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海の街へ飯テロ旅行
国王様から旅行のお小遣いゲーット!
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その日、昼食の時間よりかなり早い時間に、カズンたちホーライル侯爵領行き一行は王宮に集合した。
王宮奥、王城の入り口入ってすぐのサロンに集まって、王弟カズン、ホーライル侯爵令息ライル、リースト伯爵ヨシュアは最後の一人を待っていた。
まだ学生の王弟に、高位貴族の令息、そして現伯爵と、若々しく見目も良く有名な三人とあって、用もないのに王宮の侍女たちがこっそり覗いては去っていく。
「もう一人追加って誰なんだ? カズン」
ソファに座って、手持ち無沙汰に腕のストレッチをしながらライルが訊いてきた。
「うむ、皆知ってる奴だぞ」
カズンはそう言うのみで、具体的に誰かまでは言わなかった。
「それにしても遅いですね。現地に到着してからお昼の調理でしょう? 間に合うのかな」
「一応、現地で海老中心に食材の手配は頼んである。まああんまり遅くなるようなら、先に飯食って調理実験は後回しにしようぜ」
サロン付きの侍女に待ち人の様子を確認すると、もう間もなく到着するとのこと。
◇◇◇
カズンたちがホーライル侯爵領への小旅行を決めたのが、一昨日の学園での昼休みでのこと。
同じ食堂内で自分たちの話をユーグレン王子が聴いていたのを知っていたカズンは、その日の放課後、馬車留めへ向かう通路で彼を待ち伏せしていた。
生徒会長の仕事を片付けてから下校するユーグレンは、案の定、夕方近くになってから護衛を兼ねた補佐官候補の生徒と現れた。
いつ見ても自分と身長以外はそっくりな王子だ。黒髪黒目はこの国ではアケロニア王族だけだから、見つけるのは容易い。
「カズン? お前もこれから帰るのか。ちょうどいい、話が」
「……殿下? ホーライル侯爵領に来たいんですよね? けどその前にちゃんとホーライル侯爵令息に話を通すのが筋じゃないですか?」
「……うっ、そ、それはそうだが」
既にライルに一人追加と伝えていることなどおくびにも出さない。
ユーグレンの斜め後ろに控えている護衛兼の補佐官補佐の男子生徒は、カズンの言葉に同意するように深く頷いている。
「それに、急に週末二日間も王子が留守にするだなんて、国王陛下と王太女殿下にはどう伝えるおつもりで?」
「お、お前が一緒に説得してくれれば、絶対何とかなると思うのだがっ」
はあ、とカズンは深い溜め息を吐いた。
言われるまでもなくそのつもりだった。
この世界は、前世で生きていた現代日本と違って、電話もメールも、スマホのメッセージアプリもないのだ。
一応、通信機能を持つ魔導具はあるが高価で一般化まではされていない。
連絡手段が限られているから、すれ違いを防止するにはこうして待っているしかなくて、少し面倒だ。
「仕方ないですが、引き受けましょう。どうせ、この後一緒に王宮へ向かうつもりでしたから。……その前に、うちの馬車の御者に伝言するので来てくれます?」
そうしてアルトレイ女大公家の御者に、王宮に寄って行くので帰りは遅くなると伝言を託して、先に帰らせた。
カズンはユーグレンの王家の馬車で、護衛を兼ねる補佐官候補の生徒と三人で王宮行きだ。
「母上は問題ないはずだが、やはりお祖父様が難関だ。カズン、どんなふうに口添えをしてくれるのだ?」
カズンは黒縁眼鏡のブリッジを中指ですっと押し上げた。キラリとレンズが光る。
「……ガスター菓子店のショコラ詰め合わせ、大中小どれを賜るかで僕のやる気は大きく変わることでしょう」
ガスター菓子店は王都の有名菓子店で、チョコレートを使ったスイーツで知られる名店だ。
ショコラ詰め合わせは小箱が銅貨8枚(日本円で約800円)から。
中箱が小銀貨5枚(約5000円)から。
大箱はポピュラーなもので小金貨2枚(約20000円)から。
「ぐ……っ。こらカズン! お前だって私と大して小遣い変わらない癖に! ちょっと吹っかけすぎではないか!?」
「いえいえ、別に構わないのですよ、一口サイズのショコラ片2枚ぽっちの小箱だって。ただし結果はお約束できませんなあ」
「うぐぅ……そう来るか……!」
前に座る補佐官候補の男子生徒が笑いを堪えている。
普段はこの国の唯一の王子として、各所で采配を振るう悠々とした姿ばかり見ているだけに、カズンに振り回されている姿が面白いようだ。
「うう……中箱ショコラで手を打ってほしい……それ以上はさすがに無い袖は振れない」
しばらく唸りながら熟考した後、断腸の思いでユーグレンは決断を下した。
いくら王子とはいえ、まだ未成年のユーグレンの使える金銭は“小遣い”の範囲内に過ぎない。
もちろん、王族としての品格を維持する費用は毎年大金が動くが、それは国から出ている予算であって、ユーグレン個人が私用で使えるものではない。
王弟のカズンもその辺の懐事情は同じだ。毎月一定額の“お小遣い”をやりくりする、一学生に過ぎなかった。
「よろしい。そんなに悔しそうなお顔をなされますな。きっと、実に良い出費だったと後で僕に感謝するでしょうからね」
「馬鹿丁寧な言葉遣いはやめろというのに。お前は一応、私の大叔父様ぞ。……ヨシュア絡みでは、お前の手のひらの上で上手く転がされてばかりな気がする。まったく」
好物を報酬にして交渉成立のカズンは、黒縁眼鏡の奥でにんまり笑う。
対するユーグレンは思わぬ出費に項垂れている。
その後は、王宮に着いてすぐ、国王テオドロスの執務室へ向かう一行だった。
そして速攻でテオドロスの説得ばかりか、小遣いまでせしめるカズンの手腕に、ユーグレンは内心舌を巻いた。
「わあ、ありがとうございます、お兄ちゃま! お土産買ってきますからね!」
「うむうむ、気を遣わずともよいぞ、怪我にだけは気をつけるがよい。ユーグレンもな」
しかも、しっかりユーグレンの分の小遣いまで確保してくれるときた。
(これはしばらく、カズンに頭が上がらん……)
それぞれ一掴み分ずつの大銀貨を頂戴したのだった。(大銀貨1枚=約5000円×十数枚)
--
※タイトル変更しました。やはりこれが落ち着く~♪
王宮奥、王城の入り口入ってすぐのサロンに集まって、王弟カズン、ホーライル侯爵令息ライル、リースト伯爵ヨシュアは最後の一人を待っていた。
まだ学生の王弟に、高位貴族の令息、そして現伯爵と、若々しく見目も良く有名な三人とあって、用もないのに王宮の侍女たちがこっそり覗いては去っていく。
「もう一人追加って誰なんだ? カズン」
ソファに座って、手持ち無沙汰に腕のストレッチをしながらライルが訊いてきた。
「うむ、皆知ってる奴だぞ」
カズンはそう言うのみで、具体的に誰かまでは言わなかった。
「それにしても遅いですね。現地に到着してからお昼の調理でしょう? 間に合うのかな」
「一応、現地で海老中心に食材の手配は頼んである。まああんまり遅くなるようなら、先に飯食って調理実験は後回しにしようぜ」
サロン付きの侍女に待ち人の様子を確認すると、もう間もなく到着するとのこと。
◇◇◇
カズンたちがホーライル侯爵領への小旅行を決めたのが、一昨日の学園での昼休みでのこと。
同じ食堂内で自分たちの話をユーグレン王子が聴いていたのを知っていたカズンは、その日の放課後、馬車留めへ向かう通路で彼を待ち伏せしていた。
生徒会長の仕事を片付けてから下校するユーグレンは、案の定、夕方近くになってから護衛を兼ねた補佐官候補の生徒と現れた。
いつ見ても自分と身長以外はそっくりな王子だ。黒髪黒目はこの国ではアケロニア王族だけだから、見つけるのは容易い。
「カズン? お前もこれから帰るのか。ちょうどいい、話が」
「……殿下? ホーライル侯爵領に来たいんですよね? けどその前にちゃんとホーライル侯爵令息に話を通すのが筋じゃないですか?」
「……うっ、そ、それはそうだが」
既にライルに一人追加と伝えていることなどおくびにも出さない。
ユーグレンの斜め後ろに控えている護衛兼の補佐官補佐の男子生徒は、カズンの言葉に同意するように深く頷いている。
「それに、急に週末二日間も王子が留守にするだなんて、国王陛下と王太女殿下にはどう伝えるおつもりで?」
「お、お前が一緒に説得してくれれば、絶対何とかなると思うのだがっ」
はあ、とカズンは深い溜め息を吐いた。
言われるまでもなくそのつもりだった。
この世界は、前世で生きていた現代日本と違って、電話もメールも、スマホのメッセージアプリもないのだ。
一応、通信機能を持つ魔導具はあるが高価で一般化まではされていない。
連絡手段が限られているから、すれ違いを防止するにはこうして待っているしかなくて、少し面倒だ。
「仕方ないですが、引き受けましょう。どうせ、この後一緒に王宮へ向かうつもりでしたから。……その前に、うちの馬車の御者に伝言するので来てくれます?」
そうしてアルトレイ女大公家の御者に、王宮に寄って行くので帰りは遅くなると伝言を託して、先に帰らせた。
カズンはユーグレンの王家の馬車で、護衛を兼ねる補佐官候補の生徒と三人で王宮行きだ。
「母上は問題ないはずだが、やはりお祖父様が難関だ。カズン、どんなふうに口添えをしてくれるのだ?」
カズンは黒縁眼鏡のブリッジを中指ですっと押し上げた。キラリとレンズが光る。
「……ガスター菓子店のショコラ詰め合わせ、大中小どれを賜るかで僕のやる気は大きく変わることでしょう」
ガスター菓子店は王都の有名菓子店で、チョコレートを使ったスイーツで知られる名店だ。
ショコラ詰め合わせは小箱が銅貨8枚(日本円で約800円)から。
中箱が小銀貨5枚(約5000円)から。
大箱はポピュラーなもので小金貨2枚(約20000円)から。
「ぐ……っ。こらカズン! お前だって私と大して小遣い変わらない癖に! ちょっと吹っかけすぎではないか!?」
「いえいえ、別に構わないのですよ、一口サイズのショコラ片2枚ぽっちの小箱だって。ただし結果はお約束できませんなあ」
「うぐぅ……そう来るか……!」
前に座る補佐官候補の男子生徒が笑いを堪えている。
普段はこの国の唯一の王子として、各所で采配を振るう悠々とした姿ばかり見ているだけに、カズンに振り回されている姿が面白いようだ。
「うう……中箱ショコラで手を打ってほしい……それ以上はさすがに無い袖は振れない」
しばらく唸りながら熟考した後、断腸の思いでユーグレンは決断を下した。
いくら王子とはいえ、まだ未成年のユーグレンの使える金銭は“小遣い”の範囲内に過ぎない。
もちろん、王族としての品格を維持する費用は毎年大金が動くが、それは国から出ている予算であって、ユーグレン個人が私用で使えるものではない。
王弟のカズンもその辺の懐事情は同じだ。毎月一定額の“お小遣い”をやりくりする、一学生に過ぎなかった。
「よろしい。そんなに悔しそうなお顔をなされますな。きっと、実に良い出費だったと後で僕に感謝するでしょうからね」
「馬鹿丁寧な言葉遣いはやめろというのに。お前は一応、私の大叔父様ぞ。……ヨシュア絡みでは、お前の手のひらの上で上手く転がされてばかりな気がする。まったく」
好物を報酬にして交渉成立のカズンは、黒縁眼鏡の奥でにんまり笑う。
対するユーグレンは思わぬ出費に項垂れている。
その後は、王宮に着いてすぐ、国王テオドロスの執務室へ向かう一行だった。
そして速攻でテオドロスの説得ばかりか、小遣いまでせしめるカズンの手腕に、ユーグレンは内心舌を巻いた。
「わあ、ありがとうございます、お兄ちゃま! お土産買ってきますからね!」
「うむうむ、気を遣わずともよいぞ、怪我にだけは気をつけるがよい。ユーグレンもな」
しかも、しっかりユーグレンの分の小遣いまで確保してくれるときた。
(これはしばらく、カズンに頭が上がらん……)
それぞれ一掴み分ずつの大銀貨を頂戴したのだった。(大銀貨1枚=約5000円×十数枚)
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※タイトル変更しました。やはりこれが落ち着く~♪
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