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二章【波乱のウィンターホリデー】

お前ら話を勝手に流すな下さい

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皆様おはようございます…アリア・ローゼリッタです。現在午前4時…帝王学の課題が漸く終わりを迎え様としています。長かった…


「…よし!アリア!どう!?」


「はい…うん、これなら及第点でしょう。もう少し深くやりたかったですが、流石に時間がありませんし、これで我慢して下さい」


「我慢も何も一番良い出来だよ!!あ、アリアの見てみても良い?気になる!」


私の見ても何の足しにもならないと思いますけど…まあ、別に見られて困るものではありませんしね。引き出しを上げて、帝王学の課題を取り出すとマギィへと手渡しました。はあ…眠いです…


「凄っ!流石アリア!へぇ…こんなに埋まるものなんだ…」


「普通ですよ。アミス先生の授業でしたら、授業の板書をきちんとしていれば、このくらいは出来ますし。帝王学は興味深いですからね」


「私も無理ぃぃ…やっぱアリィはエトワリアを首席合格して首席卒業しそうだよぉ」


流石にそれは買い被りすぎでは?私だって苦手な物くらいありますし、何ならダンスも体力的な問題で一歩間違えれば成績落としますし…怖すぎます…


「アリアは生徒会入らないの?選挙、学校始まって直ぐだけど。まあ、アリアは立候補しなくても推薦が凄いだろうね」


「恐らく入らないかと。体力的にも厳しいですし、予復習の時間が少なくなりますし」


「優等生だぁ~」


生徒会に入ったら終わりだと思ってるので、其処は断固として拒否させて頂きます。原作だと確か…名も無き方…つまりは私の同胞モブが生徒会入ってましたね。転校生悪女の方が記憶に残り過ぎて忘れてました。


「私もアリア推薦する!」


「止めて下さい。話聞いてました?」


「アリィはクラスの委員長もあるもんねぇ。でもやっぱり私も推薦するぅ」


…嫌だと意思表示しましたよね?私。何ですか皆さん。耳が付いていらっしゃらないのですかね。怒りますよ???


「ほら、カイン先輩だって乗り気だったし」


「それは交流会で浮かれていただけかと」


「えぇ~1年生でアリア程生徒会に向いてる子居ないと思うのに~!」


私よりミアのが向いてるでしょう。可愛いとさえ言われなければ人の上に立つのにとても向いてる人ですし。ミア。


「でも、ホリデーが終わってしまうのは少し寂しいね。学校も楽しみだけど」


「そうだよねぇ~。でも、私としては学校始まった方が楽~!パッとしない婚約者とも会わなくていいし!お姉様が停学になってお父様達ピリピリしてるし~!だったらアリィとル~と一緒に居たいもん」


「私も!早くミシェルに会いたい!」


ミシェルさんは今回招待したのですが、先約があったそうで参加していただけなかったんですよね。少し残念でしたけど、また学校で会えますし、軽く考えておきましょう。


「それに、委員長も忙しくなるよね。上級生とのお茶会の件だったり、多分そろそろ学園祭とかの事も会議があるだろうから」


「後々!アリアは生徒会選挙!」


「生徒会はやらないといいましたよね!?」


あの、何で私拒否してるのに生徒会選挙に出る流れになってんですか!?


〈〈〈お前ら話を勝手に流すな下さい!〉〉〉
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