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第3章 クリード神聖王国
第27話 決闘
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前回の話
地球に帰る方法を発見!?→結局無理だった
冒険者ギルドに向かう途中小さな女の子を襲う3人のゴリラ出現→止めて決闘することに。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
俺たちはゴリラ3人組について冒険者ギルドに入った。
バンッ!!
カースが冒険者ギルドのドアを無造作に開ける。すると昼間から気持ちよく飲んでいた冒険者達が苛立ちながらこちらをみた。しかしそれがクッズー達だとわかると慌てて目をそらしてまた飲み始めた。
「おいっ!カーリナちゃんっ!!決闘する事になったから決闘場使わせてもらうぞっ!!」
するとコバルトブルーの毛の色をした猫獣人らしい受付嬢が、またか...と思ったようにため息をつき、
「もう何回決闘場をつかえば気が済むんですか...。今度は何をしたんです?」
「あぁ、こいつらが"無能"のこのちびっ子を助けようとして俺たちに突っかかって来たんだよっ!なら決闘して勝ったら返してやる、代わりに負けたらお前の女をくれっていったら了承したからここまで来たんだよっ!!」
それを聞いた受付嬢は、蔑むような目で俺をみて来た。そして、
「あなた、この人らが誰かわかってやってるの?素行が悪いからCランクになっているだけで実力はBランクほどあるんですよ?しかも、賭けの対象になっているその女の子の気持ちも考えたらどうです?」
といって来た。クッズー達は話が長くなると思ったのか、さっさと決闘場に向かっていった。その姿が見えなくなったところで、了解を得ている旨を話すと、ため息をついてモミジを諭すように、
「あなたが了解しているなら別に良いけれど、その男の子は多分まけると思いますよ。強い人はオーラというか存在感があるの。その子にはそれがない。今ならとりやめることができます。だいたい"無能"なんて助けて意味があるんですか?自分たちが苦労するだけですよ?」
と言ってきた。その言葉にカチンときたらしいモミジは、
「ツネナリ君が負けるはずがありませんよ?それを見分ける事のできないあなたはまだまだですね。」
と言って捨てた。受付嬢はモミジにも蔑むような目をむけ、
「はぁ、もうどうなっても知りませんからね?」
と言って、決闘場に俺たちを連れて行った。その途中で王様から貰った書状を受付嬢に渡し、ギルドマスターに渡すように言うと、顔を真っ青にして急いでギルドマスターの部屋に向かって行った。
俺たちが決闘場に入ると、今まで決闘してきた人たちの血の匂いだろう、その匂いが充満していた。
クッズー達は待ちかねたように
「おっせぇぞぉ?なんだぁ?カーリナちゃんから俺たちの事聞かされて怖気付いたかぁ?」
と言ってきた。俺は、
「まさか。お前らに負けるなんてこれっぽっちも思ってねぇよ。」
と馬鹿にするような顔で笑ってやった。
「うひひひひ...。こいつ、俺たちに勝てると思ってやがる。痛めつけてじっくり殺しちゃお~?」
「やれるものならな?」
そこで強者である事を示すような存在感を放ちながら顔のいかつい男性が入ってきた。
「今回の決闘はギルドマスターである俺が見届けよう。両者賭けの対象をここに。」
ほぅ。あれがギルドマスターか。なかなかの強者のようだ。
俺とクッズーはモミジ、襲われていた女の子をそれぞれギルドマスターのところに連れて行った。
「決闘のルールはどちらかが死ぬかのデスマッチだな。ツネナリ男爵、本当に1人でいいのか?相手は3人だぞ。」
「はい。」
「そうか。ツネナリ男爵、例のアレを本気であの3人にぶつけてやってくれ、それでランクを決めさせてもらう。」
例のアレとは覇気の事を言っているのだろう。
「わかりました。」
「ではこれから、ツネナリ男爵対C冒険者ランク冒険者クッズー、カース、ゴーミーのデスマッチの決闘を始める。
ーーー始めっ!!」
ギルドマスターから号令がかかった瞬間俺は全力で3人に覇気をぶつける。
覇気が3人に届いた瞬間、「「「バタッ!!」」」と3人は泡を吹きながら倒れた。
俺は倒れた3人のところに一瞬で移動し剣で首を切り飛ばした。
「「「ブシュッ!!」」」
1秒ほどしかかからなかった戦闘をみた、ギルドマスターは数秒フリーズしていた。
フリーズから戻ったギルドマスターは慌てて俺の勝利を宣言した。
「つ、ツネナリ男爵の勝利!!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
どうもカインです。
少し短めです。
地球に帰る方法を発見!?→結局無理だった
冒険者ギルドに向かう途中小さな女の子を襲う3人のゴリラ出現→止めて決闘することに。
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俺たちはゴリラ3人組について冒険者ギルドに入った。
バンッ!!
カースが冒険者ギルドのドアを無造作に開ける。すると昼間から気持ちよく飲んでいた冒険者達が苛立ちながらこちらをみた。しかしそれがクッズー達だとわかると慌てて目をそらしてまた飲み始めた。
「おいっ!カーリナちゃんっ!!決闘する事になったから決闘場使わせてもらうぞっ!!」
するとコバルトブルーの毛の色をした猫獣人らしい受付嬢が、またか...と思ったようにため息をつき、
「もう何回決闘場をつかえば気が済むんですか...。今度は何をしたんです?」
「あぁ、こいつらが"無能"のこのちびっ子を助けようとして俺たちに突っかかって来たんだよっ!なら決闘して勝ったら返してやる、代わりに負けたらお前の女をくれっていったら了承したからここまで来たんだよっ!!」
それを聞いた受付嬢は、蔑むような目で俺をみて来た。そして、
「あなた、この人らが誰かわかってやってるの?素行が悪いからCランクになっているだけで実力はBランクほどあるんですよ?しかも、賭けの対象になっているその女の子の気持ちも考えたらどうです?」
といって来た。クッズー達は話が長くなると思ったのか、さっさと決闘場に向かっていった。その姿が見えなくなったところで、了解を得ている旨を話すと、ため息をついてモミジを諭すように、
「あなたが了解しているなら別に良いけれど、その男の子は多分まけると思いますよ。強い人はオーラというか存在感があるの。その子にはそれがない。今ならとりやめることができます。だいたい"無能"なんて助けて意味があるんですか?自分たちが苦労するだけですよ?」
と言ってきた。その言葉にカチンときたらしいモミジは、
「ツネナリ君が負けるはずがありませんよ?それを見分ける事のできないあなたはまだまだですね。」
と言って捨てた。受付嬢はモミジにも蔑むような目をむけ、
「はぁ、もうどうなっても知りませんからね?」
と言って、決闘場に俺たちを連れて行った。その途中で王様から貰った書状を受付嬢に渡し、ギルドマスターに渡すように言うと、顔を真っ青にして急いでギルドマスターの部屋に向かって行った。
俺たちが決闘場に入ると、今まで決闘してきた人たちの血の匂いだろう、その匂いが充満していた。
クッズー達は待ちかねたように
「おっせぇぞぉ?なんだぁ?カーリナちゃんから俺たちの事聞かされて怖気付いたかぁ?」
と言ってきた。俺は、
「まさか。お前らに負けるなんてこれっぽっちも思ってねぇよ。」
と馬鹿にするような顔で笑ってやった。
「うひひひひ...。こいつ、俺たちに勝てると思ってやがる。痛めつけてじっくり殺しちゃお~?」
「やれるものならな?」
そこで強者である事を示すような存在感を放ちながら顔のいかつい男性が入ってきた。
「今回の決闘はギルドマスターである俺が見届けよう。両者賭けの対象をここに。」
ほぅ。あれがギルドマスターか。なかなかの強者のようだ。
俺とクッズーはモミジ、襲われていた女の子をそれぞれギルドマスターのところに連れて行った。
「決闘のルールはどちらかが死ぬかのデスマッチだな。ツネナリ男爵、本当に1人でいいのか?相手は3人だぞ。」
「はい。」
「そうか。ツネナリ男爵、例のアレを本気であの3人にぶつけてやってくれ、それでランクを決めさせてもらう。」
例のアレとは覇気の事を言っているのだろう。
「わかりました。」
「ではこれから、ツネナリ男爵対C冒険者ランク冒険者クッズー、カース、ゴーミーのデスマッチの決闘を始める。
ーーー始めっ!!」
ギルドマスターから号令がかかった瞬間俺は全力で3人に覇気をぶつける。
覇気が3人に届いた瞬間、「「「バタッ!!」」」と3人は泡を吹きながら倒れた。
俺は倒れた3人のところに一瞬で移動し剣で首を切り飛ばした。
「「「ブシュッ!!」」」
1秒ほどしかかからなかった戦闘をみた、ギルドマスターは数秒フリーズしていた。
フリーズから戻ったギルドマスターは慌てて俺の勝利を宣言した。
「つ、ツネナリ男爵の勝利!!」
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どうもカインです。
少し短めです。
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