145 / 232
三章【転校生襲来】
お前らこっちに着いて来んな下さい
しおりを挟む
皆様おはようございます。アリア・ローゼリッタです。只今王都にある私がお世話になっている病院に行く為、学園の馬車に揺られている最中です。隣にはミア、正面にはユーリア先生がいます。
「あ、この近くならもう少し行けば本邸が見えるんじゃない?」
「確かに…懐かしいですね…5年くらい前ですか。最後に此処を通ったの」
ローゼリッタ家の本邸は病院に割と近い所にあって、学園から病院に向かう道に本邸があるみたいですね。懐かしいです。
「本邸?」
「はい。アリアの家、ローゼリッタ家はこの近くに本邸があるんですけど…今は少し離れた郊外の場所に住んでるんです」
「私の体調的に静かな場所だけど、病院に通える場所を探してくれまして」
「成程ね。にしても王都の…しかも中心地に本邸とは…ローゼリッタ家は昔は小さな家だったと聞くけど、今はかなり大きい様だね」
貴族はその社交界での影響力…つまりは持っている権力で住む場所が変わっていたりします。地方、郊外、中心地とあって、中心地に住んでいると言うのはかなり大きな権力を持つ事を表しているとお父様が言っていました。今郊外に住んでますけどね。
「近々あるって言われてる五大貴族変動も、ローゼリッタ家が動きそうだね。かなり名前が広がっているんだろう?」
「はい。僕の家もまだ五大貴族には届きませんが、稀に茶会に招かれる時があって…父はその時に高確率でローゼリッタの名前を聞くと言っていました」
「ふぅん…今度、カインに聞いてみようか」
嗚呼…五大貴族の事情1番知ってそうな人…て言うか五大貴族のお茶会とかあったんですね。疲れそうと言いますか。何と言いますか…
「あ、見えたよ。アリア」
「懐かしい…お庭とかまだ綺麗にしてくれているんですね」
「へぇ…大きいね…そうだ、アリアの体調に問題が無ければ帰りに寄る?1日休みを貰えたし私もローゼリッタ家の本邸は気になるんだ」
え…本邸にですか…私は構いませんが…誰か、は居ますね。絶対。何か本邸を出る時、いつでも帰ってきて下さいって言われましたし。
「私も時間があるなら」
「アリアが良いなら僕も賛成です。でもまずアリアはきちんとお医者様に診て貰う事」
「分かってますよ」
病院に行くのも学園入学以来ですね。先生にも怒られそうです。でもきちんと入学するからあんまり来れなくなるって説明しましたし…大丈夫だと信じたいですね。
「熱は昨日下がったのが幸いだね。それに、本邸で休んで行った方がアリアの体にも負担が掛からないから」
「…そうですね。アリア、体は疲れてるから油断しない事」
何か私凄い守られてませんか?可笑しいです。この立ち位置本来はマギィでしょう?何で私が此処に居てマギィは学園なんですかね??
〈〈〈お前らこっちに着いて来んな下さい!!〉〉〉
「あ、この近くならもう少し行けば本邸が見えるんじゃない?」
「確かに…懐かしいですね…5年くらい前ですか。最後に此処を通ったの」
ローゼリッタ家の本邸は病院に割と近い所にあって、学園から病院に向かう道に本邸があるみたいですね。懐かしいです。
「本邸?」
「はい。アリアの家、ローゼリッタ家はこの近くに本邸があるんですけど…今は少し離れた郊外の場所に住んでるんです」
「私の体調的に静かな場所だけど、病院に通える場所を探してくれまして」
「成程ね。にしても王都の…しかも中心地に本邸とは…ローゼリッタ家は昔は小さな家だったと聞くけど、今はかなり大きい様だね」
貴族はその社交界での影響力…つまりは持っている権力で住む場所が変わっていたりします。地方、郊外、中心地とあって、中心地に住んでいると言うのはかなり大きな権力を持つ事を表しているとお父様が言っていました。今郊外に住んでますけどね。
「近々あるって言われてる五大貴族変動も、ローゼリッタ家が動きそうだね。かなり名前が広がっているんだろう?」
「はい。僕の家もまだ五大貴族には届きませんが、稀に茶会に招かれる時があって…父はその時に高確率でローゼリッタの名前を聞くと言っていました」
「ふぅん…今度、カインに聞いてみようか」
嗚呼…五大貴族の事情1番知ってそうな人…て言うか五大貴族のお茶会とかあったんですね。疲れそうと言いますか。何と言いますか…
「あ、見えたよ。アリア」
「懐かしい…お庭とかまだ綺麗にしてくれているんですね」
「へぇ…大きいね…そうだ、アリアの体調に問題が無ければ帰りに寄る?1日休みを貰えたし私もローゼリッタ家の本邸は気になるんだ」
え…本邸にですか…私は構いませんが…誰か、は居ますね。絶対。何か本邸を出る時、いつでも帰ってきて下さいって言われましたし。
「私も時間があるなら」
「アリアが良いなら僕も賛成です。でもまずアリアはきちんとお医者様に診て貰う事」
「分かってますよ」
病院に行くのも学園入学以来ですね。先生にも怒られそうです。でもきちんと入学するからあんまり来れなくなるって説明しましたし…大丈夫だと信じたいですね。
「熱は昨日下がったのが幸いだね。それに、本邸で休んで行った方がアリアの体にも負担が掛からないから」
「…そうですね。アリア、体は疲れてるから油断しない事」
何か私凄い守られてませんか?可笑しいです。この立ち位置本来はマギィでしょう?何で私が此処に居てマギィは学園なんですかね??
〈〈〈お前らこっちに着いて来んな下さい!!〉〉〉
0
お気に入りに追加
92
あなたにおすすめの小説
ぼっちな幼女は異世界で愛し愛され幸せになりたい
珂里
ファンタジー
ある日、仲の良かった友達が突然いなくなってしまった。
本当に、急に、目の前から消えてしまった友達には、二度と会えなかった。
…………私も消えることができるかな。
私が消えても、きっと、誰も何とも思わない。
私は、邪魔な子だから。
私は、いらない子だから。
だからきっと、誰も悲しまない。
どこかに、私を必要としてくれる人がいないかな。
そんな人がいたら、絶対に側を離れないのに……。
異世界に迷い込んだ少女と、孤独な獣人の少年が徐々に心を通わせ成長していく物語。
☆「神隠し令嬢は騎士様と幸せになりたいんです」と同じ世界です。
彩菜が神隠しに遭う時に、公園で一緒に遊んでいた「ゆうちゃん」こと優香の、もう一つの神隠し物語です。
知らずの内に私は転生しました
雪見だいふく
ファンタジー
ある日突然目覚めるとあら不思議
何故か草原の真ん中でボッチ...
何かの罰ゲーム...?
...?アレ?......地面が近い...??
ってちっちゃくなってる!?子供の体!?
しかもココドコ!?
日本にはこんな膨大な草原なかったハズ...
それにしても心の中で叫んでたら喉乾いた...気がするから水が欲しい、と念じたら出た。
わぁーすごーいって え?
えええぇえええぇぇぇぇぇぇェェェ!?
...とりあえず生き残る事前提で頑張ろう......このドコとも分からない世界で?
なんか無理な気がしてきた...
前世は地球にある日本に住むJK
今世は膨大の草原で転生(?)した子供!
これは主人公である"私"が歩む 1つの物語
そして
転生した理由を知る物語でもある...
ずっとしたかった異世界転生!その夢叶いました
伏目 もももん
ファンタジー
幼い人間の少女ティナは、雨の降る夜
、馬車から投げ出され獣人の国境内の
森にとりのこされてしまう。そこで助
けてもらった獣人たちにかこまれ、楽しく日々を過ごしていく。そんなある日、熱を出したティナは前世の記憶を思い出し…そうして物語は進んでいく・・・。
・・・「えっ!これ夢叶ったんじゃない!?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
・・・とある学園に、出来損ないといわれる公爵令嬢がいた。その令嬢は貴族でありながら一般人より魔力が少なく、公爵令嬢でありながら影で生徒達にバカにされていた。
「私だって、好きで魔力が少ない訳じゃないのに・・・。」
こうした負い目もあり、心優しい少女はどんどん性格が歪んでいってしまった。
また、とある事件がきっかで、彼女の家族が幼いころから甘やかし過ぎたことも加わり、
美しかった令嬢は、我が儘で、傲慢な嫌われ者となっていった・・・・・。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
じわじわと前世の記憶を思い出していきます(*´∀`)
ダンジョン管理組合 ~仕事の幅が広すぎて危険です!~
渡琉兎
ファンタジー
ダンジョンというものが存在する。
財宝が眠ると言われているダンジョンには、今日も多くの冒険者が日夜潜り挑戦を続けているのだが、そんな冒険者をサポートするためにとある組合が設立された。
――ダンジョン管理組合。
ランク分けされた冒険者へ、適正ランクのダンジョンを紹介して安全に攻略してもらうのが目的の組合はその数を増やしていき、大都市だけではなく地方都市にもその支部を設立していく。
そして今日、新たに地方都市にできたダンジョン管理組合――レイズ支部が営業は開始した。
※カクヨム、小説家になろうにて、アルファポリス掲載しています。
異世界に召喚されて女だと残念がられて男装させられて、ちょっと理不尽じゃないですか?
りお
恋愛
異世界に召喚されてしまった少女は、召喚したであろう本人に驚かれ文句まで言われあげくにはある国との戦いを終わらせろと命令される。勇者としていなければいけないーーつまり男として存在しなければならず、鎧をまとった姿で彼らと出会う。
その中にはなぜか犬もいて、その犬には自分の素顔を見せたカノン。唯一心を開いてもいい存在だった。なのに……魔法で犬にされていたってどういうこと!?
正体がバレ、違った経緯で彼らに正体をバラしたカノンはある人の逆鱗に触れる。
それがこわすぎて王に脅されていたことをせきららに話す。
戦争は中断されたが平和の象徴として敵国の殿下と結婚しなければいけなくなりーー……。
理不尽なことが続くなかカノンは奮闘する。
乙女ゲー内に転生したのになぜかリアルRPGとシミュゲーをやり込むことになりました
Levi
ファンタジー
最低最悪な子ども時代を過ごし、ようやく人生これからと意気込んでいた凛は気付くと別人になっていた。しかもその人物はKOTY(クソゲーオブザイヤー)大賞の乙女ゲー内のシンディという名のモブキャラだった!? 現状を把握しようと調べると、その乙女ゲーのクリア後の世界だし、主人公に嫌がらせしていた悪役令嬢が義理の姉妹だし、継母は典型的な悪役継母だし、シンディは奴隷みたいな生活をしているし。 シンディになった凛は義理の母娘を追い出す為に奮闘する、自力で掴むシンデレラストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる