115 / 115
HAVE A LOVELY DAY!
しおりを挟む
ミルク「今年も今日で、終わりだね」
イチゴ「ゲストハウスと教会と、バイバイだね」
ココア「ブラウニーとも、しばらくは」
ブラ「くそ……」
ミルク「毎日でも会いに来るからね」
ブラ「ぶっ!」
イチゴ「来年、みんなで絶対にサーカス見に行こうね」
ミルク「せっかくチケット貰ったもんね。ファミリアのサーカスなんてオリオンサーカス団だけだもん。絶対に観に行かなきゃ」
ブラ「ぷりお」
ミルク「もちろんブラウニーも一緒だよ。ドラゴンのヘリオドールに会いたいでしょう」
ブラ「ぷぴ!」
ココア「オリオンサーカス団が来年、この都市に来てくれればいいですけどね」
ミルク「来てくれなかったらユーエフオーに乗って、どこでも行けばいいよ」
ココア「民間のユーエフオーは高いですよ」
ミルク「教会のユーエフオーでいいじゃん」
ココア「お出掛けに使うのに許してくれるかどうか」
イチゴ「私達は有名人だしイケるイケる」
ココア「考えが甘いですね」
イチゴ「イチゴだもーん」
ミルク「イチゴは甘酸っぱくない?」
イチゴ「そうだね。ミルクの方が甘いね」
ミルク「ココアは甘いになるのかな?」
ココア「甘いに決まっているでしょう」
ミルク「どう思う?」
イチゴ「うーん。普通?」
ココア「普通?」
ミルク「え?」
イチゴ「ちょっと苦いかも」
ココア「そんなことないでしょう」
ミルク「あ、ミルクココアなら甘いよ」
イチゴ「私はミルク入れたことない。ミルク入れるの?」
ミルク「入れるよ。当たり前じゃん」
イチゴ「コーヒーもココアもブラックが大人だって言ってたから」
ココア「貴女は何でも大人の真似をしようとしますね」
イチゴ「いつか大人になるんだよ」
ココア「それはそうですけど、まだまだ先のことです」
ミルク「人生は、ちょー長いもんね」
ココア「ふふ、いくつでそんなこと言っているのですか」
ミルク「五才。置いてけぼりの五才だよ」
ココア「何度も言いますが、私達はこれからもずっと友達です」
ミルク「本当にそうなるかな。小学校、中学校、高校、大学。調べてみたけど友達関係はコロコロ変わるって。それで大人になると減っていくんだって。不思議だね」
ココア「余計なこと調べて」
イチゴ「減らないよ。友達も家族もどんどん増えるよ」
ミルク「そう、ネオン街ならね。私はネオン街の人じゃないからそうはならないよ」
イチゴ「ネオン街においで」
ミルク「やだ」
イチゴ「何でよ」
ココア「あーもう。最後の日に暗いこと考えるのはやめてください」
ミルク「ココアなんて絶対にギャルになるよ。私みたいな子はすぐに捨てられる」
ココア「バカか」
イチゴ「不良になって喧嘩とかしそう」
ココア「おまえもバカ。イチゴの方が、やんちゃするでしょう」
イチゴ「しないよ。喧嘩は絶対にしちゃダメだからね」
ミルク「しょっちゅうしてたけど」
イチゴ「バットで叩いてないでしょう」
ココア「それヤバい喧嘩じゃないですか。あり得ません恐ろしい」
イチゴ「私は勉強を頑張って、ママみたいなジョッキーになるから。それでお金を稼いで、パパみたいにパチンコするの」
ココア「いい話みたいな酷い話」
イチゴ「何でそういうこと言うの」
ココア「私は、お母さんやお父さんのようにはなりません。絶対に軍人にも先生にもなりません。たくさん勉強して想像力を鍛えて、魔法をどんどん増やして精神を鍛えて、誰よりも立派な魔法使いになります」
ミルク「邪悪な魔法は増やしちゃダメだよ」
ココア「だから邪悪じゃないっての!」
イチゴ「ミルクは何になりたい?」
ミルク「ムシキュア」
ココア「うーん……」
ミルク「なれないのは分かってるよ!だからアニメとか漫画の勉強するの!嫌だけど、お父さんに絵の描き方を教えてもらってね」
イチゴ「ムシキュアを作るの?」
ミルク「作るよ。無理だったら他のことするし、ファンのままでもいいと思ってる。クリエイターとファンじゃ全然違うからね。考え方もそうだし、楽しみ方もきっと違う。それに調べてみるとアニメの仕事は色々あって、それのどれに関われてもいいと思うけど、自分の考えが絶対にアニメになるわけじゃなくて、一番は声優になれたらいいんだけど厳しい世界だから」
ココア「ストップ」
イチゴ「よく分かったよ」
ミルク「あ、そう?」
ココア「ミルク、貴女が一番しっかりしています」
イチゴ「天才だよ。さすがリーダー」
ミルク「えへへ、そっかなー」
イチゴ「ブラウニーの夢は?」
ブラ「うんこ」
イチゴ「だって」
ココア「すでにほとんどウンコですけど」
ミルク「いい子だよブラウニーは。私達がいない間は他のファミリーを助けたい、ファミリーを助けるのがファミリアの役割で使命だから。だってさ」
ココア「ウンコの一言にそんなメッセージがあったのですか!?」
イチゴ「やっぱウンコすげえ!」
ミルク「私達が神父さんに伝えておくよ。いいよね、ココア」
ココア「え、ええ結構です」
イチゴ「がんばれブラウニー」
ブラ「じゃー!」
ココア「おや、そろそろお夕飯の時間ですね。ブラウニーが食べるチョコを用意しなくては」
ミルク「いよいよ最後の夜ご飯だね」
イチゴ「うん。世界の終わりみたい」
ミルク「やーめーてーよー!!」
ココア「今日は泣かないと決めていたのに、泣いてしまいましたね」
ミルク「嘘泣きだもん」
イチゴ「えー!」
ミルク「ごめんね。ぺろ」
ココア「今までもぜんぶ嘘泣きですよ」
イチゴ「ええー!」
ミルク「ぜんぶじゃないよ」
イチゴ「どっちが嘘つきなの」
ミルク「ややこしいことになったよ」
ココア「貴女の積み重ねた嘘のせいでしょう」
ミルク「なにそれ性格悪い。ひっどい言い方するね」
ココア「酷いのは平気で嘘つくおまえ」
ブラ「えええいいああ!!」
イチゴ「泣かない泣かない」
ココア「ミルクの真似をして喧嘩を止めようとしたみたいです」
ミルク「ちょーびっくりした」
イチゴ「よしよし。もう平気。どんな時でも笑顔が大事だからね」
ブラ「うんこ!」
イチゴ「わははー!て大声で笑えば嫌なことは遠くに吹っ飛んで、さようなら、なんだよ!」
ブラ「さよおなら!ぶっ!」
ミルク「笑えない」
ココア「チョコはここに。では行きましょう」
イチゴ「待ってよ。三人で仲良く行こう」
ミルク「今日は一番じゃなくていいの?」
イチゴ「いいの。三人で一番になろう」
ココア「お先に失礼!」
イチゴ「あー!私が一番だから!」
ミルク「なんだ。いつも通りじゃん」
イチゴ「置いてくよー!」
ミルク「それだけはやめて!」
ココア「では、手を繋いで行きましょう」
イチゴ「リーダーが真ん中ね」
ミルク「うん!イチゴミルクココア……しゅっぱーつ!!」
イチゴ「ゲストハウスと教会と、バイバイだね」
ココア「ブラウニーとも、しばらくは」
ブラ「くそ……」
ミルク「毎日でも会いに来るからね」
ブラ「ぶっ!」
イチゴ「来年、みんなで絶対にサーカス見に行こうね」
ミルク「せっかくチケット貰ったもんね。ファミリアのサーカスなんてオリオンサーカス団だけだもん。絶対に観に行かなきゃ」
ブラ「ぷりお」
ミルク「もちろんブラウニーも一緒だよ。ドラゴンのヘリオドールに会いたいでしょう」
ブラ「ぷぴ!」
ココア「オリオンサーカス団が来年、この都市に来てくれればいいですけどね」
ミルク「来てくれなかったらユーエフオーに乗って、どこでも行けばいいよ」
ココア「民間のユーエフオーは高いですよ」
ミルク「教会のユーエフオーでいいじゃん」
ココア「お出掛けに使うのに許してくれるかどうか」
イチゴ「私達は有名人だしイケるイケる」
ココア「考えが甘いですね」
イチゴ「イチゴだもーん」
ミルク「イチゴは甘酸っぱくない?」
イチゴ「そうだね。ミルクの方が甘いね」
ミルク「ココアは甘いになるのかな?」
ココア「甘いに決まっているでしょう」
ミルク「どう思う?」
イチゴ「うーん。普通?」
ココア「普通?」
ミルク「え?」
イチゴ「ちょっと苦いかも」
ココア「そんなことないでしょう」
ミルク「あ、ミルクココアなら甘いよ」
イチゴ「私はミルク入れたことない。ミルク入れるの?」
ミルク「入れるよ。当たり前じゃん」
イチゴ「コーヒーもココアもブラックが大人だって言ってたから」
ココア「貴女は何でも大人の真似をしようとしますね」
イチゴ「いつか大人になるんだよ」
ココア「それはそうですけど、まだまだ先のことです」
ミルク「人生は、ちょー長いもんね」
ココア「ふふ、いくつでそんなこと言っているのですか」
ミルク「五才。置いてけぼりの五才だよ」
ココア「何度も言いますが、私達はこれからもずっと友達です」
ミルク「本当にそうなるかな。小学校、中学校、高校、大学。調べてみたけど友達関係はコロコロ変わるって。それで大人になると減っていくんだって。不思議だね」
ココア「余計なこと調べて」
イチゴ「減らないよ。友達も家族もどんどん増えるよ」
ミルク「そう、ネオン街ならね。私はネオン街の人じゃないからそうはならないよ」
イチゴ「ネオン街においで」
ミルク「やだ」
イチゴ「何でよ」
ココア「あーもう。最後の日に暗いこと考えるのはやめてください」
ミルク「ココアなんて絶対にギャルになるよ。私みたいな子はすぐに捨てられる」
ココア「バカか」
イチゴ「不良になって喧嘩とかしそう」
ココア「おまえもバカ。イチゴの方が、やんちゃするでしょう」
イチゴ「しないよ。喧嘩は絶対にしちゃダメだからね」
ミルク「しょっちゅうしてたけど」
イチゴ「バットで叩いてないでしょう」
ココア「それヤバい喧嘩じゃないですか。あり得ません恐ろしい」
イチゴ「私は勉強を頑張って、ママみたいなジョッキーになるから。それでお金を稼いで、パパみたいにパチンコするの」
ココア「いい話みたいな酷い話」
イチゴ「何でそういうこと言うの」
ココア「私は、お母さんやお父さんのようにはなりません。絶対に軍人にも先生にもなりません。たくさん勉強して想像力を鍛えて、魔法をどんどん増やして精神を鍛えて、誰よりも立派な魔法使いになります」
ミルク「邪悪な魔法は増やしちゃダメだよ」
ココア「だから邪悪じゃないっての!」
イチゴ「ミルクは何になりたい?」
ミルク「ムシキュア」
ココア「うーん……」
ミルク「なれないのは分かってるよ!だからアニメとか漫画の勉強するの!嫌だけど、お父さんに絵の描き方を教えてもらってね」
イチゴ「ムシキュアを作るの?」
ミルク「作るよ。無理だったら他のことするし、ファンのままでもいいと思ってる。クリエイターとファンじゃ全然違うからね。考え方もそうだし、楽しみ方もきっと違う。それに調べてみるとアニメの仕事は色々あって、それのどれに関われてもいいと思うけど、自分の考えが絶対にアニメになるわけじゃなくて、一番は声優になれたらいいんだけど厳しい世界だから」
ココア「ストップ」
イチゴ「よく分かったよ」
ミルク「あ、そう?」
ココア「ミルク、貴女が一番しっかりしています」
イチゴ「天才だよ。さすがリーダー」
ミルク「えへへ、そっかなー」
イチゴ「ブラウニーの夢は?」
ブラ「うんこ」
イチゴ「だって」
ココア「すでにほとんどウンコですけど」
ミルク「いい子だよブラウニーは。私達がいない間は他のファミリーを助けたい、ファミリーを助けるのがファミリアの役割で使命だから。だってさ」
ココア「ウンコの一言にそんなメッセージがあったのですか!?」
イチゴ「やっぱウンコすげえ!」
ミルク「私達が神父さんに伝えておくよ。いいよね、ココア」
ココア「え、ええ結構です」
イチゴ「がんばれブラウニー」
ブラ「じゃー!」
ココア「おや、そろそろお夕飯の時間ですね。ブラウニーが食べるチョコを用意しなくては」
ミルク「いよいよ最後の夜ご飯だね」
イチゴ「うん。世界の終わりみたい」
ミルク「やーめーてーよー!!」
ココア「今日は泣かないと決めていたのに、泣いてしまいましたね」
ミルク「嘘泣きだもん」
イチゴ「えー!」
ミルク「ごめんね。ぺろ」
ココア「今までもぜんぶ嘘泣きですよ」
イチゴ「ええー!」
ミルク「ぜんぶじゃないよ」
イチゴ「どっちが嘘つきなの」
ミルク「ややこしいことになったよ」
ココア「貴女の積み重ねた嘘のせいでしょう」
ミルク「なにそれ性格悪い。ひっどい言い方するね」
ココア「酷いのは平気で嘘つくおまえ」
ブラ「えええいいああ!!」
イチゴ「泣かない泣かない」
ココア「ミルクの真似をして喧嘩を止めようとしたみたいです」
ミルク「ちょーびっくりした」
イチゴ「よしよし。もう平気。どんな時でも笑顔が大事だからね」
ブラ「うんこ!」
イチゴ「わははー!て大声で笑えば嫌なことは遠くに吹っ飛んで、さようなら、なんだよ!」
ブラ「さよおなら!ぶっ!」
ミルク「笑えない」
ココア「チョコはここに。では行きましょう」
イチゴ「待ってよ。三人で仲良く行こう」
ミルク「今日は一番じゃなくていいの?」
イチゴ「いいの。三人で一番になろう」
ココア「お先に失礼!」
イチゴ「あー!私が一番だから!」
ミルク「なんだ。いつも通りじゃん」
イチゴ「置いてくよー!」
ミルク「それだけはやめて!」
ココア「では、手を繋いで行きましょう」
イチゴ「リーダーが真ん中ね」
ミルク「うん!イチゴミルクココア……しゅっぱーつ!!」
0
お気に入りに追加
3
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
絶対に間違えないから
mahiro
恋愛
あれは事故だった。
けれど、その場には彼女と仲の悪かった私がおり、日頃の行いの悪さのせいで彼女を階段から突き落とした犯人は私だと誰もが思ったーーー私の初恋であった貴方さえも。
だから、貴方は彼女を失うことになった私を許さず、私を死へ追いやった………はずだった。
何故か私はあのときの記憶を持ったまま6歳の頃の私に戻ってきたのだ。
どうして戻ってこれたのか分からないが、このチャンスを逃すわけにはいかない。
私はもう彼らとは出会わず、日頃の行いの悪さを見直し、平穏な生活を目指す!そう決めたはずなのに...……。
忘却の艦隊
KeyBow
SF
新設された超弩級砲艦を旗艦とし新造艦と老朽艦の入れ替え任務に就いていたが、駐留基地に入るには数が多く、月の1つにて物資と人員の入れ替えを行っていた。
大型輸送艦は工作艦を兼ねた。
総勢250艦の航宙艦は退役艦が110艦、入れ替え用が同数。
残り30艦は増強に伴い新規配備される艦だった。
輸送任務の最先任士官は大佐。
新造砲艦の設計にも関わり、旗艦の引き渡しのついでに他の艦の指揮も執り行っていた。
本来艦隊の指揮は少将以上だが、輸送任務の為、設計に関わった大佐が任命された。
他に星系防衛の指揮官として少将と、退役間近の大将とその副官や副長が視察の為便乗していた。
公安に近い監査だった。
しかし、この2名とその側近はこの艦隊及び駐留艦隊の指揮系統から外れている。
そんな人員の載せ替えが半分ほど行われた時に中緊急警報が鳴り、ライナン星系第3惑星より緊急の救援要請が入る。
機転を利かせ砲艦で敵の大半を仕留めるも、苦し紛れに敵は主系列星を人口ブラックホールにしてしまった。
完全にブラックホールに成長し、その重力から逃れられないようになるまで数分しか猶予が無かった。
意図しない戦闘の影響から士気はだだ下がり。そのブラックホールから逃れる為、禁止されている重力ジャンプを敢行する。
恒星から近い距離では禁止されているし、システム的にも不可だった。
なんとか制限内に解除し、重力ジャンプを敢行した。
しかし、禁止されているその理由通りの状況に陥った。
艦隊ごとセットした座標からズレ、恒星から数光年離れた所にジャンプし【ワープのような架空の移動方法】、再び重力ジャンプ可能な所まで移動するのに33年程掛かる。
そんな中忘れ去られた艦隊が33年の月日の後、本星へと帰還を目指す。
果たして彼らは帰還できるのか?
帰還出来たとして彼らに待ち受ける運命は?
俺が悪役令嬢になって汚名を返上するまで (旧タイトル・男版 乙女ゲーの悪役令嬢になったよくある話)
南野海風
ファンタジー
気がついたら、俺は乙女ゲーの悪役令嬢になってました。
こいつは悪役令嬢らしく皆に嫌われ、周囲に味方はほぼいません。
完全没落まで一年という短い期間しか残っていません。
この無理ゲーの攻略方法を、誰か教えてください。
ライトオタクを自認する高校生男子・弓原陽が辿る、悪役令嬢としての一年間。
彼は令嬢の身体を得て、この世界で何を考え、何を為すのか……彼の乙女ゲーム攻略が始まる。
※書籍化に伴いダイジェスト化しております。ご了承ください。(旧タイトル・男版 乙女ゲーの悪役令嬢になったよくある話)
目立ちたくない召喚勇者の、スローライフな(こっそり)恩返し
gari
ファンタジー
突然、異世界の村に転移したカズキは、村長父娘に保護された。
知らない間に脳内に寄生していた自称大魔法使いから、自分が召喚勇者であることを知るが、庶民の彼は勇者として生きるつもりはない。
正体がバレないようギルドには登録せず一般人としてひっそり生活を始めたら、固有スキル『蚊奪取』で得た規格外の能力と(この世界の)常識に疎い行動で逆に目立ったり、村長の娘と徐々に親しくなったり。
過疎化に悩む村の窮状を知り、恩返しのために温泉を開発すると見事大当たり! でも、その弊害で恩人父娘が窮地に陥ってしまう。
一方、とある国では、召喚した勇者(カズキ)の捜索が密かに行われていた。
父娘と村を守るため、武闘大会に出場しよう!
地域限定土産の開発や冒険者ギルドの誘致等々、召喚勇者の村おこしは、従魔や息子(?)や役人や騎士や冒険者も加わり順調に進んでいたが……
ついに、居場所が特定されて大ピンチ!!
どうする? どうなる? 召喚勇者。
※ 基本は主人公視点。時折、第三者視点が入ります。
人質から始まった凡庸で優しい王子の英雄譚
咲良喜玖
ファンタジー
アーリア戦記から抜粋。
帝国歴515年。サナリア歴3年。
新国家サナリア王国は、超大国ガルナズン帝国の使者からの宣告により、国家存亡の危機に陥る。
アーリア大陸を二分している超大国との戦いは、全滅覚悟の死の戦争である。
だからこそ、サナリア王アハトは、帝国に従属することを決めるのだが。
当然それだけで交渉が終わるわけがなく、従属した証を示せとの命令が下された。
命令の中身。
それは、二人の王子の内のどちらかを選べとの事だった。
出来たばかりの国を守るために、サナリア王が判断した人物。
それが第一王子である【フュン・メイダルフィア】だった。
フュンは弟に比べて能力が低く、武芸や勉学が出来ない。
彼の良さをあげるとしたら、ただ人に優しいだけ。
そんな人物では、国を背負うことが出来ないだろうと、彼は帝国の人質となってしまったのだ。
しかし、この人質がきっかけとなり、長らく続いているアーリア大陸の戦乱の歴史が変わっていく。
西のイーナミア王国。東のガルナズン帝国。
アーリア大陸の歴史を支える二つの巨大国家を揺るがす英雄が誕生することになるのだ。
偉大なる人質。フュンの物語が今始まる。
他サイトにも書いています。
こちらでは、出来るだけシンプルにしていますので、章分けも簡易にして、解説をしているあとがきもありません。
小説だけを読める形にしています。
巻添え召喚されたので、引きこもりスローライフを希望します!
あきづきみなと
ファンタジー
階段から女の子が降ってきた!?
資料を抱えて歩いていた紗江は、階段から飛び下りてきた転校生に巻き込まれて転倒する。気がついたらその彼女と二人、全く知らない場所にいた。
そしてその場にいた人達は、聖女を召喚したのだという。
どちらが『聖女』なのか、と問われる前に転校生の少女が声をあげる。
「私、ガンバる!」
だったら私は帰してもらえない?ダメ?
聖女の扱いを他所に、巻き込まれた紗江が『食』を元に自分の居場所を見つける話。
スローライフまでは到達しなかったよ……。
緩いざまああり。
注意
いわゆる『キラキラネーム』への苦言というか、マイナス感情の描写があります。気にされる方には申し訳ありませんが、作中人物の説明には必要と考えました。
武田義信に転生したので、父親の武田信玄に殺されないように、努力してみた。
克全
ファンタジー
第6回カクヨムWeb小説コンテスト中間選考通過作
アルファポリス第2回歴史時代小説大賞・読者賞受賞作
原因不明だが、武田義信に生まれ変わってしまった。血も涙もない父親、武田信玄に殺されるなんて真平御免、深く静かに天下統一を目指します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる