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549 奇跡の再会
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俺も親父も、あまりにも突然の出来事に1分間ほどフリーズした。
まさか親父までこの世界に来ていたとはな・・・。
和泉も謎の穴に落ちたのだから、また誰かが落ちる可能性はあったのか。
それにしても、しばらく見ない間に少し老けたかな?
ガバッ!
「小烏丸!やっぱり生きていたんだな!!」
親父に強く抱きしめられ、突然消えた俺のことをずっと心配してた想いがヒシヒシと伝わって来た。
「スマン親父、心配をかけた。おそらく俺と同じようにやって来たのだろうから、俺の身に何が起きたのかは大体想像つくだろ?」
「やはりそうか!突然姿をくらました理由は、穴に落ちたせいだったんだな!?」
「突然の出来事だったよ。仕事帰りにストーンって落ちてさ、目が覚めたら地面に倒れていたんだ」
「ということは、お前が落ちた場所を通った結果、俺も同じように穴に落ちたってことなのか?」
「それはわからないけど、もう一人穴から落ちてきた女性がいるから、会った時にでもどこを通ったのか詳しく聞いてみよう」
「なにッ!?もう一人いるのか!!」
和泉って今どこにいるんだろ?
ミスフィートさんと一緒に京の都か、もしくはレイリア城にいるのかな?
「こがにゃん!こがにゃん!」
「ん?」
「親父って言ってるように聞こえるにゃが、この人こがにゃんのお父さんにゃ?」
「ああ、二人に紹介しよう。このおっさんは俺の父親だ」
「紹介するのにおっさんって言うんじゃねえ!えーと、小烏丸の父親をやっている『天光丸』だ。宜しく頼む!」
「やっぱりお父さんだったにゃか!こがにゃんの嫁のニャルルにゃ!」
「お、お父さん!?あ、えーと、ご主人様の嫁のセレスティーナだ、です!」
「・・・嫁、だと!?しかも二人もだと!?」
「待てまてーーーい!マジで勘違いしてしまうじゃないか!俺は独身だぞ!!」
「嫁にゃ」
「嫁です」
くっ、こいつら・・・。
「ところで、店の名が気になって此処へやって来たのか?」
「じゃあやっぱり『蛍屋』ってのは・・・」
「ああ、店に母さんの名を付けた。もし小烏丸がこの街に居るならば、興味をもってくれるかもと思ってな」
「その作戦は大成功だ。釣り人に店名を聞いた時にかなり気になったんだよ。でも決定打となったのは刀の美しさだけどな」
母さんの名は、織田蛍。
俺がまだ小さかった頃に病気でこの世を去ったんだけど、あの優しい笑顔は今でも鮮明に覚えている。身内贔屓かもしれんけど、本当に美しい女性だった。
当時は親父もまだ全然若かったんだけど、再婚することなく男手一つで俺を育ててくれた。愛する母さんを裏切るような行為だと思っているからこそ、未だに独り身を貫いているんだと思う。
こういうのは本人の意志の問題だから、俺がとやかく言うことじゃないんだけど、老後を考えて再婚するのも一つの生きる道だとは思うんだけどね。
「ほう、どこかで俺が鍛えた刀を見たのか!」
「悔しいが俺の刀よりスゲーと思った。流石だな親父」
「お前もこっちで刀を打っているのか!?いや、その前にだ!なぜお前は『赤い流星』のコスプレをしているんだ?」
「くっ!とうとうその質問が来てしまったか・・・」
こんなのどう説明すりゃいいんだよ!?
アリアの世界の話まですると、絶対長くなっちまう。
「この世界のことをどこまで知っている?鑑定は出来るか?」
「鑑定?何だそりゃ?」
「やっぱそういうのまでは知らんかったか。この世界に魔法が存在するのは知っているか?」
「それは知ってるぞ!最初見た時は本当に驚いた!」
「魔法には付与魔法ってのがあってだな、刀に付与魔法を掛けると異常なほど強くすることが出来るんだ。そしてその魔法は着ている服にも掛けることが出来る」
「付与魔法か!そんなのまであるんだな」
「んで、この『赤い流星』の衣装には付与魔法が掛かっていて、めちゃくちゃ凄まじい性能になってるんだわ。この世界って、いたる所ですぐ殺し合いが始まるから、強い装備品を着けていないと全然安心できねーんだ」
「はあ!?殺し合いだと?まだこの街から出たことは無いが、とても治安の良い国だと思っていたぞ?」
「俺が、いや、ミスフィート軍が頑張って平和な国を造ったんだよ。ちょっと前までここは最低最悪な国だったんだぞ?その辺を歩いてるだけで、剣を持ったハゲやモヒカンが『殺せー!』って襲い掛かって来るんだ」
「何だその世紀末物語は・・・、いや冗談だろ?」
「冗談でも何でもねえぞ!全部本当の話だ」
刺身のお預けをくらったままのニャルルやセレスティーナには申し訳ないんだけど、この世界のことをしっかり親父に説明しなきゃいかんので、悪いがもう少しだけ待っててくれ!
かなり端折ったけど、ミスフィートさんとの出会いから始まり、軍に入って何度も戦争を経験し、魔道具で北海道に飛ばされて帰って来た所までザッと話した。
「とまあそんな状況だから、京の都まで行かなきゃならんのだ」
俺の壮大な話を聞き、親父は少し考え込んだ。
店を持ってるわけだから、身軽に動けない状態なんだよな~。
「常連のお客さんも結構いるから、店を閉めるのもなぁ・・・。とはいえ小烏丸が国の為に頑張っているのに、此処で俺だけのほほんと商売してるわけにもいかん」
「別に無理して俺について来なくたっていいんだぞ?この通り元気にやってるんだから、親父も好きなように生きてくれて構わない」
「商売は生きる為にやっていただけなんで、この店に夢を持ってるわけでもねえんだよ。それにミスフィート軍の為に刀を打つってのも面白いかもしれん」
「あ、それなら軍の皆も喜ぶ!俺よりスゲー刀を打てるんだから、めちゃくちゃ需要があるぞ!」
問題はレベルの低さか・・・。
やはりアリアダンジョンに連れて行って、一気に強化するべきだろう。
清光さん虎徹さんとの交渉で、何とか親父を同行者としてねじ込まんとな・・・。
「よし決めた!やっぱり閉店だ」
「えーと、じゃあ一緒にミケネコ城に来るんだな?」
「おう!でも店の中の物とかどうすっかな・・・」
「これくらいなら俺のリュックに全部入るぞ」
「は?」
とまあそんなこんなで、親父も一緒について来ることになった。
地球に残して来た親父のことはずっと気掛かりだったので、親父の方からこの世界に来てくれたのは本当に嬉しい。照れくさくて直接本人には言えんけど!
しかしまさか異世界で親父と再会なんて奇跡が起きるとは・・・。
ミスフィート軍の皆がこのことを知ったら、ちょっとした騒ぎになるかもな~!
まさか親父までこの世界に来ていたとはな・・・。
和泉も謎の穴に落ちたのだから、また誰かが落ちる可能性はあったのか。
それにしても、しばらく見ない間に少し老けたかな?
ガバッ!
「小烏丸!やっぱり生きていたんだな!!」
親父に強く抱きしめられ、突然消えた俺のことをずっと心配してた想いがヒシヒシと伝わって来た。
「スマン親父、心配をかけた。おそらく俺と同じようにやって来たのだろうから、俺の身に何が起きたのかは大体想像つくだろ?」
「やはりそうか!突然姿をくらました理由は、穴に落ちたせいだったんだな!?」
「突然の出来事だったよ。仕事帰りにストーンって落ちてさ、目が覚めたら地面に倒れていたんだ」
「ということは、お前が落ちた場所を通った結果、俺も同じように穴に落ちたってことなのか?」
「それはわからないけど、もう一人穴から落ちてきた女性がいるから、会った時にでもどこを通ったのか詳しく聞いてみよう」
「なにッ!?もう一人いるのか!!」
和泉って今どこにいるんだろ?
ミスフィートさんと一緒に京の都か、もしくはレイリア城にいるのかな?
「こがにゃん!こがにゃん!」
「ん?」
「親父って言ってるように聞こえるにゃが、この人こがにゃんのお父さんにゃ?」
「ああ、二人に紹介しよう。このおっさんは俺の父親だ」
「紹介するのにおっさんって言うんじゃねえ!えーと、小烏丸の父親をやっている『天光丸』だ。宜しく頼む!」
「やっぱりお父さんだったにゃか!こがにゃんの嫁のニャルルにゃ!」
「お、お父さん!?あ、えーと、ご主人様の嫁のセレスティーナだ、です!」
「・・・嫁、だと!?しかも二人もだと!?」
「待てまてーーーい!マジで勘違いしてしまうじゃないか!俺は独身だぞ!!」
「嫁にゃ」
「嫁です」
くっ、こいつら・・・。
「ところで、店の名が気になって此処へやって来たのか?」
「じゃあやっぱり『蛍屋』ってのは・・・」
「ああ、店に母さんの名を付けた。もし小烏丸がこの街に居るならば、興味をもってくれるかもと思ってな」
「その作戦は大成功だ。釣り人に店名を聞いた時にかなり気になったんだよ。でも決定打となったのは刀の美しさだけどな」
母さんの名は、織田蛍。
俺がまだ小さかった頃に病気でこの世を去ったんだけど、あの優しい笑顔は今でも鮮明に覚えている。身内贔屓かもしれんけど、本当に美しい女性だった。
当時は親父もまだ全然若かったんだけど、再婚することなく男手一つで俺を育ててくれた。愛する母さんを裏切るような行為だと思っているからこそ、未だに独り身を貫いているんだと思う。
こういうのは本人の意志の問題だから、俺がとやかく言うことじゃないんだけど、老後を考えて再婚するのも一つの生きる道だとは思うんだけどね。
「ほう、どこかで俺が鍛えた刀を見たのか!」
「悔しいが俺の刀よりスゲーと思った。流石だな親父」
「お前もこっちで刀を打っているのか!?いや、その前にだ!なぜお前は『赤い流星』のコスプレをしているんだ?」
「くっ!とうとうその質問が来てしまったか・・・」
こんなのどう説明すりゃいいんだよ!?
アリアの世界の話まですると、絶対長くなっちまう。
「この世界のことをどこまで知っている?鑑定は出来るか?」
「鑑定?何だそりゃ?」
「やっぱそういうのまでは知らんかったか。この世界に魔法が存在するのは知っているか?」
「それは知ってるぞ!最初見た時は本当に驚いた!」
「魔法には付与魔法ってのがあってだな、刀に付与魔法を掛けると異常なほど強くすることが出来るんだ。そしてその魔法は着ている服にも掛けることが出来る」
「付与魔法か!そんなのまであるんだな」
「んで、この『赤い流星』の衣装には付与魔法が掛かっていて、めちゃくちゃ凄まじい性能になってるんだわ。この世界って、いたる所ですぐ殺し合いが始まるから、強い装備品を着けていないと全然安心できねーんだ」
「はあ!?殺し合いだと?まだこの街から出たことは無いが、とても治安の良い国だと思っていたぞ?」
「俺が、いや、ミスフィート軍が頑張って平和な国を造ったんだよ。ちょっと前までここは最低最悪な国だったんだぞ?その辺を歩いてるだけで、剣を持ったハゲやモヒカンが『殺せー!』って襲い掛かって来るんだ」
「何だその世紀末物語は・・・、いや冗談だろ?」
「冗談でも何でもねえぞ!全部本当の話だ」
刺身のお預けをくらったままのニャルルやセレスティーナには申し訳ないんだけど、この世界のことをしっかり親父に説明しなきゃいかんので、悪いがもう少しだけ待っててくれ!
かなり端折ったけど、ミスフィートさんとの出会いから始まり、軍に入って何度も戦争を経験し、魔道具で北海道に飛ばされて帰って来た所までザッと話した。
「とまあそんな状況だから、京の都まで行かなきゃならんのだ」
俺の壮大な話を聞き、親父は少し考え込んだ。
店を持ってるわけだから、身軽に動けない状態なんだよな~。
「常連のお客さんも結構いるから、店を閉めるのもなぁ・・・。とはいえ小烏丸が国の為に頑張っているのに、此処で俺だけのほほんと商売してるわけにもいかん」
「別に無理して俺について来なくたっていいんだぞ?この通り元気にやってるんだから、親父も好きなように生きてくれて構わない」
「商売は生きる為にやっていただけなんで、この店に夢を持ってるわけでもねえんだよ。それにミスフィート軍の為に刀を打つってのも面白いかもしれん」
「あ、それなら軍の皆も喜ぶ!俺よりスゲー刀を打てるんだから、めちゃくちゃ需要があるぞ!」
問題はレベルの低さか・・・。
やはりアリアダンジョンに連れて行って、一気に強化するべきだろう。
清光さん虎徹さんとの交渉で、何とか親父を同行者としてねじ込まんとな・・・。
「よし決めた!やっぱり閉店だ」
「えーと、じゃあ一緒にミケネコ城に来るんだな?」
「おう!でも店の中の物とかどうすっかな・・・」
「これくらいなら俺のリュックに全部入るぞ」
「は?」
とまあそんなこんなで、親父も一緒について来ることになった。
地球に残して来た親父のことはずっと気掛かりだったので、親父の方からこの世界に来てくれたのは本当に嬉しい。照れくさくて直接本人には言えんけど!
しかしまさか異世界で親父と再会なんて奇跡が起きるとは・・・。
ミスフィート軍の皆がこのことを知ったら、ちょっとした騒ぎになるかもな~!
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