたもの。

※環リンク使いのためステータス値は可変。