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迷子
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うわぁ。
相変わらず広いなこの屋敷。
てか、あれ。
「ここ、どこ??」
ちゃんとメイドの人の後をついていったんだけどなぁ。
あ、でもあちこち見てたから迷子にでもなるか。
迷子になってるの気づかれてるかな?
うーん。
気づかれても探してもらえるかな。
とりあえず、道を自分なりに覚えよう。
このまま、進んだらどこにつくんだろう??
にしても、みんな忙しそうだからあんまりかまってもらえないなあ。
それに足も速いし。
「うわぁ」
この扉は外へ通じるものだったらしく、きれいな庭が見えた。
かなり遠いけれど少しだけ。
それと同時に庭の中に人が歩けるように道が舗装されていた。
屋根のある道を歩くと別館がある。
背伸びをして取っ手を握り、開ける。
大きな広間には階段があった。
中央に広がるようにある階段を走って駆け上がる。
広くて。大きくて。
手すりの上に乗っかて滑る。
これがすごく楽しくて何度も繰り返す。
大きな声で笑いながら。
何度も。何度も。
足音が聞こえて気が付いたら抱き上げられていた。
そっとおろされ顔を見ると布団をかぶった人がいた。
「こんにちは!!」
私は笑顔で挨拶するけど、階段を降りていく女の子(?)。
扉の前で私を見るからついてこいってことなのかな??
スカートのすそを少し持ち上げて走る。
扉の前まで行くと私を案内するように歩く女の子。
屋敷の扉までついたはいいものを戻ろうとする女の子の布団を掴む。
「待って!!」
私は庭に生えてるたくさんのいろんな花を摘んで花冠を作った。
「はい!!お花の女王様!!」
出来上がった花冠を渡すけどただ、じっと見てるだけ。
私より身長も高いからいくら飛び跳ねても届かない。
「~っ!!しゃがんでよ!!」
言われて気づいたかのようにしゃがんでくれる女の子。
私より身長も高いから多分年上。
頭に花冠を乗せると私は満足してスキップしながら屋敷の扉に手を伸ばす。
振り返って私を見送るように立ってる女の子に向かって手を振る。
「またね!!」
急いで屋敷の中に入り、メイド長のいる場所を探す。
走っても似たような廊下ばかり。
あれ、ここさっきも通ったような。
迷路みたい。
さっきは、右を通ったから次は左!!
……。
う~ん。
何をどうしたら、こんな薄暗い場所につくのだろう。
「こんなところで、何してるの?」
この声は。
「ジャスミン、あなたここにいたのね」
メイド長であり、私のおばあちゃん。
「ごめんなさい」
私は頭を下げ謝る。
少しだけ顔を上げると呆れたように笑うおばあちゃんだった。
「ほら、行くよ」
前を歩いていくおばあちゃんに。
何か、大好きな人を重ねてしまう私だった。
相変わらず広いなこの屋敷。
てか、あれ。
「ここ、どこ??」
ちゃんとメイドの人の後をついていったんだけどなぁ。
あ、でもあちこち見てたから迷子にでもなるか。
迷子になってるの気づかれてるかな?
うーん。
気づかれても探してもらえるかな。
とりあえず、道を自分なりに覚えよう。
このまま、進んだらどこにつくんだろう??
にしても、みんな忙しそうだからあんまりかまってもらえないなあ。
それに足も速いし。
「うわぁ」
この扉は外へ通じるものだったらしく、きれいな庭が見えた。
かなり遠いけれど少しだけ。
それと同時に庭の中に人が歩けるように道が舗装されていた。
屋根のある道を歩くと別館がある。
背伸びをして取っ手を握り、開ける。
大きな広間には階段があった。
中央に広がるようにある階段を走って駆け上がる。
広くて。大きくて。
手すりの上に乗っかて滑る。
これがすごく楽しくて何度も繰り返す。
大きな声で笑いながら。
何度も。何度も。
足音が聞こえて気が付いたら抱き上げられていた。
そっとおろされ顔を見ると布団をかぶった人がいた。
「こんにちは!!」
私は笑顔で挨拶するけど、階段を降りていく女の子(?)。
扉の前で私を見るからついてこいってことなのかな??
スカートのすそを少し持ち上げて走る。
扉の前まで行くと私を案内するように歩く女の子。
屋敷の扉までついたはいいものを戻ろうとする女の子の布団を掴む。
「待って!!」
私は庭に生えてるたくさんのいろんな花を摘んで花冠を作った。
「はい!!お花の女王様!!」
出来上がった花冠を渡すけどただ、じっと見てるだけ。
私より身長も高いからいくら飛び跳ねても届かない。
「~っ!!しゃがんでよ!!」
言われて気づいたかのようにしゃがんでくれる女の子。
私より身長も高いから多分年上。
頭に花冠を乗せると私は満足してスキップしながら屋敷の扉に手を伸ばす。
振り返って私を見送るように立ってる女の子に向かって手を振る。
「またね!!」
急いで屋敷の中に入り、メイド長のいる場所を探す。
走っても似たような廊下ばかり。
あれ、ここさっきも通ったような。
迷路みたい。
さっきは、右を通ったから次は左!!
……。
う~ん。
何をどうしたら、こんな薄暗い場所につくのだろう。
「こんなところで、何してるの?」
この声は。
「ジャスミン、あなたここにいたのね」
メイド長であり、私のおばあちゃん。
「ごめんなさい」
私は頭を下げ謝る。
少しだけ顔を上げると呆れたように笑うおばあちゃんだった。
「ほら、行くよ」
前を歩いていくおばあちゃんに。
何か、大好きな人を重ねてしまう私だった。
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