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254 わたあめフィーバー
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軍服の強化が終わって、服を和泉に届けて来た。
部屋に入ると、本当に鬼っ娘が正座をして待っていたので笑った。
そして鬼っ娘セットも強化が必要なので、それも受け取って来たんだけど、脱ぎたてを渡すのは絶対嫌だって言うので、チャッチャと洗濯してもらった。
トントントン
「入っていいぞー」
誰か確認すると、女将校にモデルチェンジした和泉だった。
「おお~~~~っ!やっぱりめっちゃ格好良いな、その服!」
「ヤバいよね!?ルシオが来ている軍服もすごく格好良いけど、これも全然負けてない自信があるわ!」
「ああ、ルシオの軍服も格好良いよな~。アレって虎徹さんに貰ったんだぞ?」
「え?そうだったの!?」
ガチャリ
「小烏丸っ!玉座の間に、わたあめ機を置こうと思うのだ!」
ミスフィートさんがいきなり飛び込んで来た。
「玉座の間に?まあどこに置いても良いとは思いますけど、ピアノがあったりわたあめ機があったりだと威厳も何も無いですね~」
「あははっ!ミケネコ城らしくて良いんじゃない?」
「お?イズミがすでに軍服姿になってるじゃないか!格好良いな!!」
「ありがと~!!今、小烏丸に見せに来た所だったのよ」
「んじゃ、玉座の間に行きましょうか」
三人はテクテクと玉座の間に向かった。
扉を開いて中に入ると、ピアノの旋律が聞こえて来る。
「お嬢ってすごくピアノが上手ね!」
「たぶん小烏丸の次に上手いんじゃないっスか?」
「ルシオも上手だよ?」
三馬鹿トリオだ。
面白い物を設置しに来た所にすでにいるとは、なんと悪運の強い奴らよ・・・。
「おーい!面白い物を持って来たぞ!!」
「ん?あ、たいちょーだ!」
「面白いもの?」
「小烏丸もいるっス!これは何かが起こる予感っス!」
ミスフィートさんが、マジックバッグからわたあめ機を取り出した。
「なにこれ??」
「理解不能なのがキターーーーー!」
「何かしら?本当にさっぱりわからないわね」
「いいか?使い方を説明するので、よく見ておくんだ!」
お嬢も気になったらしく、ピアノをやめてこっちに来た。
あとフィオリーナも一緒だ。
ミスフィートさんが穴の中にザラメを入れた。
「この穴にザラメを入れたら、このスイッチを押す!」
機械がギュイーンと回転し始める。そして数秒経つとモヤモヤが出現。
「ん??なんかモヤモヤしたのが出て来たよ」
「やっぱり理解不能キターーーーー!」
「なんか甘い匂いがしない?」
ミスフィートさんが割り箸を手に持ち、クルクルとわたあめを作り始める。
「よし、一つ完成だ!」
一つ目のわたあめは、ピピンに渡された。
「なあに?このフワフワ」
「それはな、『わたあめ』というお菓子だ!食ってみろ!」
ピピンがわたあめを食べてみる。
「あま~~~~~~~~~~い!!!」
目がキラキラしている。見た目もそうなんだが子供みたいだ。
「甘いんスか!?ウチにも少し欲しいっス!」
「少し待ってるのだ!皆の分も今作るからな!」
俺と和泉以外の皆にわたあめが手渡された。
「おいしいですわっ!!」
「あははははっ!なんかコレ楽しいね!」
「綿みたいな見た目なのに、なんで甘いのかしら??」
「綿なんか食べたことあるっスか?」
「いや、無いけどさっ!!」
皆が食べ終わるとミスフィートさん監修の元、それぞれがわたあめ作りに挑戦だ。
ちなみにミスフィートさんが最初のを作ってる間に、俺はセコセコと割り箸を量産しといた。100本くらい用意したので今は十分だと思うけど、絶対すぐに無くなりそうだな。まあ作るのは楽勝だろうから、木材だけ置いといて食べたい人に勝手に作ってもらおう。
そして今は、割り箸やザラメを入れる箱を作っている。1回分の最適な量は大体把握したので、丁度良い大きさの四角いスプーンも作った。
気付くと玉座の間には、噂を聞きつけて何人も集まって来ていた。
そして予想通り、三馬鹿は皆二刀流わたあめだ。
「やっぱり、こうなってしまいましたか」
「わはははは!程々にしとけとは一応言ってあるぞ」
「ルーシー達はアレで三つ目じゃない?絶対具合悪くなるわよ」
「もの凄い甘党ならば、案外余裕なのかもしれんぞ?」
だが予想通り、三つ目を食べきった三馬鹿は具合が悪くなったようで、他の人に『二つまでにしとけ』と警告している。
「あーーー、わたあめ機に汚れ耐性くらい付けて置けばよかったかな?」
「汚れ耐性+なら付いていたぞ。壊れるような使い方もしないだろうし、別に大丈夫じゃないか?」
「最初から汚れ耐性付きだったのか。ならとりあえず問題は無いかな?まあ余裕のある時に軽く強化しときます。尾張に一つしか無い貴重なわたあめ機ですしね」
「壊れて食べられないのは、飽きて食べないのとは全然違うよね~」
「そうだな、ガチャと一緒だ。あっちは回したくてもしばらく無理だ」
「今は満足しているが、機会あるならまた行きたいものだな!」
「すっごく楽しかったね~!ダンジョンが楽しい場所だなんて思わなかったよ!」
「あのダンジョンは特別だと思うぞ?ガチャがある方がむしろ変だし」
アリアの別のダンジョンは、まだ一度も見たことが無いからわからんのだけどね。
客足が途絶えないのでキリが無いと判断し、付与に戻ることにした。
部屋に入ると、本当に鬼っ娘が正座をして待っていたので笑った。
そして鬼っ娘セットも強化が必要なので、それも受け取って来たんだけど、脱ぎたてを渡すのは絶対嫌だって言うので、チャッチャと洗濯してもらった。
トントントン
「入っていいぞー」
誰か確認すると、女将校にモデルチェンジした和泉だった。
「おお~~~~っ!やっぱりめっちゃ格好良いな、その服!」
「ヤバいよね!?ルシオが来ている軍服もすごく格好良いけど、これも全然負けてない自信があるわ!」
「ああ、ルシオの軍服も格好良いよな~。アレって虎徹さんに貰ったんだぞ?」
「え?そうだったの!?」
ガチャリ
「小烏丸っ!玉座の間に、わたあめ機を置こうと思うのだ!」
ミスフィートさんがいきなり飛び込んで来た。
「玉座の間に?まあどこに置いても良いとは思いますけど、ピアノがあったりわたあめ機があったりだと威厳も何も無いですね~」
「あははっ!ミケネコ城らしくて良いんじゃない?」
「お?イズミがすでに軍服姿になってるじゃないか!格好良いな!!」
「ありがと~!!今、小烏丸に見せに来た所だったのよ」
「んじゃ、玉座の間に行きましょうか」
三人はテクテクと玉座の間に向かった。
扉を開いて中に入ると、ピアノの旋律が聞こえて来る。
「お嬢ってすごくピアノが上手ね!」
「たぶん小烏丸の次に上手いんじゃないっスか?」
「ルシオも上手だよ?」
三馬鹿トリオだ。
面白い物を設置しに来た所にすでにいるとは、なんと悪運の強い奴らよ・・・。
「おーい!面白い物を持って来たぞ!!」
「ん?あ、たいちょーだ!」
「面白いもの?」
「小烏丸もいるっス!これは何かが起こる予感っス!」
ミスフィートさんが、マジックバッグからわたあめ機を取り出した。
「なにこれ??」
「理解不能なのがキターーーーー!」
「何かしら?本当にさっぱりわからないわね」
「いいか?使い方を説明するので、よく見ておくんだ!」
お嬢も気になったらしく、ピアノをやめてこっちに来た。
あとフィオリーナも一緒だ。
ミスフィートさんが穴の中にザラメを入れた。
「この穴にザラメを入れたら、このスイッチを押す!」
機械がギュイーンと回転し始める。そして数秒経つとモヤモヤが出現。
「ん??なんかモヤモヤしたのが出て来たよ」
「やっぱり理解不能キターーーーー!」
「なんか甘い匂いがしない?」
ミスフィートさんが割り箸を手に持ち、クルクルとわたあめを作り始める。
「よし、一つ完成だ!」
一つ目のわたあめは、ピピンに渡された。
「なあに?このフワフワ」
「それはな、『わたあめ』というお菓子だ!食ってみろ!」
ピピンがわたあめを食べてみる。
「あま~~~~~~~~~~い!!!」
目がキラキラしている。見た目もそうなんだが子供みたいだ。
「甘いんスか!?ウチにも少し欲しいっス!」
「少し待ってるのだ!皆の分も今作るからな!」
俺と和泉以外の皆にわたあめが手渡された。
「おいしいですわっ!!」
「あははははっ!なんかコレ楽しいね!」
「綿みたいな見た目なのに、なんで甘いのかしら??」
「綿なんか食べたことあるっスか?」
「いや、無いけどさっ!!」
皆が食べ終わるとミスフィートさん監修の元、それぞれがわたあめ作りに挑戦だ。
ちなみにミスフィートさんが最初のを作ってる間に、俺はセコセコと割り箸を量産しといた。100本くらい用意したので今は十分だと思うけど、絶対すぐに無くなりそうだな。まあ作るのは楽勝だろうから、木材だけ置いといて食べたい人に勝手に作ってもらおう。
そして今は、割り箸やザラメを入れる箱を作っている。1回分の最適な量は大体把握したので、丁度良い大きさの四角いスプーンも作った。
気付くと玉座の間には、噂を聞きつけて何人も集まって来ていた。
そして予想通り、三馬鹿は皆二刀流わたあめだ。
「やっぱり、こうなってしまいましたか」
「わはははは!程々にしとけとは一応言ってあるぞ」
「ルーシー達はアレで三つ目じゃない?絶対具合悪くなるわよ」
「もの凄い甘党ならば、案外余裕なのかもしれんぞ?」
だが予想通り、三つ目を食べきった三馬鹿は具合が悪くなったようで、他の人に『二つまでにしとけ』と警告している。
「あーーー、わたあめ機に汚れ耐性くらい付けて置けばよかったかな?」
「汚れ耐性+なら付いていたぞ。壊れるような使い方もしないだろうし、別に大丈夫じゃないか?」
「最初から汚れ耐性付きだったのか。ならとりあえず問題は無いかな?まあ余裕のある時に軽く強化しときます。尾張に一つしか無い貴重なわたあめ機ですしね」
「壊れて食べられないのは、飽きて食べないのとは全然違うよね~」
「そうだな、ガチャと一緒だ。あっちは回したくてもしばらく無理だ」
「今は満足しているが、機会あるならまた行きたいものだな!」
「すっごく楽しかったね~!ダンジョンが楽しい場所だなんて思わなかったよ!」
「あのダンジョンは特別だと思うぞ?ガチャがある方がむしろ変だし」
アリアの別のダンジョンは、まだ一度も見たことが無いからわからんのだけどね。
客足が途絶えないのでキリが無いと判断し、付与に戻ることにした。
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