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412 パメラの後継者
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祝勝会が終わってすぐ風呂に入りに行ったんだが、案の定ナルティア達三人は大浴場には行かずに俺達の方の浴場に来た。
ついでにパメラと親睦を深めたリンダも一緒について来た。
「うぇえええええええ!!ぐ、軍師様も一緒のお風呂だったんですか!?」
「あれ?言ってなかったかしら」
「にゃははははは!リンにゃんも丸洗いしてもらうといいにゃ!」
「丸洗いって、お洗濯ですか??」
なんか後ろが騒がしいなーと思いながら脱衣所で服を脱ぐ。
「は、はわわわ、男の人が服を脱いで・・・、あ!マスクも脱いだ!!わああああああ!か、格好良くない!?ほわあ~~~~~~」
「素顔を見たの初めてだったのか!こがっち男前だよな~~~!」
「普段のマスクこがにゃんは、世を忍ぶ仮の姿にゃ」
「ぷっ!なによそれ!?ぜんっぜん忍んでないから!!」
いや、褒められるのは嬉しいけども!全部聞こえてるんでマジで勘弁して下さい!!恥ずかしくてアッチ側を見れねえよ。
ガチャッ!
赤面してる顔なんて見られたくないから、浴場のドアを開けた。
「おーーーー!湯船が張ってあるとめっちゃ良い感じだな!!」
「すごく広いじゃないか!」
「ひょ~~~~~~!アジトのお風呂と全然違う!!」
「すごいすごい!毎日こんなお風呂に入れるのね!!」
俺に続いて浴場に入って来たナルティア達三人も、新しい浴場を見て大興奮だ。
「でも軍の皆が使う大浴場はここよりも広いんだぞ?まずあっちの風呂を体験してみりゃ良かったのに」
「いや、うん。気にはなっているのだが・・・、そうそう!浴場が広くても人が大勢いると寛げないだろう?こっちの方が伸び伸びできるじゃないか!」
「「それだ!」」
んーーー??
まあたしかに、人がいっぱいだとその分狭くなるってのはわかる。それでも十分寛げると思うんだけどな~。皆でワーワーはしゃぎながらの入浴も楽しいと思うし。
入口に突っ立って会話しててもしゃーないので洗い場に移動した。
「こがにゃん!リンにゃんの丸洗いを頼むにゃ!」
ん?リンにゃんって・・・、ああ、リンダのことか。
とっとと体を洗って湯船に浸かりたかったのだが、パメラの弟子とあっちゃ断るわけにゃいくまい。
「そうだな、今日は大サービスだ。リンダ、この椅子に座ってくれ」
「うぇええええ!?丸洗いって、もしかして僕がされるの!?」
リンダも僕っ子だったのか。・・・おっと、モードを切り替えねば。
「当店をご利用頂きありがとう御座います。お客様、肩の力を抜いて楽にして下さいませ。それでは丸洗いを開始致します」
「おっひょおおおおおおおおおおおおおおお!!」
当然ながらリンダも丸洗いが終わった頃には一人では立てなくなり、ニャルル達に浴槽まで引きずられて行った。
************************************************************
翌日。
「太郎丸にはニャルル!次郎丸にはシャイナ!三郎丸にはゴマちゃんだ!それぞれの船に軍の屈強な男達5人を乗せ、彼らだけで漁が出来るようになるまで徹底的に鍛えてやってくれ!」
「「アイアイサーーー!!」」
「海で迷子になると非常に危険だ。一番奥に、これ以上遠くには行かないようにって意味で赤いブイを浮かべてあるから、赤いブイが見えたらそれ以上進まないよう注意してくれ。じゃあ頼んだぞ!」
「「アイアイサーーー!!」」
ニャルル達三人を船長に、屈強な男達がそれぞれの船に乗り込み、大海原へと旅立って行った。
現在の港は簡易的なモノなので、今からパメラに指示を出して作り直してもらう。リンダの修行も兼ねてるので、まずは彼女の指に指輪をいっぱい嵌めていく。
「うわ~~~!男の人に指輪を嵌めてもらっちゃいました!!」
「全部の指が指輪まみれにされて嬉しいの!?」
「全然嬉しくないです!いくら何でも多すぎません!?」
「鑑定してみ。全部必要だってことがわかるから」
「ほむほむ・・・」
指輪もまた作らなきゃな。魔法使いの人数が増えたら今の手持ちじゃ全然足りん。
しかし尾張基準だとミスリル刀に匹敵する恩賞クラスのアイテムだから、これをただばら撒くのはマズイよな?性能をワンランク下げた方がいいか。リンダにはヤバい方を渡しちまったけど。
「な、なんなんですかコレ!!いや、これ、えええええーーー!?」
「リンダ!それを渡したということは、パメラ並みの活躍を期待してるということだ。俺やパメラはゼネトスとの決着がついたらこの国からいなくなる。その後、陸奥の国を支える絶対的な魔法使いが必要なのだ。パメラから技を吸収し、ナルティア軍を一人で支えられるほどの力を身につけろ!」
今さら『やっぱり返して』とも言えないんで、リンダに使命感を持たせる作戦に予定変更っス!尾張の軍師に期待されているとなれば、少しはやる気も出ると思うんだよね。
「僕の力でナルティア軍を・・・」
おお!?闘志が湧き上がってくのが目に見えて伝わって来るぞ!
俺の肩書きって、こういう場面でも役立つのね。けどマジで期待してるからな!!
ついでにパメラと親睦を深めたリンダも一緒について来た。
「うぇえええええええ!!ぐ、軍師様も一緒のお風呂だったんですか!?」
「あれ?言ってなかったかしら」
「にゃははははは!リンにゃんも丸洗いしてもらうといいにゃ!」
「丸洗いって、お洗濯ですか??」
なんか後ろが騒がしいなーと思いながら脱衣所で服を脱ぐ。
「は、はわわわ、男の人が服を脱いで・・・、あ!マスクも脱いだ!!わああああああ!か、格好良くない!?ほわあ~~~~~~」
「素顔を見たの初めてだったのか!こがっち男前だよな~~~!」
「普段のマスクこがにゃんは、世を忍ぶ仮の姿にゃ」
「ぷっ!なによそれ!?ぜんっぜん忍んでないから!!」
いや、褒められるのは嬉しいけども!全部聞こえてるんでマジで勘弁して下さい!!恥ずかしくてアッチ側を見れねえよ。
ガチャッ!
赤面してる顔なんて見られたくないから、浴場のドアを開けた。
「おーーーー!湯船が張ってあるとめっちゃ良い感じだな!!」
「すごく広いじゃないか!」
「ひょ~~~~~~!アジトのお風呂と全然違う!!」
「すごいすごい!毎日こんなお風呂に入れるのね!!」
俺に続いて浴場に入って来たナルティア達三人も、新しい浴場を見て大興奮だ。
「でも軍の皆が使う大浴場はここよりも広いんだぞ?まずあっちの風呂を体験してみりゃ良かったのに」
「いや、うん。気にはなっているのだが・・・、そうそう!浴場が広くても人が大勢いると寛げないだろう?こっちの方が伸び伸びできるじゃないか!」
「「それだ!」」
んーーー??
まあたしかに、人がいっぱいだとその分狭くなるってのはわかる。それでも十分寛げると思うんだけどな~。皆でワーワーはしゃぎながらの入浴も楽しいと思うし。
入口に突っ立って会話しててもしゃーないので洗い場に移動した。
「こがにゃん!リンにゃんの丸洗いを頼むにゃ!」
ん?リンにゃんって・・・、ああ、リンダのことか。
とっとと体を洗って湯船に浸かりたかったのだが、パメラの弟子とあっちゃ断るわけにゃいくまい。
「そうだな、今日は大サービスだ。リンダ、この椅子に座ってくれ」
「うぇええええ!?丸洗いって、もしかして僕がされるの!?」
リンダも僕っ子だったのか。・・・おっと、モードを切り替えねば。
「当店をご利用頂きありがとう御座います。お客様、肩の力を抜いて楽にして下さいませ。それでは丸洗いを開始致します」
「おっひょおおおおおおおおおおおおおおお!!」
当然ながらリンダも丸洗いが終わった頃には一人では立てなくなり、ニャルル達に浴槽まで引きずられて行った。
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翌日。
「太郎丸にはニャルル!次郎丸にはシャイナ!三郎丸にはゴマちゃんだ!それぞれの船に軍の屈強な男達5人を乗せ、彼らだけで漁が出来るようになるまで徹底的に鍛えてやってくれ!」
「「アイアイサーーー!!」」
「海で迷子になると非常に危険だ。一番奥に、これ以上遠くには行かないようにって意味で赤いブイを浮かべてあるから、赤いブイが見えたらそれ以上進まないよう注意してくれ。じゃあ頼んだぞ!」
「「アイアイサーーー!!」」
ニャルル達三人を船長に、屈強な男達がそれぞれの船に乗り込み、大海原へと旅立って行った。
現在の港は簡易的なモノなので、今からパメラに指示を出して作り直してもらう。リンダの修行も兼ねてるので、まずは彼女の指に指輪をいっぱい嵌めていく。
「うわ~~~!男の人に指輪を嵌めてもらっちゃいました!!」
「全部の指が指輪まみれにされて嬉しいの!?」
「全然嬉しくないです!いくら何でも多すぎません!?」
「鑑定してみ。全部必要だってことがわかるから」
「ほむほむ・・・」
指輪もまた作らなきゃな。魔法使いの人数が増えたら今の手持ちじゃ全然足りん。
しかし尾張基準だとミスリル刀に匹敵する恩賞クラスのアイテムだから、これをただばら撒くのはマズイよな?性能をワンランク下げた方がいいか。リンダにはヤバい方を渡しちまったけど。
「な、なんなんですかコレ!!いや、これ、えええええーーー!?」
「リンダ!それを渡したということは、パメラ並みの活躍を期待してるということだ。俺やパメラはゼネトスとの決着がついたらこの国からいなくなる。その後、陸奥の国を支える絶対的な魔法使いが必要なのだ。パメラから技を吸収し、ナルティア軍を一人で支えられるほどの力を身につけろ!」
今さら『やっぱり返して』とも言えないんで、リンダに使命感を持たせる作戦に予定変更っス!尾張の軍師に期待されているとなれば、少しはやる気も出ると思うんだよね。
「僕の力でナルティア軍を・・・」
おお!?闘志が湧き上がってくのが目に見えて伝わって来るぞ!
俺の肩書きって、こういう場面でも役立つのね。けどマジで期待してるからな!!
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