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静まり返った夜の城は息を潜めたかのようだ。
雲に遮られていない月が照らす通路をひとり急いで歩いていた。
夜に城の中を出歩いてはいけないというわけではないが、今は誰とも会わないことを願っているから目当ての部屋の前に無事着くと安堵の息を吐いた。
羽織っているローブを握りしめる。ノックをするために持ち上げた手をついに軽く打ち付けた。
「ディランさん、いらっしゃいますか?」
夜にまぎれるようささやいた声のあと、すぐに扉が開かれる。部屋の主であるディランさんは、突然押し掛けた僕に驚きながらも嫌な顔はせず部屋に入れてくれた。
「どうした?セス」
「突然すみません、その、お疲れかと思いまして……」
「また夜食を持ってきてくれたとか?」
僕を部屋の中に招いたディランさんはジャケットとベストを脱ぎシャツの襟元も緩めている。どうやら仕事の最中というわけではなかったみたいで安心した。
「夜食ではないのですが、これを着ていけば元気になるだろうとメイドの方々に言われ……」
昼間、食堂で一緒になったベテランのメイドの方々と話しているとき、忙しいディランさんをどうしたら癒せるのだろうかと相談したら、思わぬものを渡された。
本当にこんなもので癒せるのだろうかと疑問だったが、強く勧められ結局決行したのだ。
優しいディランさんが表情に出すことはないと思うが、もし不快にさせてしまったらと不安になりながらも羽織っていたローブを脱ぐ。
ディランさんが息を呑んだのがわかった。
「あの、僕のこんな姿で癒せるかわからなかったのですが、絶対大丈夫だからと言われ……」
脱いだローブの下に着ているのは、この城で働くメイドが着ている黒と白が特徴的なメイド服だった。
膝の下あたりまでしかないスカートの丈は普段目にするものより短い気がするが他はこれを貸してくれた彼女たちが着ているものと同じ作りをしている。
恥ずかしさで顔を赤らめながらディランさんを見ると片手で顔を覆っていて表情が見えない。
城の物を勝手に使っていることに呆れられてしまったのかと不安になる。
「……メイドの皆、さすがだなぁ」
「え?」
「セスのおかげで疲れも吹き飛んだよ」
手を顔からどけたディランさんは小さく笑んでいて、呆れられたわけではないことに安心する。
僕から一旦視線をはずしベッドに移動したディランさんはそのまま腰かけた。
「おいで、セス」
どこか艶っぽい声が僕を呼ぶ。それに引き寄せられるかのようにベッドに、ディランさんに近づいた。
「ディランさん……」
ディランさんの体の前までいくと膝がぽんぽんと叩かれる。そこに座れということだろう。
けれど上司でもある彼の膝の上に乗ることをためらっていると、ディランさんが僕の方に身を乗り出す。膝の裏に手が差し入れられ、あっという間にベッドに座るディランさんの膝の上で横抱きにされていた。すぐに体勢が楽になるよう背中の下にクッションが置かれる。
「セス、たまらなく君に触りたいんだけど、いいかな」
「……はい」
じっと僕を見つめるディランさんの瞳には隠しきれない欲情の色が見えてぞくぞくとする。
僕が頷くと、ゆっくり体が屈められ唇にキスが落とされた。
「ん」
まるで僕のことを堪能するかのようなキスが繰り返される。それとともに膝に置かれた手のひらが肌を撫で付けながらスカートの中に侵入してきた。
「んっ、んんっ」
甘いキスを受け続ける僕の意識は次第にぼんやりとしてくる。スカートの中で見えない手のひらが徐々に上ってくるのを期待して、鼓動が速くなっていた。
太ももを這ってきた手のひらがついに熱の中心に触れる。そこに触れた手のひらは一瞬驚いたように動きを止めた。
「何も履いてないのか?」
「はい、その方がいいだろうと言われて……」
離れた唇に呼吸を整えながら答えると、ディランさんは溜め息のようなものを小さく吐いた。
「ここまで見透かされるとは……」
「あの、ダメでしたか……?」
「いや、むしろその反対だよ」
心地よい声が落とされたあと、手の動きが再開される。スカートは捲られないまま、固くなった僕のものをディランさんの手がしごきだした。
「あっ……、んんっ」
「セスのその表情も声も、たまらないな」
ディランさんの手がそこを触っていることも、ゆるゆると繰り返される手の動きも、僕の気持ちよくなっている姿に欲情しているディランさんも、すべてが快感へと繋がる。
指先で先端をぐりぐりと押されたり、長い指がまとわりつくように絡み手全体を使って刺激が繰り返されるとあっという間に限界は近づく。
「あぁっ、だめです、でぃらんさんっ」
「いいよ、そのまま出して」
「んーっ、だめ、でちゃうっ」
「っ、セス」
「あっ、あっ、あぁっ、よごしちゃう、から……っ!」
手の動きを止めてほしいのにディランさんは止めるどころかいっそう激しくした。
借りている服を汚したくないのに、堪えきれない刺激で我慢の限界を越えてしまう。
「はぁっ……」
「心配しなくても俺が洗って戻しておくから大丈夫だよ」
果てた僕を安心させるかのようにディランさんは微笑む。洗って戻すことにはなるが、城のものを汚してしまったことに申し訳ない気持ちが広がった。
「それにこれは、今は使ってない服だから」
「そうなんですか……?」
「うん。結構昔のものだよ。捨てずにとってあったなんて知らなかった」
僕と会話をしながらもディランさんはどこからか取った瓶を手にしていた。蓋がはずされ中身の液体を手に取ると、僕の足を広げ後ろの割れ目へと塗りつける。
塗りつけていた指はそのまま押し広げるように僕の中にゆっくりと入ってくる。
「あっ……ふ、うっ」
「きつい?」
「だいじょうぶ、です……んっ」
解していく指は僕の反応を見ながら抜き差しされ、本数も増やされていく。
感じていた痛みが和らいだところで、中の指が引き抜かれた。
「ちょっと動かすよ」
ディランさんの手に支えられて膝の上に股がるような体勢にされる。どきどきと高鳴る胸を感じているとディランさんは急くように自分の服を脱いでいった。
払われた下着からあらわれたディランさんのそこは十分にたちあがっていてごくりと唾を飲み込む。
「いい?」
「はい……」
腰にそえられた手に導かれるまま腰を落としていくと、大きな熱がゆっくりと僕の中に入ってきた。
「はぁっ」
「っ……、全部入ったかな」
まだ力の抜けきれていない僕を助けようと、ディランさんは優しいキスを繰り返した。
「大丈夫そう?」
「はい、だいじょうぶです」
僕の準備が整うまでいつもディランさんは待っていてくれる。そんな優しく甘やかしてくれる彼に少しでも気持ちよくなってもらいたいと、僕は腰を前後に揺らした。
「っセス」
「んっ……きもちいい、ですか?」
「っ!……うん、気持ち良いよ」
腰を動かす度にぬちぬちと卑猥な音が漏れて鼓膜に届く。その音さえも刺激に感じながら腰の動きを続けた。
「んっ、あっ……んんっ」
僕のゆるい動きに合わせてディランさんも動きを始める。背中に腕がまわされ、鎖骨のあたりには何度も唇が押し付けられた。
「あぁっ……でぃらんさん、ぼく、また……っ」
「ん、俺も……っ」
激しく下から突き上げられる。その強い刺激に無意識にディランさんに抱きついて僕はまた果ててしまった。
ディランさんも抱きつく僕に応えるかのように強く抱き返しながら、あつい熱を放った。
雲に遮られていない月が照らす通路をひとり急いで歩いていた。
夜に城の中を出歩いてはいけないというわけではないが、今は誰とも会わないことを願っているから目当ての部屋の前に無事着くと安堵の息を吐いた。
羽織っているローブを握りしめる。ノックをするために持ち上げた手をついに軽く打ち付けた。
「ディランさん、いらっしゃいますか?」
夜にまぎれるようささやいた声のあと、すぐに扉が開かれる。部屋の主であるディランさんは、突然押し掛けた僕に驚きながらも嫌な顔はせず部屋に入れてくれた。
「どうした?セス」
「突然すみません、その、お疲れかと思いまして……」
「また夜食を持ってきてくれたとか?」
僕を部屋の中に招いたディランさんはジャケットとベストを脱ぎシャツの襟元も緩めている。どうやら仕事の最中というわけではなかったみたいで安心した。
「夜食ではないのですが、これを着ていけば元気になるだろうとメイドの方々に言われ……」
昼間、食堂で一緒になったベテランのメイドの方々と話しているとき、忙しいディランさんをどうしたら癒せるのだろうかと相談したら、思わぬものを渡された。
本当にこんなもので癒せるのだろうかと疑問だったが、強く勧められ結局決行したのだ。
優しいディランさんが表情に出すことはないと思うが、もし不快にさせてしまったらと不安になりながらも羽織っていたローブを脱ぐ。
ディランさんが息を呑んだのがわかった。
「あの、僕のこんな姿で癒せるかわからなかったのですが、絶対大丈夫だからと言われ……」
脱いだローブの下に着ているのは、この城で働くメイドが着ている黒と白が特徴的なメイド服だった。
膝の下あたりまでしかないスカートの丈は普段目にするものより短い気がするが他はこれを貸してくれた彼女たちが着ているものと同じ作りをしている。
恥ずかしさで顔を赤らめながらディランさんを見ると片手で顔を覆っていて表情が見えない。
城の物を勝手に使っていることに呆れられてしまったのかと不安になる。
「……メイドの皆、さすがだなぁ」
「え?」
「セスのおかげで疲れも吹き飛んだよ」
手を顔からどけたディランさんは小さく笑んでいて、呆れられたわけではないことに安心する。
僕から一旦視線をはずしベッドに移動したディランさんはそのまま腰かけた。
「おいで、セス」
どこか艶っぽい声が僕を呼ぶ。それに引き寄せられるかのようにベッドに、ディランさんに近づいた。
「ディランさん……」
ディランさんの体の前までいくと膝がぽんぽんと叩かれる。そこに座れということだろう。
けれど上司でもある彼の膝の上に乗ることをためらっていると、ディランさんが僕の方に身を乗り出す。膝の裏に手が差し入れられ、あっという間にベッドに座るディランさんの膝の上で横抱きにされていた。すぐに体勢が楽になるよう背中の下にクッションが置かれる。
「セス、たまらなく君に触りたいんだけど、いいかな」
「……はい」
じっと僕を見つめるディランさんの瞳には隠しきれない欲情の色が見えてぞくぞくとする。
僕が頷くと、ゆっくり体が屈められ唇にキスが落とされた。
「ん」
まるで僕のことを堪能するかのようなキスが繰り返される。それとともに膝に置かれた手のひらが肌を撫で付けながらスカートの中に侵入してきた。
「んっ、んんっ」
甘いキスを受け続ける僕の意識は次第にぼんやりとしてくる。スカートの中で見えない手のひらが徐々に上ってくるのを期待して、鼓動が速くなっていた。
太ももを這ってきた手のひらがついに熱の中心に触れる。そこに触れた手のひらは一瞬驚いたように動きを止めた。
「何も履いてないのか?」
「はい、その方がいいだろうと言われて……」
離れた唇に呼吸を整えながら答えると、ディランさんは溜め息のようなものを小さく吐いた。
「ここまで見透かされるとは……」
「あの、ダメでしたか……?」
「いや、むしろその反対だよ」
心地よい声が落とされたあと、手の動きが再開される。スカートは捲られないまま、固くなった僕のものをディランさんの手がしごきだした。
「あっ……、んんっ」
「セスのその表情も声も、たまらないな」
ディランさんの手がそこを触っていることも、ゆるゆると繰り返される手の動きも、僕の気持ちよくなっている姿に欲情しているディランさんも、すべてが快感へと繋がる。
指先で先端をぐりぐりと押されたり、長い指がまとわりつくように絡み手全体を使って刺激が繰り返されるとあっという間に限界は近づく。
「あぁっ、だめです、でぃらんさんっ」
「いいよ、そのまま出して」
「んーっ、だめ、でちゃうっ」
「っ、セス」
「あっ、あっ、あぁっ、よごしちゃう、から……っ!」
手の動きを止めてほしいのにディランさんは止めるどころかいっそう激しくした。
借りている服を汚したくないのに、堪えきれない刺激で我慢の限界を越えてしまう。
「はぁっ……」
「心配しなくても俺が洗って戻しておくから大丈夫だよ」
果てた僕を安心させるかのようにディランさんは微笑む。洗って戻すことにはなるが、城のものを汚してしまったことに申し訳ない気持ちが広がった。
「それにこれは、今は使ってない服だから」
「そうなんですか……?」
「うん。結構昔のものだよ。捨てずにとってあったなんて知らなかった」
僕と会話をしながらもディランさんはどこからか取った瓶を手にしていた。蓋がはずされ中身の液体を手に取ると、僕の足を広げ後ろの割れ目へと塗りつける。
塗りつけていた指はそのまま押し広げるように僕の中にゆっくりと入ってくる。
「あっ……ふ、うっ」
「きつい?」
「だいじょうぶ、です……んっ」
解していく指は僕の反応を見ながら抜き差しされ、本数も増やされていく。
感じていた痛みが和らいだところで、中の指が引き抜かれた。
「ちょっと動かすよ」
ディランさんの手に支えられて膝の上に股がるような体勢にされる。どきどきと高鳴る胸を感じているとディランさんは急くように自分の服を脱いでいった。
払われた下着からあらわれたディランさんのそこは十分にたちあがっていてごくりと唾を飲み込む。
「いい?」
「はい……」
腰にそえられた手に導かれるまま腰を落としていくと、大きな熱がゆっくりと僕の中に入ってきた。
「はぁっ」
「っ……、全部入ったかな」
まだ力の抜けきれていない僕を助けようと、ディランさんは優しいキスを繰り返した。
「大丈夫そう?」
「はい、だいじょうぶです」
僕の準備が整うまでいつもディランさんは待っていてくれる。そんな優しく甘やかしてくれる彼に少しでも気持ちよくなってもらいたいと、僕は腰を前後に揺らした。
「っセス」
「んっ……きもちいい、ですか?」
「っ!……うん、気持ち良いよ」
腰を動かす度にぬちぬちと卑猥な音が漏れて鼓膜に届く。その音さえも刺激に感じながら腰の動きを続けた。
「んっ、あっ……んんっ」
僕のゆるい動きに合わせてディランさんも動きを始める。背中に腕がまわされ、鎖骨のあたりには何度も唇が押し付けられた。
「あぁっ……でぃらんさん、ぼく、また……っ」
「ん、俺も……っ」
激しく下から突き上げられる。その強い刺激に無意識にディランさんに抱きついて僕はまた果ててしまった。
ディランさんも抱きつく僕に応えるかのように強く抱き返しながら、あつい熱を放った。
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