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第一章 アクアマリン覚醒と沢山増える珍獣達
魔物討伐大会①
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今日は年に一度のイベント、魔物討伐大会だ!
確かペリドット兄様とアメジスト兄様も参加するんだっけ。私も沢山応援しなきゃ!
部屋の中をピョンピョン飛び跳ねていると、
琥珀が呆れて
《アクアマリン、ずっと飛び跳ねてると魔物討伐大会の時寝ちゃうよ?》
はっ!そうだった!私はピタリと止まり、落ち着いてベッドの上に座った。
琥珀も私の膝の上に乗った。琥珀を撫でていると、
コンコンコン。
ドアが優しくノックされた。
「入るよー」
「入るね。」
「あーい。」
ドアを開けたのはアメジスト兄様とペリドット兄様だった。
「あめじすとにーたま!ぺりどっとにーたま!」
「アクアマリンは今日も可愛いね。」
「可愛い。癒される。」
「ふちゃりちょもかっちょいーよ!」
二人は多分討伐用の服を着ている。二人共オーラすごいよ!
「ありがとう。アクアマリンに言われるのが一番嬉しいよ。」
「僕も。」
兄様達はにっこり笑い、琥珀を膝からどけて、ペリドット兄様は私を抱っこして、部屋から出た。
琥珀は一瞬のことに固まっていたのだった。
今日は家族全員でいつもの朝食を食べていた。
腹が減ったら戦ができぬっていうしね!
「今日は頑張ってね!私も前参加して、一位取ったから!」
「二人共頑張れよ!ルーも来るらしいぞ!」
パパが伝えた言葉に二人は固まった。
「父上、今ルーって言う名前が聞こえたんですけど?」
「そうだぞ!ルーが参加するんだ!」
アメジスト兄様プルプル震えてるけど大丈夫?
「ルーってだれでしゅか?」
「ルーはね、アメジストの幼馴染なのよ。伯爵家の優しくて気が強い女の子でね。」
ママが説明してくれた。
そっか、幼馴染かぁ。前世では私幼馴染いなかったなぁ。私にもいるのかな。
ぼーっとしていたら、魔物討伐大会に行く時間になった。
私と兄様達で一つの馬車、ママとパパで一つの馬車に乗った。
数分後、大会用の森に着いた。
「もりだぁ!」
「アクアマリンは森初めて?」
「うん!」
森の入り口には沢山の木があって、お花も沢山咲いていた。
私は兄様達と手を繋いで森の中に入った。
「子供達が可愛い…」
「ほらラリマー、行くわよ。」
子供達の可愛さに感動している国王ラリマーだった。
森の中を真っ直ぐ歩いていると、
[魔物討伐大会]
と書いてある看板を見つけた。
「ここみたいだね。」
私とアメジスト兄様はコクコク頷いた。
エントランスを通ると、参加者用 と 客席用に分かれていた。
「「アクアマリン!」」
ママとパパが後ろから走ってきた。追いついたみたい。
ママはペリドット兄様とアメジスト兄様を抱きしめて、パパは二人の頭を撫でた。
「「頑張って!」」
「は、母上、父上、恥ずかしいです。」
「恥ずかしいです。」
二人は顔を真っ赤にしていた。
「あらごめんなさい、」
ママは兄様達を離して、パパの手をどけた。
「あら、アメジストとペリドットじゃない。」
突然後ろから声が聞こえた。
「「げっ」」
振り返ると、髪をポニーテールにした茶色の髪で青い目の色をしたアメジスト兄様と同い年ぐらいの女の子が立っていた。
「なによ、げって!この子が二人の妹?貴方達に似てなくて可愛いわねー。貴方達は可愛くないから。」
この子、もしかして…
「こんにちは姫様、私はクラッシェンド伯爵家次女、ルー クラッシェンドです。姫様に会えて光栄です。私の事は気軽にルーとお呼びください。」
「こんにちあ!あくあまりんでしゅ!」
ルーは兄様達と同じ魔物討伐用の服を着ていた。
「ルー、お前の父母は来てないのか?」
アメジスト兄様がルーに聞いた。
「来てないわ。まぁ来てくれる訳ないけど。」
ルーは悲しそうな顔をしていた。
「ほらルー、参加者用の場所に行くよ。」
ペリドット兄様は雰囲気を変えるように、ルーの手を握った。
「あ、待って!もうちょっと姫様とお話を…」
「ほら、行くよ。」
「はーなーしーて!レディに失礼でしょ!」
しかし、どんだけルーがジタバタしても、二人は無言のままルーを引きずっていったのだった。
「みんにゃがんはっちぇねー!」
兄様達は後ろに振り返って、
「「僕がアクアマリンに一番大きい魔物送るね。」」
と宣言してまたルーを引きずっていった。
三人分応援しないとね!
「よし、じゃあ私達は客席に行きましょう。」
「あい!」
私はママとパパと手を繋いで客席に歩いて行った。
私達はなんか豪華な席に座った。私は一人では座れないからママの膝の上。しばらくすると、アナウンスが流れた。
{もうすぐ、魔物討伐大会が始まります。出場したい方はすぐに参加者用の入り口の中に入ってください。}
よーし!もうすぐで始まる!
私はママのお膝から下りて立ち上がった。
数分後、参加した人達が線の上に立っていて、始める準備をしていた。はじにいた笛を持った人も位置につき、メガホンを持った。
「それでは位置について、よーい、スタート!」
参加者達が走り出した!
魔物討伐大会、今幕開け!
確かペリドット兄様とアメジスト兄様も参加するんだっけ。私も沢山応援しなきゃ!
部屋の中をピョンピョン飛び跳ねていると、
琥珀が呆れて
《アクアマリン、ずっと飛び跳ねてると魔物討伐大会の時寝ちゃうよ?》
はっ!そうだった!私はピタリと止まり、落ち着いてベッドの上に座った。
琥珀も私の膝の上に乗った。琥珀を撫でていると、
コンコンコン。
ドアが優しくノックされた。
「入るよー」
「入るね。」
「あーい。」
ドアを開けたのはアメジスト兄様とペリドット兄様だった。
「あめじすとにーたま!ぺりどっとにーたま!」
「アクアマリンは今日も可愛いね。」
「可愛い。癒される。」
「ふちゃりちょもかっちょいーよ!」
二人は多分討伐用の服を着ている。二人共オーラすごいよ!
「ありがとう。アクアマリンに言われるのが一番嬉しいよ。」
「僕も。」
兄様達はにっこり笑い、琥珀を膝からどけて、ペリドット兄様は私を抱っこして、部屋から出た。
琥珀は一瞬のことに固まっていたのだった。
今日は家族全員でいつもの朝食を食べていた。
腹が減ったら戦ができぬっていうしね!
「今日は頑張ってね!私も前参加して、一位取ったから!」
「二人共頑張れよ!ルーも来るらしいぞ!」
パパが伝えた言葉に二人は固まった。
「父上、今ルーって言う名前が聞こえたんですけど?」
「そうだぞ!ルーが参加するんだ!」
アメジスト兄様プルプル震えてるけど大丈夫?
「ルーってだれでしゅか?」
「ルーはね、アメジストの幼馴染なのよ。伯爵家の優しくて気が強い女の子でね。」
ママが説明してくれた。
そっか、幼馴染かぁ。前世では私幼馴染いなかったなぁ。私にもいるのかな。
ぼーっとしていたら、魔物討伐大会に行く時間になった。
私と兄様達で一つの馬車、ママとパパで一つの馬車に乗った。
数分後、大会用の森に着いた。
「もりだぁ!」
「アクアマリンは森初めて?」
「うん!」
森の入り口には沢山の木があって、お花も沢山咲いていた。
私は兄様達と手を繋いで森の中に入った。
「子供達が可愛い…」
「ほらラリマー、行くわよ。」
子供達の可愛さに感動している国王ラリマーだった。
森の中を真っ直ぐ歩いていると、
[魔物討伐大会]
と書いてある看板を見つけた。
「ここみたいだね。」
私とアメジスト兄様はコクコク頷いた。
エントランスを通ると、参加者用 と 客席用に分かれていた。
「「アクアマリン!」」
ママとパパが後ろから走ってきた。追いついたみたい。
ママはペリドット兄様とアメジスト兄様を抱きしめて、パパは二人の頭を撫でた。
「「頑張って!」」
「は、母上、父上、恥ずかしいです。」
「恥ずかしいです。」
二人は顔を真っ赤にしていた。
「あらごめんなさい、」
ママは兄様達を離して、パパの手をどけた。
「あら、アメジストとペリドットじゃない。」
突然後ろから声が聞こえた。
「「げっ」」
振り返ると、髪をポニーテールにした茶色の髪で青い目の色をしたアメジスト兄様と同い年ぐらいの女の子が立っていた。
「なによ、げって!この子が二人の妹?貴方達に似てなくて可愛いわねー。貴方達は可愛くないから。」
この子、もしかして…
「こんにちは姫様、私はクラッシェンド伯爵家次女、ルー クラッシェンドです。姫様に会えて光栄です。私の事は気軽にルーとお呼びください。」
「こんにちあ!あくあまりんでしゅ!」
ルーは兄様達と同じ魔物討伐用の服を着ていた。
「ルー、お前の父母は来てないのか?」
アメジスト兄様がルーに聞いた。
「来てないわ。まぁ来てくれる訳ないけど。」
ルーは悲しそうな顔をしていた。
「ほらルー、参加者用の場所に行くよ。」
ペリドット兄様は雰囲気を変えるように、ルーの手を握った。
「あ、待って!もうちょっと姫様とお話を…」
「ほら、行くよ。」
「はーなーしーて!レディに失礼でしょ!」
しかし、どんだけルーがジタバタしても、二人は無言のままルーを引きずっていったのだった。
「みんにゃがんはっちぇねー!」
兄様達は後ろに振り返って、
「「僕がアクアマリンに一番大きい魔物送るね。」」
と宣言してまたルーを引きずっていった。
三人分応援しないとね!
「よし、じゃあ私達は客席に行きましょう。」
「あい!」
私はママとパパと手を繋いで客席に歩いて行った。
私達はなんか豪華な席に座った。私は一人では座れないからママの膝の上。しばらくすると、アナウンスが流れた。
{もうすぐ、魔物討伐大会が始まります。出場したい方はすぐに参加者用の入り口の中に入ってください。}
よーし!もうすぐで始まる!
私はママのお膝から下りて立ち上がった。
数分後、参加した人達が線の上に立っていて、始める準備をしていた。はじにいた笛を持った人も位置につき、メガホンを持った。
「それでは位置について、よーい、スタート!」
参加者達が走り出した!
魔物討伐大会、今幕開け!
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