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第一章 女子高生行方不明事件
第四十四話
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午後から異世界人達の取り調べを再開したが、彼らは相変わらず喋らない。
異世界人への取り調べは今まで何度もやってきたが、たいていの異世界人はすぐに口を割る。荒事に慣れた巨漢で強面の異世界人もいたが、彼も少しすれば取り調べに素直に応じるようになった。どうやら取調室の独特の雰囲気に音を上げるそうだ。ルルなど異締連の職員が一度勉強として取り調べに参加したことがあるが、彼らも「この部屋は非常に苦しい」と、途中で退席していた。
だが、今回の異世界人達は違う。むしろ明善の方が根負けしそうだった。一応は取り調べに萎縮しているようだが、それでも尚口を固く結ぶ。取り調べに負けない、何か強い意志を胸に抱いているのだろう。
その後も、明善は粘り続けたが、彼らはついぞ一言も発さなかった。
その日は大きな成果も得られず、そのまま終了した。
翌日、明善はいつもより早めに署に出勤した。自分の机で缶コーヒーをちびちび啜りながら思案。内容はもちろん、異世界人の取り調べについてだ。
「さて、どう攻める」
母親が泣いているぞ、と諭すかな。
これは一見、ベタな方法に見える。警察学校で教えてもらった時、最初は明善もドラマの中だけで、現実には通用しないと思っていた。だが、実際にやってみるとこれが通じたのだ。相当な悪人でない限りは、家族を話題にしたり、情に訴えることは有効である。
「このままだと、君らの世界に帰るのに時間がかかるぞ。お母さんや家族に会いたくはないのか、かな?……あ、そういえば」
どうやって異世界人の口を開かせるか考えていると、ふとあることを思い出した。昨日、愛美との会話で浮かんだ疑問だ。
「あの子にも、もう一度話を聞く必要があるな。矛盾することがあるから確かめないと」
明善が一人言を呟いていると、机の上に置いていたスマートフォンが鳴る。相手はルルだ。
「もしもし。おはよう、ルル」
「おはよう、明善。今話したいことがあるんだ。君らが今担当している件について。時間いいかい?」
「大丈夫。俺達も手詰まりでさ、新しい情報がほしかったんだ。彼ら、何も話さなくて」
「なら、この情報は突破口になるはずさ。ほら、前にさ、東京の方でリベレーションの売人のアジトに乗り込むって話したでしょ。警視庁が」
「……あー、そういや、そうだった。こっちも結構忙しくなって、すっかり忘れてた」
警視庁もこっちに情報を回してくれないかなと、明義は思ったがそこは公務員。縦割り特有の情報共有の不足だ。
「アジトにいた異世界人達は捕まえることができた。だけど、彼らもダンマリ。どの世界の住人なのか、どのような能力かもわからなかった。それでね、昨日、ようやく手がかりを見つけた」
捕まえた異世界人が喋らないなら、物証を見つけるしかない。警視庁の警官達は血眼になって、アジトの中の物証を探し回った。ゴミ袋や排水溝、天井裏、はてはトイレにあったスリッパの中まで。捜索の中、警官はあることに気がついた。アジトに置いてあった、とある灰皿。その灰皿の灰に、タバコとは異なる、紙の切れ端のようなものがあったことに。
「その灰をね、魔法で復元したんだよ。異締連には、高等魔法である復元魔法が使える職員がいてね。こっちの世界で魔法を使うとすごい疲れるって、彼女愚痴ってたけど。まあ、仕方ないよね。復元魔法は元の場所から動かすと、復元が難しくなってしまうから」
「そうなの?」
「そう。復元魔法はその物体、および事象が発生した場所、空間の記憶を辿って復元するんだ。今回の場合は、紙を燃やした場所、あのアジトから動かしてはいけないんだ。復元魔法を使える人間は非常に少なくてね、彼らもメモを燃やせばそれで証拠を隠せると思ったんだろうね」
「へー」
「ちょっと、話が逸れたね。その灰はメモ用紙でね。とある異世界の言語で書かれていたんだ。アルミトスとは違う言語の」
「どこの言語?」
「それはね、ーー」
ルルからの答えは、明善の予想の通りだった。
「あー、やっぱりか」
「驚かないんだね」
「可能性の一つとしては考えてた。わざわざアルミトスのフリをした理由も、予想はできる」
「おそらく、明善の考えで合ってると思う。僕もそっちにいる異世界人に会いたいから、これからそっちに向かうよ。午後には着くと思う」
「りょーかい」
通話を切ったところで、異犯対の部屋に来訪者が来た。
「暁、ちょっといいか?」
壁をノックしながら、部屋に相山が入ってきた。彼はコピー用紙の束を持っている。
「どったの?」
「色々とわかったことがあったから、その報告。まず、これを見てくれ」
明善は渡された紙の束を眺める。紙には数字が羅列している。
「ごめん、俺にはこれが何かわからない」
「それは、我妻和奏さんのスマートフォンの通話相手や、パソコンのメール送受信の履歴。キャリアに開示請求して、ようやく昨日来た」
「通信記録か」
「そう。異世界人と思われる通信相手について、色々調べた。SIMカードってわかる?」
「スマートフォンに入ってる、契約者の情報が書き込まれているカードでしょ? あの小さいやつ」
「そう。その契約者について調べたんだけどね、登録者の情報が偽造だった」
「偽造?」
「通信キャリアと契約する際、身分証明書の開示が求められる。なにかしらの不正に利用されないように、身分を確認するんだ。それでこの通信相手の契約に運転免許といった本人確認書類が提出されていたんだけど、まったくのデタラメ。架空の人物があたかもいるように偽装して、SIMカードを契約していたんだ」
「まじかよ。それって、異世界人に出来るの?」
「出来なくはない、と思う。ただ、色々準備、用意が必要。こっちの世界にかなり詳しい異世界人でないと難しい。もしくは」
「こっちの世界の人間が協力している、か」
「おそらく」
少し前に起きたノーブスによる大人数の異世界不法渡航未遂も、インターネットを利用していた。掲示板を作り、人々の興味を引くという手法をとっていたが、ノーブスの異世界人自身が作ったわけじゃない。彼らは当初、人通りの少ない場所で道ゆく人に声をかけるという、なんとも原始的な方法で勧誘していた。たまたま話に乗ってきた人物がネットに詳しい人物であり、その人物が掲示板を作ったのだ。以降、彼らはその掲示板を勧誘に利用した。
だが、今回の事件は違う。運転免許の偽造など、明らかに裏の技術に精通したプロが関わっている。
「わかった。その辺も取り調べで聞いてみる。相山は引き続き調査を頼む」
「わかった。捜査二課などにも協力を頼んでみる」
「よろしく」
部屋を出て行った相山と入れ替わりに、落合と愛美が異犯対の部屋に入ってきた。
「アキ君、今相山君来てたけど、何か新しい情報でもあった」
「それがね」
明善は二人に対し、ルルと相山から聞いた話をそのまま伝える。
話を聞いた落合は、無精髭が生えた顎を撫でる。
「偽造か。しかもこっちに精通した人間が協力してる」
「ええ。そのことについても、異世界人達から聞き出す必要があります」
「結局、それしかねえか。じゃあ、早速始めるかね」
「はい」
「谷家は、例の女子高生か。昨日は念のため、保護ということで署に泊まってもらったけど、今日ももしかしたら署に泊まってもらうかもしれない。一応、そのことは本人と保護者に伝えておいてくれ」
「しょーち!」
「んじゃ、行きますかね」
異犯対の三人は早速、それぞれの取り調べに向かった。
異世界人への取り調べは今まで何度もやってきたが、たいていの異世界人はすぐに口を割る。荒事に慣れた巨漢で強面の異世界人もいたが、彼も少しすれば取り調べに素直に応じるようになった。どうやら取調室の独特の雰囲気に音を上げるそうだ。ルルなど異締連の職員が一度勉強として取り調べに参加したことがあるが、彼らも「この部屋は非常に苦しい」と、途中で退席していた。
だが、今回の異世界人達は違う。むしろ明善の方が根負けしそうだった。一応は取り調べに萎縮しているようだが、それでも尚口を固く結ぶ。取り調べに負けない、何か強い意志を胸に抱いているのだろう。
その後も、明善は粘り続けたが、彼らはついぞ一言も発さなかった。
その日は大きな成果も得られず、そのまま終了した。
翌日、明善はいつもより早めに署に出勤した。自分の机で缶コーヒーをちびちび啜りながら思案。内容はもちろん、異世界人の取り調べについてだ。
「さて、どう攻める」
母親が泣いているぞ、と諭すかな。
これは一見、ベタな方法に見える。警察学校で教えてもらった時、最初は明善もドラマの中だけで、現実には通用しないと思っていた。だが、実際にやってみるとこれが通じたのだ。相当な悪人でない限りは、家族を話題にしたり、情に訴えることは有効である。
「このままだと、君らの世界に帰るのに時間がかかるぞ。お母さんや家族に会いたくはないのか、かな?……あ、そういえば」
どうやって異世界人の口を開かせるか考えていると、ふとあることを思い出した。昨日、愛美との会話で浮かんだ疑問だ。
「あの子にも、もう一度話を聞く必要があるな。矛盾することがあるから確かめないと」
明善が一人言を呟いていると、机の上に置いていたスマートフォンが鳴る。相手はルルだ。
「もしもし。おはよう、ルル」
「おはよう、明善。今話したいことがあるんだ。君らが今担当している件について。時間いいかい?」
「大丈夫。俺達も手詰まりでさ、新しい情報がほしかったんだ。彼ら、何も話さなくて」
「なら、この情報は突破口になるはずさ。ほら、前にさ、東京の方でリベレーションの売人のアジトに乗り込むって話したでしょ。警視庁が」
「……あー、そういや、そうだった。こっちも結構忙しくなって、すっかり忘れてた」
警視庁もこっちに情報を回してくれないかなと、明義は思ったがそこは公務員。縦割り特有の情報共有の不足だ。
「アジトにいた異世界人達は捕まえることができた。だけど、彼らもダンマリ。どの世界の住人なのか、どのような能力かもわからなかった。それでね、昨日、ようやく手がかりを見つけた」
捕まえた異世界人が喋らないなら、物証を見つけるしかない。警視庁の警官達は血眼になって、アジトの中の物証を探し回った。ゴミ袋や排水溝、天井裏、はてはトイレにあったスリッパの中まで。捜索の中、警官はあることに気がついた。アジトに置いてあった、とある灰皿。その灰皿の灰に、タバコとは異なる、紙の切れ端のようなものがあったことに。
「その灰をね、魔法で復元したんだよ。異締連には、高等魔法である復元魔法が使える職員がいてね。こっちの世界で魔法を使うとすごい疲れるって、彼女愚痴ってたけど。まあ、仕方ないよね。復元魔法は元の場所から動かすと、復元が難しくなってしまうから」
「そうなの?」
「そう。復元魔法はその物体、および事象が発生した場所、空間の記憶を辿って復元するんだ。今回の場合は、紙を燃やした場所、あのアジトから動かしてはいけないんだ。復元魔法を使える人間は非常に少なくてね、彼らもメモを燃やせばそれで証拠を隠せると思ったんだろうね」
「へー」
「ちょっと、話が逸れたね。その灰はメモ用紙でね。とある異世界の言語で書かれていたんだ。アルミトスとは違う言語の」
「どこの言語?」
「それはね、ーー」
ルルからの答えは、明善の予想の通りだった。
「あー、やっぱりか」
「驚かないんだね」
「可能性の一つとしては考えてた。わざわざアルミトスのフリをした理由も、予想はできる」
「おそらく、明善の考えで合ってると思う。僕もそっちにいる異世界人に会いたいから、これからそっちに向かうよ。午後には着くと思う」
「りょーかい」
通話を切ったところで、異犯対の部屋に来訪者が来た。
「暁、ちょっといいか?」
壁をノックしながら、部屋に相山が入ってきた。彼はコピー用紙の束を持っている。
「どったの?」
「色々とわかったことがあったから、その報告。まず、これを見てくれ」
明善は渡された紙の束を眺める。紙には数字が羅列している。
「ごめん、俺にはこれが何かわからない」
「それは、我妻和奏さんのスマートフォンの通話相手や、パソコンのメール送受信の履歴。キャリアに開示請求して、ようやく昨日来た」
「通信記録か」
「そう。異世界人と思われる通信相手について、色々調べた。SIMカードってわかる?」
「スマートフォンに入ってる、契約者の情報が書き込まれているカードでしょ? あの小さいやつ」
「そう。その契約者について調べたんだけどね、登録者の情報が偽造だった」
「偽造?」
「通信キャリアと契約する際、身分証明書の開示が求められる。なにかしらの不正に利用されないように、身分を確認するんだ。それでこの通信相手の契約に運転免許といった本人確認書類が提出されていたんだけど、まったくのデタラメ。架空の人物があたかもいるように偽装して、SIMカードを契約していたんだ」
「まじかよ。それって、異世界人に出来るの?」
「出来なくはない、と思う。ただ、色々準備、用意が必要。こっちの世界にかなり詳しい異世界人でないと難しい。もしくは」
「こっちの世界の人間が協力している、か」
「おそらく」
少し前に起きたノーブスによる大人数の異世界不法渡航未遂も、インターネットを利用していた。掲示板を作り、人々の興味を引くという手法をとっていたが、ノーブスの異世界人自身が作ったわけじゃない。彼らは当初、人通りの少ない場所で道ゆく人に声をかけるという、なんとも原始的な方法で勧誘していた。たまたま話に乗ってきた人物がネットに詳しい人物であり、その人物が掲示板を作ったのだ。以降、彼らはその掲示板を勧誘に利用した。
だが、今回の事件は違う。運転免許の偽造など、明らかに裏の技術に精通したプロが関わっている。
「わかった。その辺も取り調べで聞いてみる。相山は引き続き調査を頼む」
「わかった。捜査二課などにも協力を頼んでみる」
「よろしく」
部屋を出て行った相山と入れ替わりに、落合と愛美が異犯対の部屋に入ってきた。
「アキ君、今相山君来てたけど、何か新しい情報でもあった」
「それがね」
明善は二人に対し、ルルと相山から聞いた話をそのまま伝える。
話を聞いた落合は、無精髭が生えた顎を撫でる。
「偽造か。しかもこっちに精通した人間が協力してる」
「ええ。そのことについても、異世界人達から聞き出す必要があります」
「結局、それしかねえか。じゃあ、早速始めるかね」
「はい」
「谷家は、例の女子高生か。昨日は念のため、保護ということで署に泊まってもらったけど、今日ももしかしたら署に泊まってもらうかもしれない。一応、そのことは本人と保護者に伝えておいてくれ」
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