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第五章 異世界不法就労
第五話
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明善はイーリスとシルフィーの二人に殺害された大河社長、そして彼が経営していた会社のことを説明。その工場では外国人を社会貢献の一つとして雇い入れており、その中の数名の人間に対し、明善が引っかかりを覚えたことを話した。
話を聞いたシルフィーは「なるほど」と顎に手を当てる。
「つまり明善さんはこう言いたいんですね? 会社に異世界人が紛れ込んでおり、その人物が社長を殺害したのではないかと」
「その通り。ただ、あくまで俺の主観。外国人の中に異世界人が紛れていないか、異世界人が殺人に関与しているのか、確認しないと。そのために、まずは聞き込みをしてもう少し情報を集めようと思う」
「承知しました」
明善はイーリスとシルフィーの二人を連れ、 村落での聞き込みを開始。まずは軒先で花壇に水をやっていた年配の女性に話しかけた。
「また、あんたたちかい?」
女性はどこか迷惑そうな、呆れたような表情だった。今朝から集落の住人に対し、何度も警察が聞き込みをしている。いい加減鬱陶しく感じているのだろう。
明善は愛想笑いを浮かべて見せる。
「いやー、何度も申し訳ないです。ですが、僕らもこれが仕事でして、ご理解してもらえないですかね?」
「はいはい、わかったよ。それで今度は何を聞きたいんだい?」
「大河社長の工場で海外の方を雇っていることは、ご存知ですかね?」
「ああ。知ってるよ。あの子達はみんないい子でさ、村の祭りにも積極的に参加してくれるし、色々手伝ってくれる。此間《こないだ》なんか、畑仕事してたら手を貸してくれてね、いやー働き者だよ」
工場で働く従業員達に対する、村の住人の評価は中々良いようだ。
「その従業員のことについて、何か変わったこととかないですかね? どんなに小さいことでもいいんです。例えば、聞いたことない言葉を話していたとか」
「いや、あの子達の言葉はみんなわからないよ。私には英語かすらどうかわからない。様子も特に変なところはなかったし。……あ、そういえば……」
「そういえば?」
「確か、一ヶ月前だったかな。従業員を探し回っていたね」
「従業員を探し回っていた? どういうことですか?」
「外国から来た子が、なんでも行方不明みたいとかで。会社の従業員が毎日のように探してた」
一ヶ月前というと、例の天狗が目撃されるようになった時期と重なる。無関係とは思えない。明善は更に深堀りすることに。
「その行方不明の社員って、どうなりました?」
「さあ? 私には詳しいことはわからないな。ただ、ある日、パタリと探すのをやめたから、その子見つかったんじゃないかね?」
「そう、ですか……」
明善は女性に礼を述べ踵を返そうとしたところで、女性に呼び止められた。
「あんた、郁恵さんと話をしたかい?」
「郁恵さん?」
「そう、郁恵さん。この村で手織りと染め物をしている職人さんだよ」
明善は記憶を辿るが、手織り職人の郁恵という人物と話をしたという覚えはない。
「その方は存知あげないですね。どういう方なのでしょうか?」
「この村伝統の藍染めをしている人でね。といっても、もう彼女一人しかいないけど。郁恵さんは海外に留学したこともあって、英語が話せる。それで海外の子達ともよく話をしていたよ。大河さんとも仲が良くて、もしかしたら詳しいことを知っているかも」
大河や従業員と仲が良いなら、確かにその郁恵という人物に話を聞く価値はある。何か有用な情報が手に入るかもしれない。
「郁恵さんのご自宅を教えていただけませんか?」
「家? なら、あそこだよ」
女性はある山の方向を指差す。
「あそこにある道を辿っていきな。郁恵さんの家は山の中にあってな、あの道を歩いていけば着くよ。ただ、気をつけてな」
「気をつける?」
「郁恵さん、結構気難しい人だから」
気難しい人か。
だが、異犯対に所属する明善は日々文化や価値観の違う異世界人と接している。多少性格に難があっても、同じ日本人ならどうってことない。
明善達は女性に礼を言い、その郁恵という人物の家に向かった。
郁恵という女性の人物の家は、森の中に隠れるように建っていた。大きい平屋建ての建物であり、壁と屋根瓦は森に溶け込むような焦茶色をしている。平屋から少し離れたところには、小さな木造の小屋があり、その小屋が作業場のようだ。近くに小川があるようで、水のせせらぎが僅かに聞こえる。
明善はこの自然豊かな光景を見て、老後はここみたいな場所で隠居生活を送るのも悪くないなと思った。
「さて、例の郁恵さんはというと……」
今は平日の午後。おそらく郁恵は仕事をしているだろう。
明善達は作業場の方へ向かう。明善は木製の引き戸の扉を軽くノック。すると、中で何かガタっと小さな物音がした。だが、待てど郁恵が出てくる様子はない。
あれ、俺たちの来訪に気が付かなかったのかな?
明善が再度ノックをしようとすると、後ろから女性の声。
「何してんだい、あんたたち?」
明善が振り向くと、藍染のバンダナを頭に巻いた年配の女性がいた。彼女は古びたエプロンをかけており、そのエプロンは様々な色で着色されていた。明善は警察手帳を提示。
「私、須賀川署の異世界犯罪対策課の者です。失礼ですが、郁恵さん、ですか?」
「ええ。そうだけど」
「ちょっとお聞きしたいことがありまして」
「もしかして、大河さんのこと?」
郁恵は大河の件について知っているようだ。まあ、小さな集落だ、殺人事件などすぐに広まるだろう。
明善は頷いてみせる。
「はい、そうです」
「……わかった。じゃあ、ここで話すのもなんだし、家の中で話をしよう」
ついて来いと言わんばかりに郁恵は踵を返し、自宅に向かっていく。
明善は郁恵の後ろ姿を見ながら、首を捻る。明善が気にしているのは、さきほど作業場から聞こえた物音。
さっきの物音、郁恵さんじゃないならなんだろう?
「ぼーとして、どうしたのですか? 明善さん、行きましょう」
「あ、ああ」
シルフィーに促され、明善は郁恵の後を追う。
郁恵の自宅に入った明善達は、思わず足を止めた。
郁恵の自宅の玄関は広く、天井からは綺麗に藍染された布が幾つもぶら下がってる。どれも綺麗で複雑な模様が描かれており、白い模様と濃い藍色のコントラストはまさに見事の一言に尽きる。藍以外の色で着色された生地もあり、それらも美しい。端にはハンカチやランチョンマット、手拭いなどが並べられており、値札が一緒に置かれていた。どうやら玄関の一部を店舗として、郁恵が作った織物や染め物を売っているようだ。
「あんたたち、こっちに座ってちょうだい」
見惚れていた明善達を、郁恵は手招き。
明善達は居間に案内され、掘り炬燵を囲むように座る。
「どうぞ」
郁恵が明善達に湯呑みを出してから、掘り炬燵に座る。
彼女は一口湯呑みの緑茶を飲んでから、明善達に向き直った。
「さて、警察のお兄さん、何を聞きたいんだい?」
話を聞いたシルフィーは「なるほど」と顎に手を当てる。
「つまり明善さんはこう言いたいんですね? 会社に異世界人が紛れ込んでおり、その人物が社長を殺害したのではないかと」
「その通り。ただ、あくまで俺の主観。外国人の中に異世界人が紛れていないか、異世界人が殺人に関与しているのか、確認しないと。そのために、まずは聞き込みをしてもう少し情報を集めようと思う」
「承知しました」
明善はイーリスとシルフィーの二人を連れ、 村落での聞き込みを開始。まずは軒先で花壇に水をやっていた年配の女性に話しかけた。
「また、あんたたちかい?」
女性はどこか迷惑そうな、呆れたような表情だった。今朝から集落の住人に対し、何度も警察が聞き込みをしている。いい加減鬱陶しく感じているのだろう。
明善は愛想笑いを浮かべて見せる。
「いやー、何度も申し訳ないです。ですが、僕らもこれが仕事でして、ご理解してもらえないですかね?」
「はいはい、わかったよ。それで今度は何を聞きたいんだい?」
「大河社長の工場で海外の方を雇っていることは、ご存知ですかね?」
「ああ。知ってるよ。あの子達はみんないい子でさ、村の祭りにも積極的に参加してくれるし、色々手伝ってくれる。此間《こないだ》なんか、畑仕事してたら手を貸してくれてね、いやー働き者だよ」
工場で働く従業員達に対する、村の住人の評価は中々良いようだ。
「その従業員のことについて、何か変わったこととかないですかね? どんなに小さいことでもいいんです。例えば、聞いたことない言葉を話していたとか」
「いや、あの子達の言葉はみんなわからないよ。私には英語かすらどうかわからない。様子も特に変なところはなかったし。……あ、そういえば……」
「そういえば?」
「確か、一ヶ月前だったかな。従業員を探し回っていたね」
「従業員を探し回っていた? どういうことですか?」
「外国から来た子が、なんでも行方不明みたいとかで。会社の従業員が毎日のように探してた」
一ヶ月前というと、例の天狗が目撃されるようになった時期と重なる。無関係とは思えない。明善は更に深堀りすることに。
「その行方不明の社員って、どうなりました?」
「さあ? 私には詳しいことはわからないな。ただ、ある日、パタリと探すのをやめたから、その子見つかったんじゃないかね?」
「そう、ですか……」
明善は女性に礼を述べ踵を返そうとしたところで、女性に呼び止められた。
「あんた、郁恵さんと話をしたかい?」
「郁恵さん?」
「そう、郁恵さん。この村で手織りと染め物をしている職人さんだよ」
明善は記憶を辿るが、手織り職人の郁恵という人物と話をしたという覚えはない。
「その方は存知あげないですね。どういう方なのでしょうか?」
「この村伝統の藍染めをしている人でね。といっても、もう彼女一人しかいないけど。郁恵さんは海外に留学したこともあって、英語が話せる。それで海外の子達ともよく話をしていたよ。大河さんとも仲が良くて、もしかしたら詳しいことを知っているかも」
大河や従業員と仲が良いなら、確かにその郁恵という人物に話を聞く価値はある。何か有用な情報が手に入るかもしれない。
「郁恵さんのご自宅を教えていただけませんか?」
「家? なら、あそこだよ」
女性はある山の方向を指差す。
「あそこにある道を辿っていきな。郁恵さんの家は山の中にあってな、あの道を歩いていけば着くよ。ただ、気をつけてな」
「気をつける?」
「郁恵さん、結構気難しい人だから」
気難しい人か。
だが、異犯対に所属する明善は日々文化や価値観の違う異世界人と接している。多少性格に難があっても、同じ日本人ならどうってことない。
明善達は女性に礼を言い、その郁恵という人物の家に向かった。
郁恵という女性の人物の家は、森の中に隠れるように建っていた。大きい平屋建ての建物であり、壁と屋根瓦は森に溶け込むような焦茶色をしている。平屋から少し離れたところには、小さな木造の小屋があり、その小屋が作業場のようだ。近くに小川があるようで、水のせせらぎが僅かに聞こえる。
明善はこの自然豊かな光景を見て、老後はここみたいな場所で隠居生活を送るのも悪くないなと思った。
「さて、例の郁恵さんはというと……」
今は平日の午後。おそらく郁恵は仕事をしているだろう。
明善達は作業場の方へ向かう。明善は木製の引き戸の扉を軽くノック。すると、中で何かガタっと小さな物音がした。だが、待てど郁恵が出てくる様子はない。
あれ、俺たちの来訪に気が付かなかったのかな?
明善が再度ノックをしようとすると、後ろから女性の声。
「何してんだい、あんたたち?」
明善が振り向くと、藍染のバンダナを頭に巻いた年配の女性がいた。彼女は古びたエプロンをかけており、そのエプロンは様々な色で着色されていた。明善は警察手帳を提示。
「私、須賀川署の異世界犯罪対策課の者です。失礼ですが、郁恵さん、ですか?」
「ええ。そうだけど」
「ちょっとお聞きしたいことがありまして」
「もしかして、大河さんのこと?」
郁恵は大河の件について知っているようだ。まあ、小さな集落だ、殺人事件などすぐに広まるだろう。
明善は頷いてみせる。
「はい、そうです」
「……わかった。じゃあ、ここで話すのもなんだし、家の中で話をしよう」
ついて来いと言わんばかりに郁恵は踵を返し、自宅に向かっていく。
明善は郁恵の後ろ姿を見ながら、首を捻る。明善が気にしているのは、さきほど作業場から聞こえた物音。
さっきの物音、郁恵さんじゃないならなんだろう?
「ぼーとして、どうしたのですか? 明善さん、行きましょう」
「あ、ああ」
シルフィーに促され、明善は郁恵の後を追う。
郁恵の自宅に入った明善達は、思わず足を止めた。
郁恵の自宅の玄関は広く、天井からは綺麗に藍染された布が幾つもぶら下がってる。どれも綺麗で複雑な模様が描かれており、白い模様と濃い藍色のコントラストはまさに見事の一言に尽きる。藍以外の色で着色された生地もあり、それらも美しい。端にはハンカチやランチョンマット、手拭いなどが並べられており、値札が一緒に置かれていた。どうやら玄関の一部を店舗として、郁恵が作った織物や染め物を売っているようだ。
「あんたたち、こっちに座ってちょうだい」
見惚れていた明善達を、郁恵は手招き。
明善達は居間に案内され、掘り炬燵を囲むように座る。
「どうぞ」
郁恵が明善達に湯呑みを出してから、掘り炬燵に座る。
彼女は一口湯呑みの緑茶を飲んでから、明善達に向き直った。
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