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第四話 黒紅梅の交わり

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(この身体が『アガペー』の証……)

「人によってはグロテスクに映るかもしれません。実際に嘔吐する方もいました。下品な身体だと罵倒する方もいました。ですがその方達も私の『アガペー』を受け入れ、私の中に『愛』を注いでくれました」

「この、人によってはグロテスクに見える身体は、私にとってはこれ以上ない誇りなのです」

シスターの身体を見た時、萎えて萎んでしまった僕の股間は、いつの間にか痛いほどに昂っていた。

「もう一度聞いても良いですか?こんな身体の女をあなたは愛せますか?」

僕は情けなかった。一瞬でも嫌悪感を抱いてしまったことに。
シスターのこの身体は、無償の愛を、『アガペー』を実践してきた証だと言うのに。

「最初は戸惑いました。嫌悪感すら覚えてしまいました。ごめんなさい。でも今は……」

今はシスターの身体がとても美しく愛おしいとさえ感じていた。

「わかってます。ほら、こんなにも私を思って反応してる」

シスターはズボンの上からでも判るほど猛り狂った僕の股間を愛撫してきた。
シスターは僕の耳元で艶めかしく囁くように語りかける。

「あなたの想いを聞いて、私は決意しました。私と一緒にアガペーを実践しましょう」

そういった彼女は蕩けるような艶めかしい笑顔だった。

その笑顔に僕はすっかりと魅了されてしまっていた。

「僕もシスターと『アガペー』を実践したいです」

僕は素直にそう答えた。

「ふふ、あなたも服を脱いで…」

裸になるとシスターの『アガペー』が刻まれた身体に比べ僕の綺麗な身体が恥ずかしく思えた。思わず前を隠してしまう。

「ふふっ、初めてなんですね」

「なんでわかっ」

「初めての方を相手したことも何度もありますから。ある村の村長に頼まれてその村の未経験の男性全員に『アガペー』を授けたことも。だからわかるんです」

「恥ずかしがらなくて大丈夫です。最初はみんな初めてなんですから」

彼女の手が僕の股間へと伸びる。
彼女の成熟した身体に比べ僕のはあまりに貧弱だ。
貧弱な陰茎に触られそうになり僕は思わず腰を引きそうになる。

「私に任せてくれれば大丈夫です。
知っていますか?都の方では小ぶりな方が上品で良いとされているんですよ。それに、被っているのは若々しさの象徴でもあります。恥ずかしがらなくても大丈夫」

僕が初めてということもあり、僕が横になり、シスターが上に乗るという体勢になる。

「さあ、『アガペー』を始めましょう」

シスターが腰を下ろすと彼女の黒ずんだ秘裂が僕の小さな陰茎を飲み込んでいった。
その瞬間僕は感動に打ち震え彼女の中に熱いものをぶちまけた。

「大丈夫。大丈夫」

シスターはそう言って僕の頭を撫でた。
ああ、とても心地よい、これが『アガペー』か。

「それでは続きを」

いつの間にか放銃した僕の股間は復活していた。
彼女の身体が動くたび、だらしなく垂れ下がった乳房が僕の目の前で揺れる。
僕はその熟れきった果実を手に取り、黒くなった先端のさらに先端、黒くくすんだ石炭のような突起物へと舌を這わせた。

「ああっ嬉しい。これがあなたの『アガぺー』なのですね」

僕からのアプローチに彼女は感動に体を震わせ、僕を一層締め付けてきた。僕は彼女に二度目の精を解き放った。

その後、僕らは体勢を変えつつ何度も重なり合った。

「シスターさん、これが『アガペー』なんですね」

僕は彼女が僕のものになったと錯覚していた。
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