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2章 10歳のエルザ
5 二人との握手
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「エルザと貴方たちは仲が良かったの? エルザをいじめていた感じは受けないけど」
この二人はやっかみなんかで誰かをいじめるような感じに見えなかった。
リラは悪意を持たなさそうだし、ファニーはそこまで幼稚なことをしなさそうだという理由だ。
「リラは他の人のそういう悪意が嫌いだししてないよ。そもそもリラの方も他の子からいじめられがちだし。感覚が鋭くて色々わかっちゃうから……そういうのって周囲には変な子って思われるんだよ。でもリラはエルザをかばってたよね」
いい子だから、とファニーは無表情にリラを褒める。その言葉にリラは素直にえへへーと照れていた。
「でも私は……エルザがよくわからなかった。強い意思を持って我慢しなくては、と思っているようで、あれ以上の助けようがなかったの。意地を張ってるみたいで……だから、私はエルザと仲良くしたり、リラのようにかばったりはしてないし、特別仲良くしてない」
きっぱりと言ったファニーに、真面目な子だなぁとレティーシアは思ってしまった。
ここは調子よく、エルザをかばってました、などと言ってしまっても、こちらは気づきようがないというのに。
しかし、その潔癖さに好感が持てた。
本人は自分がいい子ではないというようなことを言っているが、きっと周囲にまんべんなく親切なタイプなのだろうということは、これまでにしてもらったことでわかってしまっていたし。
ちょっと素直じゃない性格なのかもしれない。
「じゃあ、行こうか」
そういうと、ファニーは先に立って歩いていく。
「どこ行くの?」
「先生の部屋。そこの引き出しに、小さな鏡があるの。先生が身だしなみ用に持ってるやつ。今は誰もいない時間だから、自分の顔、見ることできるよ」
「大丈夫だよー。誰かきたらリラが教えてあげるから」
ファニーとリラの二人が自信満々に言うところを見ると、大丈夫そうだ。
しかし、鏡を使うには、ここに勤めている大人の私物を借りるしかないということらしい。
鏡なんて備品として給付されるものではないのだろうか。
ここでそれに対して文句を言っても仕方がない。
部屋の前に着くと、リラが慣れた手つきで勢いよくドアを ガタン! と鳴らした。
「こっち側のドア、鍵のかかりが悪くて叩くと開いちゃうんだよ」
「それじゃあ鍵を開けたのばれちゃわない?」
「半分鍵をかけた状態でドアを閉めると、自動で鍵が下りるんだよ」
鍵をかける意味がまるでない、とレティーシアが思っていたが。
彼女に続いて入ったら、鏡を手渡された。それを覗き込んで驚く。
「……ほんとだ。確かにこれは可愛いわね」
エルザはまるで人形のように美しい少女だった。
濃い青い瞳には長いまつ毛が額縁のように目元を取り巻いて飾っている。
まさか自分の顔にそんな形容を使う日が来るとは思わなかった。
茶色の巻き毛は半分以上が金色に染まっているが、惜しくも頭の後ろでくしゃくしゃになって毛玉ができている。
細い鼻梁の白い陶器のような肌。サクランボのような可愛らしい唇がのっている顔を美しくないという人はいないだろう。
少しでもいじめられるのが嫌で、それで意図的に身だしなみを調えずにいるのだろうけれど、エルザの愛らしさ、美しさはそんなもので損なわれるようなものではなかった。
自分のものではない体だけれど、この体で装ったらさぞかし目が楽しいだろうなあとは素直に思う。
レティーシアがエルザの顔に見とれていたら、ファニーが声をかけてきた。
「ねえ、レティーシアさん、私と手を組まない?」
「え……?」
「貴方が言ったことが本当だとしたら、ものすごい大きななにかが起き始めようとしている時が今だってことだよね? 私、それがわかっているのに放っておけないし、私もこんなところにいつまでもいたくない。貴方に協力することでここから出ていくきっかけにしたい」
「……死ぬかもしれないのに?」
「それでも。これはチャンスだと思うから」
ファニーはまっすぐに手を差し出してくる。
レティーシアはその手を掴むかどうか、一瞬迷った。彼女の言うこともわかるが、ファニーはまだ子供だ。どうせなら、もっと力のある人間を味方に引き入れた方がいいとも思うし。
レティーシアの逡巡がわかったように、ファニーはそのままの姿勢でリラを呼ぶ。
「リラはどうする? ここにいる?」
ファニーの言葉にリラは迷わず首を振った。
「ううん、リラもファニーと一緒にいく。聖女様を……じゃなくて、エルザを助ける!」
先ほど、レティーシアのことをエルザと呼べ、と言ったことをちゃんと守ろうとしているらしい。
リラの嗅覚と聴覚の良さ。そしてファニーの明晰さ。
これらがあれば、一人でここから出て王子たちと連絡を取ろうとするより、よほど成功率が高いだろう。
何より人手は大事だ。
迷いはそこでふっきれた。
差し出されたファニーのその手を握り返した時、初めて自分はこれから、今までとは違う人生を送るのだ、と感じた。
聖女になった時も同じような感覚はあったが、あの時は期待の方が大きかった。今回はあの時より絶望が大きい。
しかし。
「大丈夫だよ、エルザ。リラが一緒だから」
そう笑って、リラがファニーとは違う方の手を握りしめてきた。
何が大丈夫かはわからない。
しかし、リラのその繋いできた手は暖かく、それだけでなぜかほっとしてしまった。
この二人はやっかみなんかで誰かをいじめるような感じに見えなかった。
リラは悪意を持たなさそうだし、ファニーはそこまで幼稚なことをしなさそうだという理由だ。
「リラは他の人のそういう悪意が嫌いだししてないよ。そもそもリラの方も他の子からいじめられがちだし。感覚が鋭くて色々わかっちゃうから……そういうのって周囲には変な子って思われるんだよ。でもリラはエルザをかばってたよね」
いい子だから、とファニーは無表情にリラを褒める。その言葉にリラは素直にえへへーと照れていた。
「でも私は……エルザがよくわからなかった。強い意思を持って我慢しなくては、と思っているようで、あれ以上の助けようがなかったの。意地を張ってるみたいで……だから、私はエルザと仲良くしたり、リラのようにかばったりはしてないし、特別仲良くしてない」
きっぱりと言ったファニーに、真面目な子だなぁとレティーシアは思ってしまった。
ここは調子よく、エルザをかばってました、などと言ってしまっても、こちらは気づきようがないというのに。
しかし、その潔癖さに好感が持てた。
本人は自分がいい子ではないというようなことを言っているが、きっと周囲にまんべんなく親切なタイプなのだろうということは、これまでにしてもらったことでわかってしまっていたし。
ちょっと素直じゃない性格なのかもしれない。
「じゃあ、行こうか」
そういうと、ファニーは先に立って歩いていく。
「どこ行くの?」
「先生の部屋。そこの引き出しに、小さな鏡があるの。先生が身だしなみ用に持ってるやつ。今は誰もいない時間だから、自分の顔、見ることできるよ」
「大丈夫だよー。誰かきたらリラが教えてあげるから」
ファニーとリラの二人が自信満々に言うところを見ると、大丈夫そうだ。
しかし、鏡を使うには、ここに勤めている大人の私物を借りるしかないということらしい。
鏡なんて備品として給付されるものではないのだろうか。
ここでそれに対して文句を言っても仕方がない。
部屋の前に着くと、リラが慣れた手つきで勢いよくドアを ガタン! と鳴らした。
「こっち側のドア、鍵のかかりが悪くて叩くと開いちゃうんだよ」
「それじゃあ鍵を開けたのばれちゃわない?」
「半分鍵をかけた状態でドアを閉めると、自動で鍵が下りるんだよ」
鍵をかける意味がまるでない、とレティーシアが思っていたが。
彼女に続いて入ったら、鏡を手渡された。それを覗き込んで驚く。
「……ほんとだ。確かにこれは可愛いわね」
エルザはまるで人形のように美しい少女だった。
濃い青い瞳には長いまつ毛が額縁のように目元を取り巻いて飾っている。
まさか自分の顔にそんな形容を使う日が来るとは思わなかった。
茶色の巻き毛は半分以上が金色に染まっているが、惜しくも頭の後ろでくしゃくしゃになって毛玉ができている。
細い鼻梁の白い陶器のような肌。サクランボのような可愛らしい唇がのっている顔を美しくないという人はいないだろう。
少しでもいじめられるのが嫌で、それで意図的に身だしなみを調えずにいるのだろうけれど、エルザの愛らしさ、美しさはそんなもので損なわれるようなものではなかった。
自分のものではない体だけれど、この体で装ったらさぞかし目が楽しいだろうなあとは素直に思う。
レティーシアがエルザの顔に見とれていたら、ファニーが声をかけてきた。
「ねえ、レティーシアさん、私と手を組まない?」
「え……?」
「貴方が言ったことが本当だとしたら、ものすごい大きななにかが起き始めようとしている時が今だってことだよね? 私、それがわかっているのに放っておけないし、私もこんなところにいつまでもいたくない。貴方に協力することでここから出ていくきっかけにしたい」
「……死ぬかもしれないのに?」
「それでも。これはチャンスだと思うから」
ファニーはまっすぐに手を差し出してくる。
レティーシアはその手を掴むかどうか、一瞬迷った。彼女の言うこともわかるが、ファニーはまだ子供だ。どうせなら、もっと力のある人間を味方に引き入れた方がいいとも思うし。
レティーシアの逡巡がわかったように、ファニーはそのままの姿勢でリラを呼ぶ。
「リラはどうする? ここにいる?」
ファニーの言葉にリラは迷わず首を振った。
「ううん、リラもファニーと一緒にいく。聖女様を……じゃなくて、エルザを助ける!」
先ほど、レティーシアのことをエルザと呼べ、と言ったことをちゃんと守ろうとしているらしい。
リラの嗅覚と聴覚の良さ。そしてファニーの明晰さ。
これらがあれば、一人でここから出て王子たちと連絡を取ろうとするより、よほど成功率が高いだろう。
何より人手は大事だ。
迷いはそこでふっきれた。
差し出されたファニーのその手を握り返した時、初めて自分はこれから、今までとは違う人生を送るのだ、と感じた。
聖女になった時も同じような感覚はあったが、あの時は期待の方が大きかった。今回はあの時より絶望が大きい。
しかし。
「大丈夫だよ、エルザ。リラが一緒だから」
そう笑って、リラがファニーとは違う方の手を握りしめてきた。
何が大丈夫かはわからない。
しかし、リラのその繋いできた手は暖かく、それだけでなぜかほっとしてしまった。
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