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第1章 サイリスタ帝国の謎。

第10話 いざ、サイリスタ帝国の軍人と闘う。

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俺はオリガたちと話していた際、魔法使いの村に行ってこの事件に関する事情を話そうとしていた。
そうしないと情報が洩れて非常に危険だと感じるから…。

だが。突如、イリーナが現れて…、

「どうした。イリーナ。」

「信雄。貴様は大丈夫か。」

「あぁ、俺なら大丈夫だ。軍人は全員、システマを利用して撲殺出来たからな。」

「なる程。システマで倒す事が出来たのか?で、信雄。悪いけど、こちらも秘密の事情から彼女達を魔法使いの村に連れて行く事は出来なんだ。申し訳ない。」

「そうか。分かった。」

彼女達が魔法使いの村に連れてゆく事が出来ないのは当然ながらサイリスタ帝国のスパイが潜んでいる可能性を非常に警戒しての事だと俺は感じた。
だから、俺はこれ以上、無理を言わなかった。
後は、彼女にそれを任せれば良いだけだと…、

「だが、私がこの村を仕切れば情報に関しては万全だからここで話せば大丈夫だぞ。」

「了解。なら、イリーナ。ここで、サイリスタ帝国などの情報を話すんだ。」

「了解。それなら私も安心した。」

俺は彼女達を魔法使いの村に連れてゆく事が出来ないだとすれば、この村で十分に話せる環境を俺が整える必要があると感じた。
だから、俺はあの2人に事情を頼もうと思った。
そして、その2人にイリーナが話かけて…、

「それで、貴様達がオリガとスベトラーナなのか?」

「あぁ、その通りだよ。イリーナ。私がオリガだ。」

「勿論っす。イリーナ姉さん。私がスベトラーナだよ。」

中々、明るい2人じゃないかと思うと俺は彼女達を見て凄く元気で嬉しくなった。
勿論、イリーナもそれを理解した上で…、

「ふっ。分かった。これからサイリスタ帝国の軍人の実情について話すから貴様達は、ちゃんと話を聞けよ。」

「了解だ。」

「了解っす。イリーナ姉さん。」

俺はイリーナとオリガ姉妹が凄く同調している様子を見ると、彼女達は意外と話の辻褄が合う。
俺は彼女達を見て凄く安心した。
こんな強い女性ならきっとサイリスタ帝国を倒せると…、

「では、話を始めるぞ。まず、。なぜだか分かるか?スベトラーナ。」

いきなり、小児性愛や男色の問題などを突き出してきたか。

「う~ん。良く解らないけど、彼らはがありそうだね。」

「あぁ、その通りだ。彼らは男の子を中心に攫って小児性愛を行うのは女人禁制である事が1点だ。だが、もう1つ目的がある事はご存知か?

「う~ん。それは分からないな。」

「そうか。スベトラーナは良い波動を持っているから教える。それは、彼らの理想の世界を作ろうしている事だ。」

「っ!?それは信雄さんから聞いたけど、それは本当にありえるの?」

俺は、オリガ姉妹が急に顔や様子の雰囲気を変えた事に気付いた。
彼女達が鳥肌を立つのは話を聞いて、大体理解していた。
故に然程、俺は動じる事はなかった。
何よりも彼らが男の子を狙って攫う理由は、女人禁制の環境にある宗教と悪魔崇拝に伴う生贄の儀式を並行して行う為であり、その為に男の子は確実に必要だった。

裏を返せばそうでもしなければ、彼らの悪魔崇拝儀式が維持できなかったかもしれない。
そう考えると、だと俺は感じた。
そして、女人禁制の環境下では、女の子では神の冒涜になるので、男の子を生贄にする事が神聖な儀式になる故に、尚更、その合点に納得がいった。

************

それからイリーナの話を終えた俺達は、ある程度の準備を終えた。
そしてこれから、俺、クリアーナ、オリガの妹であるスベトラーナと共にサイリスタ帝国に突入し彼らと討伐して、オリガ姉妹の弟を奪還しようと決意した。

「イリーナ。これから俺達はサイリスタ帝国の首都に向かって男色小児性愛を好む軍人を討伐する。これから俺達は行くけどお前は大丈夫か?」

「うん、大丈夫だよ。信雄。クリアーナ、そしてスベトラーナ。貴様達も無事に生き残って帰って来いよ。」

「あぁ。俺は絶対に変えるととも。」

「うん。私は絶対に帰ってみんなと楽しみたいね。」

「えぇ。私達が英雄になって帰りたいからね。」

俺達は、イリーナやオリガに挨拶した後、これからこの村を出る準備をして、サイリスタ帝国に向かおうと考えていた。
すると…、とある症状が…、

「待って!!信雄さん。私も一緒に行きたいんだよ。」

「アーラ。お前も俺達と共にサイリスタ帝国に行きたいのか。」

「うん。私も強くなって本物の魔法使いになりたいからね。」

「あぁ、なら俺はお前も連れて行ってやるからな。」

「うん、ありがとうね。」

俺は、アーラがサイリスタ帝国に行きたい意思があると確認し、これから本格的に4人でサイリスタ帝国に向かい、奴らを討伐しようとした。
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