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第二章 お師匠様がやってきた
虚無実験
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「最後に、ここを出ていく前にお前たちに話しておくことがある。カズン様が追っているもののことだ」
そう言ってルシウスは自分の環の中から、手のひらの中にすっぽり収まる程度の小さな魔術樹脂の塊を取り出した。
中には青銀の髪の束が封入されている。ルシウスの髪と同じ色だ。
「これは私の甥っ子の髪だ。わかるか? 全体にべったりと染み付いているものが」
アイシャとトオンは自分たちも身体の周りに環を出した。
その状態で魔術樹脂の中の髪の束を見つめていると、それにコールタールのような黒く粘った液体状のものがこびり付いているのが見えてくる。
「カズン様が故郷を出奔することになった経緯を、お前たちはどこまで聞いている?」
その質問に、アイシャとトオンは顔を見合わせた。
答えたのはアイシャだ。
「その話は概要だけね。カズンはすぐ次の旅に出たい様子だったから、手短かに聞いただけ」
アイシャたちがカズンから聞いた話はこうだ。
カズンはアケロニア王国の先々王の末子の王族だ。高齢の父親はヴァシレウス大王。母親は同盟国の公爵令嬢だったセシリア。
年の差結婚だったが両親はとても仲が良く、一人息子だったカズンはとても愛され、何不自由ない生活を送っていたそうだ。
ところがある日、アケロニアの前王家の末裔だった邪法使いがカズンの父ヴァシレウスを殺害してしまった。
カズンはその父の仇を討つために故郷のアケロニア王国を出奔して、今も敵を追うため旅を続けている。
「その邪法使いが武器にしていたものが、この“虚無”という属性の魔力になる。うちの甥っ子は、カズン様を守ってこの虚無魔力を浴びたせいで、何年も消耗から回復できず寝たきりに陥っていたんだ」
「鮭の人が……」
魔法樹脂の中の青銀の髪は、そのとき虚無魔力を被ったルシウスの甥っ子の髪の一部で、後のためにサンプルとして保存しておいたものだという。
「アイシャ。前に賎民呪法の実験をしただろう。あのときと同じようにこの食堂に結界を張ってくれ」
ただし、前回の五倍は強固に。
「……わかったわ」
ルシウスの指示に不穏なものを感じながらも、アイシャは食堂の四隅上下に指でひとつずつ自分のネオングリーンの魔力で目印を置いていった。
更に四隅をそれぞれ魔力の線で繋ぐ。
次に線を面に広げていくと、食堂の長方形の空間の形で魔力による結界が完成した。
同じことを指定の五倍、つまり五回繰り返して五重の結界を作った。
「よし。ならば、これの封印を一部だけ解く」
手に持った魔法樹脂の上部だけ、ルシウスは封印を解いた。
中に入った青銀の髪の半分だけが露出する。
「う……っ」
その瞬間、溢れてきた猛烈な邪気に、トオンは口元を押さえた。そして後ずさる。
青銀の髪から空中に黒いモヤのようなものが立ち上っている。
嗅いだことのないような猛烈な腐敗臭が辺りに漂った。
食卓に飾ってあった草花が見る間に萎れていく。
「これが、虚無魔力……」
ルシウスはすぐに虚無魔力を放つ青銀の髪を再び魔法樹脂に封印し直した。
「アイシャ、即浄化!」
「! り、了解!」
ルシウスに鋭く指示されて我に返ったアイシャは、すぐに自分の環を輝かせて浄化の魔法を発動させた。
食堂内に漂っていた澱んだ虚無魔力の余波は、アイシャの環から放たれた濃いネオングリーンの魔力に塗り潰され浄化されていく。
「こ、こんなおかしな魔力の持ち主をあいつ、独りで追ってるのかよ!」
アイシャの聖なる魔力で浄化してもらったにも関わらず、トオンには大きな消耗のダメージが残った。
まだ心臓がバクバクと荒く脈打っている。
触れてもいないのに、息の根が止まるかと思うほど強烈な邪気だった。
「ああ。彼は今も戦っている。可能ならお前たちもできる範囲で助けてやってほしい」
「助けてって、でも、こんなもの……」
トオンは青ざめて、魔法樹脂の中身を見た。
古書店の店主として人付き合いが多いから、トオンも人の悪意には慣れている。
だがこれまで経験したどのようなネガティヴとも違う感覚だった。
何と言葉で表現したら良いかわからない種類の魔力だ。
ルシウスが再び魔法樹脂に封印したものを、じっと手に取ってアイシャが飴のような茶色の瞳で見つめている。
「……これ。王都の地下にあった邪悪な古代生物の魔力より、数段悪いわ」
アイシャもトオンほどではないが、顔から血の気が引いている。
「えっ。邪気の塊なのは同じだろ?」
「ううん。……そうね、まず種類が違う。何段階にも魔力が歪んでて、そのせいで一度や二度対策したぐらいじゃ浄化できなくなってる。人間の持つネガティヴな感情を何重にも重ねたような感じね」
説明するアイシャの息が少し荒い。
見ればアイシャの腰の周りの環の光が弱くなっている。
浄化で魔力を大量消費した証拠だ。
「分類までは俺にはわからないけど……」
「これは人間に由来の邪気よね。……クーツなんかが持ってた感じに近いわ」
アイシャは気づいた。
自分を虐げたかつての婚約者、クーツ王太子やその周辺の人物たちの持つ雰囲気が更に悪化していくと、このような虚無の波動を持った魔力となることを。
クーツ王太子たちを見ていて、ずっと不思議だったのだ。
なぜ、王族として人の上に立つべきものであるはずの彼があそこまで感情的に振る舞うのか。
クーツ王太子のような者を、以前ルシウスは“異常者”と呼んでいた。
(そうよ。あれは病んだ人の成れの果て)
その成れの果てが更に異常さを深めていくと、逆に過剰な感情は抑圧方向へ向かう。
そんなことを何度も繰り返していくと、もう普通の人間には対処できない汚物となり、汚染源となる。
この虚無魔力とは、そういう種類のものだ。
そこまで気づいた時点で、アイシャは思い出した。
百年に一度カーナ王国を襲う魔物の大侵攻スタンピードさえ終われば、聖女の義務の大きな負担が減る分、クーツ王太子の感情的な困難に寄り添えるのではないかと考えていたことがあった。
確かに自分は彼から虐げられていたが、国王と教会が認めた婚約者でもあった。
時間さえあれば、彼との関係を改善していけるのではないかと当時の自分が考えていたことを。
だから、スタンピードを退けた後、休息らしい休息を取らずすぐに王都まで帰還していた。
実際は思惑通りにはいかず、愚かなクーツ王太子に婚約破棄され追放されてしまったことは皆が知る通りだったけれど。
そう言ってルシウスは自分の環の中から、手のひらの中にすっぽり収まる程度の小さな魔術樹脂の塊を取り出した。
中には青銀の髪の束が封入されている。ルシウスの髪と同じ色だ。
「これは私の甥っ子の髪だ。わかるか? 全体にべったりと染み付いているものが」
アイシャとトオンは自分たちも身体の周りに環を出した。
その状態で魔術樹脂の中の髪の束を見つめていると、それにコールタールのような黒く粘った液体状のものがこびり付いているのが見えてくる。
「カズン様が故郷を出奔することになった経緯を、お前たちはどこまで聞いている?」
その質問に、アイシャとトオンは顔を見合わせた。
答えたのはアイシャだ。
「その話は概要だけね。カズンはすぐ次の旅に出たい様子だったから、手短かに聞いただけ」
アイシャたちがカズンから聞いた話はこうだ。
カズンはアケロニア王国の先々王の末子の王族だ。高齢の父親はヴァシレウス大王。母親は同盟国の公爵令嬢だったセシリア。
年の差結婚だったが両親はとても仲が良く、一人息子だったカズンはとても愛され、何不自由ない生活を送っていたそうだ。
ところがある日、アケロニアの前王家の末裔だった邪法使いがカズンの父ヴァシレウスを殺害してしまった。
カズンはその父の仇を討つために故郷のアケロニア王国を出奔して、今も敵を追うため旅を続けている。
「その邪法使いが武器にしていたものが、この“虚無”という属性の魔力になる。うちの甥っ子は、カズン様を守ってこの虚無魔力を浴びたせいで、何年も消耗から回復できず寝たきりに陥っていたんだ」
「鮭の人が……」
魔法樹脂の中の青銀の髪は、そのとき虚無魔力を被ったルシウスの甥っ子の髪の一部で、後のためにサンプルとして保存しておいたものだという。
「アイシャ。前に賎民呪法の実験をしただろう。あのときと同じようにこの食堂に結界を張ってくれ」
ただし、前回の五倍は強固に。
「……わかったわ」
ルシウスの指示に不穏なものを感じながらも、アイシャは食堂の四隅上下に指でひとつずつ自分のネオングリーンの魔力で目印を置いていった。
更に四隅をそれぞれ魔力の線で繋ぐ。
次に線を面に広げていくと、食堂の長方形の空間の形で魔力による結界が完成した。
同じことを指定の五倍、つまり五回繰り返して五重の結界を作った。
「よし。ならば、これの封印を一部だけ解く」
手に持った魔法樹脂の上部だけ、ルシウスは封印を解いた。
中に入った青銀の髪の半分だけが露出する。
「う……っ」
その瞬間、溢れてきた猛烈な邪気に、トオンは口元を押さえた。そして後ずさる。
青銀の髪から空中に黒いモヤのようなものが立ち上っている。
嗅いだことのないような猛烈な腐敗臭が辺りに漂った。
食卓に飾ってあった草花が見る間に萎れていく。
「これが、虚無魔力……」
ルシウスはすぐに虚無魔力を放つ青銀の髪を再び魔法樹脂に封印し直した。
「アイシャ、即浄化!」
「! り、了解!」
ルシウスに鋭く指示されて我に返ったアイシャは、すぐに自分の環を輝かせて浄化の魔法を発動させた。
食堂内に漂っていた澱んだ虚無魔力の余波は、アイシャの環から放たれた濃いネオングリーンの魔力に塗り潰され浄化されていく。
「こ、こんなおかしな魔力の持ち主をあいつ、独りで追ってるのかよ!」
アイシャの聖なる魔力で浄化してもらったにも関わらず、トオンには大きな消耗のダメージが残った。
まだ心臓がバクバクと荒く脈打っている。
触れてもいないのに、息の根が止まるかと思うほど強烈な邪気だった。
「ああ。彼は今も戦っている。可能ならお前たちもできる範囲で助けてやってほしい」
「助けてって、でも、こんなもの……」
トオンは青ざめて、魔法樹脂の中身を見た。
古書店の店主として人付き合いが多いから、トオンも人の悪意には慣れている。
だがこれまで経験したどのようなネガティヴとも違う感覚だった。
何と言葉で表現したら良いかわからない種類の魔力だ。
ルシウスが再び魔法樹脂に封印したものを、じっと手に取ってアイシャが飴のような茶色の瞳で見つめている。
「……これ。王都の地下にあった邪悪な古代生物の魔力より、数段悪いわ」
アイシャもトオンほどではないが、顔から血の気が引いている。
「えっ。邪気の塊なのは同じだろ?」
「ううん。……そうね、まず種類が違う。何段階にも魔力が歪んでて、そのせいで一度や二度対策したぐらいじゃ浄化できなくなってる。人間の持つネガティヴな感情を何重にも重ねたような感じね」
説明するアイシャの息が少し荒い。
見ればアイシャの腰の周りの環の光が弱くなっている。
浄化で魔力を大量消費した証拠だ。
「分類までは俺にはわからないけど……」
「これは人間に由来の邪気よね。……クーツなんかが持ってた感じに近いわ」
アイシャは気づいた。
自分を虐げたかつての婚約者、クーツ王太子やその周辺の人物たちの持つ雰囲気が更に悪化していくと、このような虚無の波動を持った魔力となることを。
クーツ王太子たちを見ていて、ずっと不思議だったのだ。
なぜ、王族として人の上に立つべきものであるはずの彼があそこまで感情的に振る舞うのか。
クーツ王太子のような者を、以前ルシウスは“異常者”と呼んでいた。
(そうよ。あれは病んだ人の成れの果て)
その成れの果てが更に異常さを深めていくと、逆に過剰な感情は抑圧方向へ向かう。
そんなことを何度も繰り返していくと、もう普通の人間には対処できない汚物となり、汚染源となる。
この虚無魔力とは、そういう種類のものだ。
そこまで気づいた時点で、アイシャは思い出した。
百年に一度カーナ王国を襲う魔物の大侵攻スタンピードさえ終われば、聖女の義務の大きな負担が減る分、クーツ王太子の感情的な困難に寄り添えるのではないかと考えていたことがあった。
確かに自分は彼から虐げられていたが、国王と教会が認めた婚約者でもあった。
時間さえあれば、彼との関係を改善していけるのではないかと当時の自分が考えていたことを。
だから、スタンピードを退けた後、休息らしい休息を取らずすぐに王都まで帰還していた。
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