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シマメ国での冒険!

戦うアクアマリン

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『ピンクダイアナ様、今になっては、もう宝石を集めるのは無意味です。』
「わかってる。だから、今幹部倒しに回ってるんでしょ。」
ホタルちゃんのことを取り戻すまで、兄様達に合わす顔はない。
私も、まだ中身は5歳だけど、前よりは14歳のようになった。
「後、私のことはアクアって呼んで。」
『ピンクダイアナ様、いや、アクア様、 本当に幹部に立ち向かうのですか?』
「もちろん。もしかしたらホタルちゃん誘拐の犯人も、その世界を滅ぼそうとしてる黒幕も、見つけられるかも。」
こういうのは絶対何か後ろにいる。
『わかりました。それなら、次の幹部がいる場所に行きましょう。』
「うん。」
もう、後戻りはできない。
アリルは飛行速度を上げた。
進んでいくと段々黒い雲が増えて来て、私はシールルドを張った。
そういえば、兄様もこうやってシールド張ってくれてたなあ。って、だめだめ!もう兄様達の元には戻れないんだから!
手をギュッと握りしめていると、目の前に浮かんでいる城が現れた。
雷が降って来て、シールドに直撃した。
「アリル、あの城が、」
『そうです。ハント城、呪いの城です。』
あそこに幹部が。
城に近づくと、急に城から手が生えて、襲って来た。
アリルは避けながら、魔法で攻撃した。
私も魔法で攻撃して、手が麻痺している時に城に突進した。
「わあああっ!」
『ピンクダイアナ様!』
ロ、ロケットになった気分。
私はそのまま一つのドアを突き破り、部屋の中に入ってしまった。
ど、どうしよう!
私は目を瞑った。

「ージア、フリージア!」
誰かの声が聞こえて、私は目を開けた。
誰かに抱かれてる。女性の声?
周りには湖と、木?
「おかあ、さん?」
あれ?口が勝手に…
「フリージア、ラナンが待ってるわよ。」
ラナン?誰だろう。
私はお母さんに抱っこされて、切り株に座ってる少女の隣に置かれた。
この子、ホタルちゃん!?
「ホタルちゃん!」
私はギュッと抱きしめた。
ホタルちゃん、ここにいたの?
「フリージア、私はラナンよ。あなたの双子の姉。」
双子、母親…
もしかして、これは私の前世?
だからいるんだ。
「フリージア、大丈夫?」
こんな所までホタルちゃんに似てるなんて。
「うん!大丈夫!」
早く戻る方法を見つけなくちゃ。
私は立ち上がって、森の方へ歩こうとすると、ラナンは私の腕を掴んだ。
「フリージア、どこいくの?」
「…」
どうしよう。言おうかな?
ホタルちゃんの前世だし…
「えっと、トイレ!」
私は森へ走った。
「フリージア!」
ごめん、ラナン、やっぱり言えない。
やっと森に入れそうになった時、私は宙に浮いた。
振り向くと、お母さんが魔法で私のことを自分のもとへ持っていった。
私はお母さんに抱っこされて、反対方向へ連れて行かれた。

まじでどうしよう!
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