環《リンク》シリーズ設定集

重要人物等

聖女ロータス

円環大陸において、環リンク創成の魔術師フリーダヤと並ぶ伝説級の魔力使い、聖女。

魔力使いとして旧世代と新世代、両方の特徴を持つハイブリッドで、歴史上確認された第一号。

薄い褐色の肌と真っ直ぐなラベンダー色の長い髪の美女。
瞳の色は水色だが、盲目のため白く濁っている。

独自の魔力の使い方による戦闘力の高さを誇るが、治癒や浄化など聖女特有の能力やスキルは一通り高い水準で備えている。

他、変身術の名手。

魔力の色は鮮やかなネオンピンク（フューシャピンク）、聖女の芳香は蓮の花の甘く神秘的な香り。

象徴は自身の名と同じ蓮の花と葉。

“力”そのものに執着する旧世代の魔力使いでありながら、人々の本質を見抜き天命を生きるよう導く新世代の聖女として崇拝を集める。

環リンクは非常に珍しい足元に現れるタイプ。
分類は本能タイプ。

冒険者ランクは最高にして番外のＳＳＳランク。
このランクは特定の国家や集団の制限を受けない名誉ランク。



円環大陸の北部にかつてあった亡国、コーシャ帝国の元皇女。

強い聖なる魔力の持ち主として生まれ、

「皇帝の跡を継げば偉大な女帝として円環大陸全土を支配し、魔力使いの道を選べば聖女となる」

の託宣を当時、コーシャ帝国を訪れていた呪師の頭領から受ける。

年頃になって皇帝の父から呪師の頭領の元に預けられ、まもなくコーシャ帝国は滅亡する。

その頃には“時を壊す”を果たして魔力使いとして寿命を消失するが、聖女に覚醒するには至らなかった。

約百年後、師匠の呪師の本拠地で医者の息子フリーダヤ青年と出会い、彼が魔力使いとして稀有な個性と知性を備えていることを見抜く。

青年フリーダヤを罠にかけ、彼が魔力使いに覚醒する前後の魔力の波動を利用して嵐を呼び寄せ、雷に撃たれることで莫大な魔力を獲得し聖女に覚醒する。

ただし代償として視力を失い、二度と光を取り戻すことがなかった。