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第13怪 違う
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「前に、あなたと同じような夢を見たって話しましたよね。それで友達に言われたんです。夢は記憶の集まりだって。」
「ふうん、記憶…ねぇ。」
その人は、何かを探るような目で私を見てきた。
こんな目は、初めて見た気がする…。
「えっと…それでですね、昔何かに入りたくても入れなかったとか、入ろうか入らないか迷った、忘れられない体験はないですか?」
「無ないよ、自分には無い。」
その人は間髪入れずに、きっぱりとそう答えた。
「そうですか…。私もですね、そういう体験はないと答えたんです。なんだ、私たち同じだったんですね。だとしたら、これは記憶から来てるものじゃないか。というのも私、昨日夢を「それさぁ、本気で言ってる?」…え?」
その人は私の話を遮ると、こう続けた。
「君と僕が同じ…?どこが、全然違うよ。まだ分からないかな?」
…怒っている?責めている?
私に向けられているこの感情は、どういうものなんだろう。
私は戸惑いの目で、その人を見つめた-。
「ふうん、記憶…ねぇ。」
その人は、何かを探るような目で私を見てきた。
こんな目は、初めて見た気がする…。
「えっと…それでですね、昔何かに入りたくても入れなかったとか、入ろうか入らないか迷った、忘れられない体験はないですか?」
「無ないよ、自分には無い。」
その人は間髪入れずに、きっぱりとそう答えた。
「そうですか…。私もですね、そういう体験はないと答えたんです。なんだ、私たち同じだったんですね。だとしたら、これは記憶から来てるものじゃないか。というのも私、昨日夢を「それさぁ、本気で言ってる?」…え?」
その人は私の話を遮ると、こう続けた。
「君と僕が同じ…?どこが、全然違うよ。まだ分からないかな?」
…怒っている?責めている?
私に向けられているこの感情は、どういうものなんだろう。
私は戸惑いの目で、その人を見つめた-。
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