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中山寺、苔パフェ
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季節は夏。
梅雨が過ぎてるるが戻って来た。
今日は久しぶりに二人で散歩。
晴々とした青空に心がスカッとする。
菫は相変わらず子供みたいにはしゃいで、るるは相変わらず無愛想だった。
すみれ「見て!ツバメさんの巣だよ!」
というより今まで以上かも。
るる「だから何やねん」
中山観音駅には四月からたくさんのツバメが毎年帰ってきて、訪れる人達を和やかな気持ちにしてくれる。
すみれ「そういうとこ変わんないね」
るる「け、そう簡単に人が変わるかい」
すみれ「こんなに可愛いのに何とも思わないんだ」
るる「でかなってギチギチで暑そう」
すみれ「そうだね、凄いことなってるね、でもかわい」
るる「鳴き声うっさいわあ」
すみれ「るるちゃんに言われたくないよねー」
るる「何やとこら。焼き鳥にすんぞ」
すみれ「ツバメさんに当たらないでよ。そんなこと言うと幸せが逃げちゃうぞー」
るる「どうぞ。それより先行くで」
すみれ「えー!待ってよ!」
豊臣秀吉に由来する子授け祈願と安産祈願で有名な中山寺は、めでたく産まれた息子、豊臣秀頼によって再建された歴史的文化財である。
それは中山観音駅から商店の並ぶ、なだらかな坂道を少し登った突き当たりにある。
すみれ「中山寺は聖徳太子が創設した日本で最初の……何だっけ」
ほっけ「観音霊場じゃ」
すみれ「中山寺と清荒神清澄寺は宝塚でも特に有名なお寺で年末年始は大賑わいなんだよ」
菫は立派な山門に一礼して、るるは素通りした。
慌ててその背中を追いかけて、それぞれの干支の神様を祀る寺院が建ち並ぶ参道を進んで、エスカレーターと隣り合う階段を上がると、綺麗な花を咲かせたハスとダリアが参拝者を淑やかに迎えてくれる。
そこからもう一段、上に行くと本堂がある。
いち早く西洋文化を取り入れ、華やかな色彩で飾られている。
視線は雲と流れて青龍塔と呼ばれる五重塔へ移った。
その名の通り、夜でも輝く美しい青で染まっている。
また、その色は仏の知恵を表す。
菫は思い馳せるように見上げて目も心まで奪われた。
しかし飛び交うツバメを見つけると、無邪気に自由気ままに、ほっけさんに姫ちゃんと楽しく遊ぶ。
すみれ「ほっけさん、もっと写真撮って!」
ほっけ「うむ。綺麗に撮ってやろう」
すみれ「今度は四人で」
ひめ「留衣ちゃん」
るる「私はいらん」
すみれ「いえーい!」
るる「うっとうしい!上で待ってる」
すみれ「あーもう」
ひめ「すみません」
すみれ「気にしない気にしない。るるちゃんはこういうノリが好きじゃないんだよ」
ほっけ「文句を言わず散歩に付き合ってくれるだけ一つ進歩じゃ」
すみれ「ま、そのうち疲れてきたら絶対言うと思うけど」
ひめ「そうですね。でも、ちゃんと最後まで付き合ってくれるはずです」
すみれ「そういうところがまた可愛いんだよね」
ひめ「無愛想も、それはそれで愛嬌です」
ほっけ「素直になったら逆に気持ち悪い」
すみれ「ふふふ。ちょっとそれは酷いよ」
ほっけ「ははは、菫も笑っておるではないか」
ひめ「分かります。分かりますよ」
すみれ「姫ちゃんまで笑ってる」
ひめ「幼い頃の姿を思い出して」
すみれ「ねえ!昔の写真見せてよ!」
ほっけ「アクセスが禁止されているのではないか」
ひめ「どうぞ」
ほっけ「見て良いのか」
ひめ「いいのいいの。どうぞご覧になってください」
すみれ「うひゃー!きゃわいい!ゆめかわ!」
ほっけ「へえ。こんな顔で笑うのじゃな」
ひめ「はい、ここまで。留衣ちゃんが怒る前に行きましょう」
すみれ「うん。あんまり待たせちゃ悪いもんね」
坂を上がると見晴らしのいい広場がある。
るるは木陰のベンチに座って、宝塚の街を一望していた。
菫はジュースの缶を二つ持って、その隣へ落ち着いた。
すみれ「待たせてごめんね」
るる「かまへん」
すみれ「何にもない平凡な街だねー」
るる「おい。宝塚ラブのお前がそれ言うか」
すみれ「夏の宝塚には、つりしのぶがあるよ」
るる「は?」
すみれ「私の部屋に吊るしてあったでしょ」
るる「あーあの丸い緑」
すみれ「それそれ。つりしのぶの農園は全国でも二箇所にしかなくて、その一つがここ宝塚にあるんだよ」
るる「へえ」
すみれ「中山寺の奥、ほらすぐそこには有名な梅林があってね。紅白の綺麗な梅の花がたくさん咲くの」
るる「いつ?」
すみれ「三月がちょうどいいかな」
るる「じゃ、まだ先、来年やな」
すみれ「行くつもりなの?」
るる「一緒に行かへんの?」
すみれ「行く!行くよもちろん!」
るる「暑っ。屋根あるとこに移動しよ」
すみれ「思い出した。梅林には与謝蕪村が詠んだ俳句があるよ。あと中山寺には奥の院があってね。梅林の前を通ってその先の山道を四キロくらい登ったところにあるの。るるちゃんと再会するちょっと前に登ってさ。季節が季節だから汗ビチョビチョになって。小蝿がしつこいし、にわか雨まで降るしでもうそれは大変だったんだよ」
るる「なあ。暑いんやけど」
すみれ「でも、良いところだったよ。雰囲気が神秘的というか何というか。それに梵字を書いた石の御守りを貰ってきたの。これ持ってると願いが叶うんだって」
るる「私の願いは向こうに移動することや」
すみれ「あーごめん。移動しよっか」
るる「あほ。天然」
すみれ「そう言わないでよー」
二人は参詣者が自由に休憩できる屋根ありベンチありの絵馬堂で一休みした後、駅まで戻ったら大阪方面へ線路沿いに歩いた。
菫が言うには駅と駅の中間に目的地があるらしい。
二人は空白の時間を埋めるように、それぞれたわいない話を交わした。
二人のアバターはそれを肩の上で微笑ましく見守る。
るる「あー暑いし疲れた」
すみれ「到着ー」
るる「園芸店やん」
すみれ「大きくて立派でしょ」
るる「いや、約束のカフェは?」
すみれ「中にあるよ」
園芸店は広々としていて、多様な植物は主に屋外にあって、二階建ての開放された建物には園芸用品が並んでいた。
カフェはその建物の斜め向かいあった。
洋風の外観がとてもお洒落。
菫の勧めで、二人はテラス席で食べることに決めた。
るる「外は暑いて」
すみれ「日陰だし気持ちいいでしょ」
るる「ほっけのミイラでも作るつもりか」
ほっけ「小娘ー!」
るる「はあ……暑苦しい」
ほっけ「わしのことか?お?」
すみれ「私が取ってくるから、ここで仲良く待っててね」
るる「人間と魚が仲良くなることはないんやで。弱肉強食やからな」
ほっけ「わしが魚に見えるとは熱中症にでもなったか。おーおー可哀想にのう」
るる「また白髪増えたんちゃう?ストレス?」
ほっけ「初めっから、しろかみ、じゃ!ばーか!」
るる「テーブルから落ちてまえ」
ほっけ「やめんか危ない!二度とデコピンするな!」
るる「うりうり」
ほっけ「グリグリすゆな!アバターがやり返しぇんことをいい事に、こにょ卑怯にゃぞ!通報しゅゆぞ!」
ひめ「楽しそう」
るる「どこがやねん」
ほっけ「姫様よ、動画を撮るのはやめとくれ」
すみれ「どしたのー」
ひめ「これ観てください」
るる「やめろこらおい」
すみれ「仲良いじゃん。安心した」
ほっけ「菫、わしは虐められておったのじゃぞ。しっかりしとくれ」
すみれ「まあまあ。はい、お待たせー」
るる「何やこれ。瓶に苔入っとるやん。コケにしとんか食い物ちゃうぞこれ」
すみれ「いえーい!」
るる「勝手に写真撮るな!一人で撮れ!」
すみれ「これパフェだよ」
るる「パフェかい。ほんまや、よう出来とんなこれ」
すみれ「そこの小屋は苔テラリウムがたくさんあるから、後で見てみようね」
ほっけ「いえーい!」
るる「食べ物の写真撮る女、大っ嫌いや」
ひめ「いえーい」
るる「ふぬぬ……!」
ひめ「思い出にと思いまして」
るる「ち、一枚だけやで」
ひめ「はい」
すみれ「いえーい!」
るる「お前は撮るな」
すみれ「ああー!」
るる「うるさい!何や!」
すみれ「中山寺の隠れ名物、蓮ごはん食べ忘れた……季節のパフェがまた立派でね、とほほ……」
るる「今度でええやん」
すみれ「あ、そっか。いつでも行けるじゃん」
るる「いらんこと言うてもうた……」
梅雨が過ぎてるるが戻って来た。
今日は久しぶりに二人で散歩。
晴々とした青空に心がスカッとする。
菫は相変わらず子供みたいにはしゃいで、るるは相変わらず無愛想だった。
すみれ「見て!ツバメさんの巣だよ!」
というより今まで以上かも。
るる「だから何やねん」
中山観音駅には四月からたくさんのツバメが毎年帰ってきて、訪れる人達を和やかな気持ちにしてくれる。
すみれ「そういうとこ変わんないね」
るる「け、そう簡単に人が変わるかい」
すみれ「こんなに可愛いのに何とも思わないんだ」
るる「でかなってギチギチで暑そう」
すみれ「そうだね、凄いことなってるね、でもかわい」
るる「鳴き声うっさいわあ」
すみれ「るるちゃんに言われたくないよねー」
るる「何やとこら。焼き鳥にすんぞ」
すみれ「ツバメさんに当たらないでよ。そんなこと言うと幸せが逃げちゃうぞー」
るる「どうぞ。それより先行くで」
すみれ「えー!待ってよ!」
豊臣秀吉に由来する子授け祈願と安産祈願で有名な中山寺は、めでたく産まれた息子、豊臣秀頼によって再建された歴史的文化財である。
それは中山観音駅から商店の並ぶ、なだらかな坂道を少し登った突き当たりにある。
すみれ「中山寺は聖徳太子が創設した日本で最初の……何だっけ」
ほっけ「観音霊場じゃ」
すみれ「中山寺と清荒神清澄寺は宝塚でも特に有名なお寺で年末年始は大賑わいなんだよ」
菫は立派な山門に一礼して、るるは素通りした。
慌ててその背中を追いかけて、それぞれの干支の神様を祀る寺院が建ち並ぶ参道を進んで、エスカレーターと隣り合う階段を上がると、綺麗な花を咲かせたハスとダリアが参拝者を淑やかに迎えてくれる。
そこからもう一段、上に行くと本堂がある。
いち早く西洋文化を取り入れ、華やかな色彩で飾られている。
視線は雲と流れて青龍塔と呼ばれる五重塔へ移った。
その名の通り、夜でも輝く美しい青で染まっている。
また、その色は仏の知恵を表す。
菫は思い馳せるように見上げて目も心まで奪われた。
しかし飛び交うツバメを見つけると、無邪気に自由気ままに、ほっけさんに姫ちゃんと楽しく遊ぶ。
すみれ「ほっけさん、もっと写真撮って!」
ほっけ「うむ。綺麗に撮ってやろう」
すみれ「今度は四人で」
ひめ「留衣ちゃん」
るる「私はいらん」
すみれ「いえーい!」
るる「うっとうしい!上で待ってる」
すみれ「あーもう」
ひめ「すみません」
すみれ「気にしない気にしない。るるちゃんはこういうノリが好きじゃないんだよ」
ほっけ「文句を言わず散歩に付き合ってくれるだけ一つ進歩じゃ」
すみれ「ま、そのうち疲れてきたら絶対言うと思うけど」
ひめ「そうですね。でも、ちゃんと最後まで付き合ってくれるはずです」
すみれ「そういうところがまた可愛いんだよね」
ひめ「無愛想も、それはそれで愛嬌です」
ほっけ「素直になったら逆に気持ち悪い」
すみれ「ふふふ。ちょっとそれは酷いよ」
ほっけ「ははは、菫も笑っておるではないか」
ひめ「分かります。分かりますよ」
すみれ「姫ちゃんまで笑ってる」
ひめ「幼い頃の姿を思い出して」
すみれ「ねえ!昔の写真見せてよ!」
ほっけ「アクセスが禁止されているのではないか」
ひめ「どうぞ」
ほっけ「見て良いのか」
ひめ「いいのいいの。どうぞご覧になってください」
すみれ「うひゃー!きゃわいい!ゆめかわ!」
ほっけ「へえ。こんな顔で笑うのじゃな」
ひめ「はい、ここまで。留衣ちゃんが怒る前に行きましょう」
すみれ「うん。あんまり待たせちゃ悪いもんね」
坂を上がると見晴らしのいい広場がある。
るるは木陰のベンチに座って、宝塚の街を一望していた。
菫はジュースの缶を二つ持って、その隣へ落ち着いた。
すみれ「待たせてごめんね」
るる「かまへん」
すみれ「何にもない平凡な街だねー」
るる「おい。宝塚ラブのお前がそれ言うか」
すみれ「夏の宝塚には、つりしのぶがあるよ」
るる「は?」
すみれ「私の部屋に吊るしてあったでしょ」
るる「あーあの丸い緑」
すみれ「それそれ。つりしのぶの農園は全国でも二箇所にしかなくて、その一つがここ宝塚にあるんだよ」
るる「へえ」
すみれ「中山寺の奥、ほらすぐそこには有名な梅林があってね。紅白の綺麗な梅の花がたくさん咲くの」
るる「いつ?」
すみれ「三月がちょうどいいかな」
るる「じゃ、まだ先、来年やな」
すみれ「行くつもりなの?」
るる「一緒に行かへんの?」
すみれ「行く!行くよもちろん!」
るる「暑っ。屋根あるとこに移動しよ」
すみれ「思い出した。梅林には与謝蕪村が詠んだ俳句があるよ。あと中山寺には奥の院があってね。梅林の前を通ってその先の山道を四キロくらい登ったところにあるの。るるちゃんと再会するちょっと前に登ってさ。季節が季節だから汗ビチョビチョになって。小蝿がしつこいし、にわか雨まで降るしでもうそれは大変だったんだよ」
るる「なあ。暑いんやけど」
すみれ「でも、良いところだったよ。雰囲気が神秘的というか何というか。それに梵字を書いた石の御守りを貰ってきたの。これ持ってると願いが叶うんだって」
るる「私の願いは向こうに移動することや」
すみれ「あーごめん。移動しよっか」
るる「あほ。天然」
すみれ「そう言わないでよー」
二人は参詣者が自由に休憩できる屋根ありベンチありの絵馬堂で一休みした後、駅まで戻ったら大阪方面へ線路沿いに歩いた。
菫が言うには駅と駅の中間に目的地があるらしい。
二人は空白の時間を埋めるように、それぞれたわいない話を交わした。
二人のアバターはそれを肩の上で微笑ましく見守る。
るる「あー暑いし疲れた」
すみれ「到着ー」
るる「園芸店やん」
すみれ「大きくて立派でしょ」
るる「いや、約束のカフェは?」
すみれ「中にあるよ」
園芸店は広々としていて、多様な植物は主に屋外にあって、二階建ての開放された建物には園芸用品が並んでいた。
カフェはその建物の斜め向かいあった。
洋風の外観がとてもお洒落。
菫の勧めで、二人はテラス席で食べることに決めた。
るる「外は暑いて」
すみれ「日陰だし気持ちいいでしょ」
るる「ほっけのミイラでも作るつもりか」
ほっけ「小娘ー!」
るる「はあ……暑苦しい」
ほっけ「わしのことか?お?」
すみれ「私が取ってくるから、ここで仲良く待っててね」
るる「人間と魚が仲良くなることはないんやで。弱肉強食やからな」
ほっけ「わしが魚に見えるとは熱中症にでもなったか。おーおー可哀想にのう」
るる「また白髪増えたんちゃう?ストレス?」
ほっけ「初めっから、しろかみ、じゃ!ばーか!」
るる「テーブルから落ちてまえ」
ほっけ「やめんか危ない!二度とデコピンするな!」
るる「うりうり」
ほっけ「グリグリすゆな!アバターがやり返しぇんことをいい事に、こにょ卑怯にゃぞ!通報しゅゆぞ!」
ひめ「楽しそう」
るる「どこがやねん」
ほっけ「姫様よ、動画を撮るのはやめとくれ」
すみれ「どしたのー」
ひめ「これ観てください」
るる「やめろこらおい」
すみれ「仲良いじゃん。安心した」
ほっけ「菫、わしは虐められておったのじゃぞ。しっかりしとくれ」
すみれ「まあまあ。はい、お待たせー」
るる「何やこれ。瓶に苔入っとるやん。コケにしとんか食い物ちゃうぞこれ」
すみれ「いえーい!」
るる「勝手に写真撮るな!一人で撮れ!」
すみれ「これパフェだよ」
るる「パフェかい。ほんまや、よう出来とんなこれ」
すみれ「そこの小屋は苔テラリウムがたくさんあるから、後で見てみようね」
ほっけ「いえーい!」
るる「食べ物の写真撮る女、大っ嫌いや」
ひめ「いえーい」
るる「ふぬぬ……!」
ひめ「思い出にと思いまして」
るる「ち、一枚だけやで」
ひめ「はい」
すみれ「いえーい!」
るる「お前は撮るな」
すみれ「ああー!」
るる「うるさい!何や!」
すみれ「中山寺の隠れ名物、蓮ごはん食べ忘れた……季節のパフェがまた立派でね、とほほ……」
るる「今度でええやん」
すみれ「あ、そっか。いつでも行けるじゃん」
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