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幕間【五大貴族会議】
お前ら良い笑顔で見送るな下さい
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皆様こんにちは。アリア・ローゼリッタです。本日は何と最礼服が仕上がったとの事で、カミュ先輩とミーシャさんが朝一で仕立てた最礼服を持って来て下さいました。そして、それから色々準備やら、今日分のマナー講座やらを終えて、漸く最礼服とご対面です。
「さァ、開けて見て頂戴!ミーシャちゃんの力作よォ」
「楽しみだな」
「はい。早く見たい」
先輩方に見守られて、私とミアが丁寧に梱包された最礼服を取り出すと、中からは真っ白でトレーンに繊細なレースがふんだんに施された、とても綺麗なドレスが出て来ました。
「綺麗…」
「流石ミーシャちゃんね!とっても素敵」
「凄い、男性物も出来るんですね」
ミアの方は、臙脂色のコートの最礼服ですね。とても似合いそうです。にしても…
「…トレーンが長い…」
「女性は大変だな」
「もう1週間は切ってるからな。早めに慣れさせないと間に合わん」
シュテル先輩の言葉に頷き、改めて包装の中を見ると、髪飾りと靴、そして手袋が入っていました。やはり髪飾り派手ですね…着こなせるでしょうか…
「一回、このトレーンの長さ測って、同じ長さの練習用の布、作っちゃいましょうか」
「出来るのかい?」
「当たり前よ、舐めないで頂戴!」
ふふんと得意げに笑っているカミュ先輩には感謝してもしきれませんね。本当に助かります。
「一度試着するか?」
「そうね。無いと思うけど、何かしら問題があれば、私が対応出来るし」
「にしても最礼服か…懐かしいな。僕が仕立てたのは何年前だっけ」
会長の言葉に皆様頷かれてます。そんなに前なんですかね?確かに会長やカミュ先輩達が何年前から五大貴族であり、その見届け人なのかは知りませんけど。
「だが、袖を通すと厳かな気分になる。最礼服は基本、王宮にしか着て行かないからな」
「あら、でも偶に衣装部屋から出してあげて欲しいわねェ。お洋服にも日光浴が必要なのよ」
「む、そうなんですか。気をつけます」
ルシアが気にしなくても、使用人の方とかがやってくれてそうですけどね。ですが確かにお洋服の日光浴は大切です。日焼けしない程度に外に出すと、長持ちするらしいんです。ドレスは通気性悪いですからね。
「当日のヘアセットとメイクはアタシが…って言いたい所だけど、プロの人を呼んであるわ。アリアちゃんの着付けもね」
「ありがとうございます」
「いいのよォ!それに、ドレスはアタシも着せるのは専門外だし」
確か、髪を上げるんでしたよね。王宮で陛下と謁見する際は…それは一昔前と言われてますけど、今はどうなのでしょう…当日になってみないと分かりませんね。
「今日の着付けは取り敢えず、アタシとシュテル先輩でやるわ!じゃあ行くわよォ」
ミアがカミュ先輩に、私がシュテル先輩に引っ張られて、其々が使ってる部屋へと連れて行かれました。何か、会長とルシアはグッドポーズして見送ってますし!って言うか、着るくらい一人で出来ると思うんですけど!?
〈〈〈お前ら良い笑顔で見送るな下さい!!〉〉〉
「さァ、開けて見て頂戴!ミーシャちゃんの力作よォ」
「楽しみだな」
「はい。早く見たい」
先輩方に見守られて、私とミアが丁寧に梱包された最礼服を取り出すと、中からは真っ白でトレーンに繊細なレースがふんだんに施された、とても綺麗なドレスが出て来ました。
「綺麗…」
「流石ミーシャちゃんね!とっても素敵」
「凄い、男性物も出来るんですね」
ミアの方は、臙脂色のコートの最礼服ですね。とても似合いそうです。にしても…
「…トレーンが長い…」
「女性は大変だな」
「もう1週間は切ってるからな。早めに慣れさせないと間に合わん」
シュテル先輩の言葉に頷き、改めて包装の中を見ると、髪飾りと靴、そして手袋が入っていました。やはり髪飾り派手ですね…着こなせるでしょうか…
「一回、このトレーンの長さ測って、同じ長さの練習用の布、作っちゃいましょうか」
「出来るのかい?」
「当たり前よ、舐めないで頂戴!」
ふふんと得意げに笑っているカミュ先輩には感謝してもしきれませんね。本当に助かります。
「一度試着するか?」
「そうね。無いと思うけど、何かしら問題があれば、私が対応出来るし」
「にしても最礼服か…懐かしいな。僕が仕立てたのは何年前だっけ」
会長の言葉に皆様頷かれてます。そんなに前なんですかね?確かに会長やカミュ先輩達が何年前から五大貴族であり、その見届け人なのかは知りませんけど。
「だが、袖を通すと厳かな気分になる。最礼服は基本、王宮にしか着て行かないからな」
「あら、でも偶に衣装部屋から出してあげて欲しいわねェ。お洋服にも日光浴が必要なのよ」
「む、そうなんですか。気をつけます」
ルシアが気にしなくても、使用人の方とかがやってくれてそうですけどね。ですが確かにお洋服の日光浴は大切です。日焼けしない程度に外に出すと、長持ちするらしいんです。ドレスは通気性悪いですからね。
「当日のヘアセットとメイクはアタシが…って言いたい所だけど、プロの人を呼んであるわ。アリアちゃんの着付けもね」
「ありがとうございます」
「いいのよォ!それに、ドレスはアタシも着せるのは専門外だし」
確か、髪を上げるんでしたよね。王宮で陛下と謁見する際は…それは一昔前と言われてますけど、今はどうなのでしょう…当日になってみないと分かりませんね。
「今日の着付けは取り敢えず、アタシとシュテル先輩でやるわ!じゃあ行くわよォ」
ミアがカミュ先輩に、私がシュテル先輩に引っ張られて、其々が使ってる部屋へと連れて行かれました。何か、会長とルシアはグッドポーズして見送ってますし!って言うか、着るくらい一人で出来ると思うんですけど!?
〈〈〈お前ら良い笑顔で見送るな下さい!!〉〉〉
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