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三章【転校生襲来】

お前ら仕事に戻れ下さい

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皆様こんにちは。アリア・ローゼリッタです。エストレラの方々に絡まれて動けない状況になっています。営業妨害甚だしいんですけど。


「…あの、私は業務に…」


「堅い事言わずにオレ等と話そうよ~。あ、でも学園祭のお仕事は大事か」


「別に構わないんじゃ無いか?見た所あまり人は入っていない様だし、他のメンバーが2人もいるみたいだ」


暇じゃないですよ。お菓子もお茶も準備しないとですし。それにお客様が居ないの生徒会のマイナスなイメージプラス、険悪な仲の貴方達が居るからだと思うのですが…


「エトワリアは生徒会何人居るの?」


「私含め5人です。ご注文を」


「じゃあこっちと一緒だね」


成程同数ですか。それは良かった。さっさと注文して帰ってくれませんかねこの人達。


「あ、じゃあアリアちゃん1年生?」


「…そうですね」


「超優秀じゃん。オレ達の所にもいるよ。1年生。今は居ないけどさ」


何故置いてきたんですか。一緒に回ってらっしゃるんですかね?今確認できない2人…はあ…交流会ではこの人達と長い時間一緒に居ないといけないとは…鬼畜ですね。原作も仕事しやがりませんし…正直交流会でマギィがどう動くかが心配すぎます。しかも相手は一般生徒なので余計に監視が難しいですね。生徒会メンバーであれば楽だったのですが…


「兎に角ご注文をお願いします」


「あー、おけおけ~。じゃあオレは…レモンティーとミニサンドで」


「俺は紅茶をストーレートで。それから抹茶のマドレーヌを」


やっと仕事が進みましたか…漸く奥へと戻れますね。先輩方が謝罪の籠った視線で私を見てます。こんなに絡まれるとは思ってなかったんでしょうね。私もです。奇遇な事で。


「じゃあ、ストーレートの紅茶とスコーンを」


「かしこまりました。それでは失礼します」


お辞儀をすると、足早に私は奥へと駆け込みました。実際走っては無いですが…嗚呼、安心感が凄い…


「…悪いアリア」


「ごめんね…」


「いえ、お気になさらずに…」


疲弊している私にお2人が謝罪をくれました。ありがとうございます。運ぶのはやって下さると嬉しいですが多分拒否られますよね…


「アリアちゃんに友好的なのは嬉しい誤算だけど、何が裏がありそうで怖いね」


「そうだな。彼奴等は俺達生徒会…と言うかエトワリアに対して見下した態度を取る事が多いからな。アリア、理由は分かるか?」


「父がエストレラの主席の卒業生だったんですよ。私は此方に来ましたが、一応私にもエストレラからの推薦が来ていました。だからだと思います」


良くエストレラの推薦を蹴ってエトワリアに行くなんて信じられないと言われますけど、私は満足ですよ。まあ、副会長達も驚いた顔してるので、やっぱりその2択だとエストレラの方が取られるんでしょうね。まあ私には関係ありませんが。そして唖然としてるお2人はお仕事戻って下さいよ…


〈〈〈お前ら仕事に戻れ下さい!!!〉〉〉
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